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普通のキノコのように、地面からにょっきりと立ち上がって傘が開いてしまうと、香りも味も落ちるのだそうだ。だから、傘の開いていないもの採るためには、ほんの少し頭を持ち上げたところを見極めなければならず、素人が採るのは中々難しいとのこと。
有名な産地は、長野県のほか石川・岐阜・京都・岡山・広島などで、あかまつ、とどまつ、えぞまつなどの林に出るという。豊かな香りを活かした料理は、炊き込みご飯、吸い物、網焼き、てんぷら、土瓶蒸し、松茸酒などのほか、鶏肉のすき焼きに薄切りの松茸を入れた鍋も美味しい。講釈などなしに、五感で味わったほうが利口だよね。(土屋)
昔の漫画には良く柿の話がでてきて、主人公が苦労して採った(盗った?)柿にかぶりつくと渋柿だったという笑い話が多かった。子どもも柿の美味しさを知らなくなった。皮を剥いたり種があるものは「めんどくせー」なのだそうだ。外国産やハウス物など季節に関係なく果物が手に入るようになり、冬の保存食としての役目も今は昔となった。
甘柿の生食もいいけれど、渋柿を干したものはお菓子としても最高。長野県では南信州の市田柿が干し柿で有名で、この季節になるとテレビなどに皮むき作業と「柿すだれ」の映像を良く見る。小さめの実を天然乾燥すると、白い粉(ブドウ糖)と柿色の混ざった自然のオレンジ色となって美しい。渋めのお茶と一緒に、あの甘さを食べたくなった。(土屋)
調べると、花穂が動物の尾に似ていることから尾花とも呼ばれるイネ科の多年生草とのこと。しかし、狐の尾にしちゃあ短いし、園芸用の「鷹の羽ススキ」という鳥関係の名前のものもあるから、鶏の尾のことかなとも思う。古くからの名づけられ方に想像が広がる。
合掌造りなどに残る「萱(茅・カヤ)葺き屋根」の屋根には、葺く材料としてススキが使われているし、ススキは利尿剤などの薬にもなったという。利用価値のあるススキの生える草原を昔から「茅場(カヤバ)」と呼んだそうだ。東京の茅場町はその名残りの地名なのかも。
ススキにかぎらずイネ科の花は風媒花だが、子孫を残せる重い種子から風に運ばれ、軽い種子はそのまま冬まで残って枯れ尾花になるのだとか。花言葉は「勢力」「活力」。(土屋)
深めの水槽でしばらく飼っていたが、ときどき逃げ出すので驚く。いったいどうやって、ツルツルの水槽の高さをクリアするのか。何度も逃げるので、子どもと相談して川に戻すことにした。
サワガニは近くの渓流(沢)などにたくさんいる。子どもが石をはぐってサワガニを捕まえようとする姿は、自分が子どものころの姿とまったく同じだった。きれいな水にしか棲めないというサワガニのいる川を残せるようにしなくてはと思う。調べてみると、冬は川の近くの岩陰などで冬眠し、寿命は数年-10年ほどもあるという。
上高井郡高山村の松川渓谷沿いにある五色温泉の宿の前には「沢がにの から揚げここは 奥しなの」という句碑があって、料理にもサワガニが出されるとか。
朝晩の涼しさに加速度がつきだしたこのごろ、松川渓谷へ紅葉狩りに行ってみたいと思った。(土屋)