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線や文字が刻まれ中央から突起物が出た丸い円盤で、校庭の片隅のコンクリート台座の上に設置されている。晴れた日なら、影を利用して時間がわかる。この突起物の角度を、日時計の設置住所の緯度の角度と合わせると、誤差の少ない日時計になるとのこと。県内では、諏訪湖の湖畔公園には巨大なステンレス製の日時計がある。
また、日時計は西洋のものという感じがある。日本の時代小説では、江戸時代など市井の人々が主人公の場合、お寺の鐘が時間を教えてくれるものとして描かれている。調べると、日の出から日の入りまでを6等分していたので、夏と冬では昼間の時間がかなり違っていたらしい。明るいうちは働き、暗くなったら眠るという自然に即した時間管理なのだ。生活のリズムが自然に即していたほうが人間らしいと思うのはいけないことかな。(土屋)
白い雪景色の中にポツポツと動物の足跡が続いていて、夜の間に食事へ出かけた後かな、寝ぐらに帰る途中だったのかなと、想像してニヤニヤしてしまう。足跡の形や歩き方を調べ、そこから動物の種類や生態を調べたりすることを「アニマル・トラッキング」といい、雪だけでなく砂や土の上の足跡や糞などの痕跡からも観察する学問だとのこと。とっても、おもしろそうだ。
写真の足跡は、後ろ足が長くて大きく前足がちょこんと小さいので野ウサギだと思う。月明りの夜の林を、白く換毛したウサギが、時々立ち止まっては耳を立て、あたりを注意深く見回しながら、食べ物を探しながら歩き回っていたのかも。厳しい冬も始まったばかりです。(土屋)
時々手でもんでやりながら、約1ヶ月天然乾燥させると、やわらかく美味しくなると聞いた。
長野県を代表する干し柿としては、下伊那郡高森町市田の市田柿が有名。南信州の伝統食で、正月の祝席の縁起物として食べられるとも。
甘柿で作る干し柿もあるらしいが、実家では渋柿の皮を剥いて寒風にさらし、ゆっくりと渋味を抜いていた。炬燵に入りながら、白い粉(ブドウ糖)がふいたアメ色の干し柿を食べたのを思い出す。今となると、甘みの濃い上品な風味だと思うが、昔は単なるお茶請けやおやつだった。先般ご承知の「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉。ビタミンCの他、カロチン、食物繊維、ミネラルなどを多く含む柿を、年末年始シーズンの健康維持のために食すのも最適だと思う。(土屋)