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梅は、バラ科の落葉樹で中国の国花。中国渡来のため日本の花の咲かない時期に花をつけるとか。 県内でも小諸市が市の木に、宮田村は村花にしている。菅原道真の和歌では「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」があり、京都から大宰府(福岡県)まで道真を慕って一晩で移ったという飛び梅伝説は有名だ。
青い梅はそのまま食すと中毒するというが、アルコールや熱で毒性が低下し、梅酒や梅干として利用されていて美味しい。花言葉は「高潔な心」「澄んだ心」「独立」などだとか。(土屋)
道路原票は、道路の起点となる標識で、1919(大正8)年道路法施行令によって各市町村に置くことが決められたという。
当時は、国道や県道、市町村道などの基準点を表し、交通整備に寄与したのだろう。全国でも、小学校、寺社仏閣の門前、郵便局、農協、駐在所、公民館の前など、市町村の中での交通の要衝、町の中心地だった場所に残っていることが多いとのこと。ちなみに、日本国道路原票は東京日本橋の中央(道路の真ん中)にあるそうで、そのレプリカが日本橋のたもとにあって皆が触るのでピカピカしているそうだ。
春の匂いとともに、まさに起点からの様々な旅立ちを送る季節となった。(土屋)
ニュースを聞いて行って見ると、大勢の方が見に来ていた。
節分草(セツブンソウ)はキンポウゲ科の多年草で、白い花びらに見えるところはガクが変化したものとのこと。標高の高いこのあたりは、節分ではなく3月になってから2~3週咲くそうだ。
節分草は乱採取され、絶滅の危険が増大している種(絶滅危惧Ⅱ類)にも指定されているとか。日陰にたくさんの小さな白い花が咲いていて、花が退化した中心の黄色い蜜線や青紫色のオシベのところに、早くもミツバチが飛び回っていた。(土屋)
先日、久しぶりに見た氷川丸は、当時と同様に山下公園前で係留されていて、以前よりきれいになったように思った。このごろは、横浜といえば「みなとみらい地区」、船といえば「日本丸」となってしまい、古いものが押しやられているようで残念な気もする。
氷川丸は、貨客船として1930年に作られ1960年に運航を終わるまで、大勢の乗客や物資を運んだというが、その数奇な運命は第2次世界大戦を抜きには語られないのだろう。大戦前に作られた豪華客船として、船内のデザインはアールデコ調だとか。博物館としての機能もあると思う。歴史の生き証人としてずっと保存されればいいなあ。(土屋)