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茨城県では普通のアンコウ鍋ではなく、アンコウから出る水分で味噌とともに身や野菜を煮込む食べ方の「どぶ汁」が有名。
アン肝と味噌がからまった濃厚な汁の鍋はとてもおいしいが、鍋をいただいた後にご飯を入れた雑炊が天下一品なのだ。お腹がいっぱいでも、鍋の底をお玉で何度もすくってしまうほど最高の味。
不気味な姿の深海魚が、伝統の解体法の「吊るし切り」でさばかれるのを見るのも一興。体の温まる鍋の季節が到来した。(土屋)
秋の空で高いところにできる雲には色々な名前がついていて、調べるとどれも巻積雲(絹積雲:けんせきうん)の俗称だという。
小さなかたまりの雲が鯖(さば)の背中の模様のような波状のものや、鰯(いわし)の群れのようなもの、魚の鱗(うろこ)に似ているものなど、見え方から名前がついたのだろう。
ちなみに、これらの雲は低気圧が近ずくと出来、やがて天気が崩れて雨がふるといわれているそうだ。
晴れ晴れとした空の高いところに見える雲を見上げると、深呼吸したくなる。(土屋)
まわりの緑の山々が、頂のほうから麓へとなだらかに黄色や赤の色づきが広がっている。
平地でも一気に鮮やかな赤・黄に葉っぱが見ごろとなり、散り始めた木々も多い。
「紅葉狩り」という言葉は、自然を愛で、草花を眺めることを「狩」とつけた、いにしえの時代の富裕層の粋(いき)の世界からのものと思うが、日本の言葉づくりの豊かさを感じる。同じ「紅葉狩」でも、平安時代中期の平維茂(たいらのこれもち)の英雄譚として能などで演じられることも多い、戸隠・鬼無里の鬼女紅葉伝説は有名。。今は長野市となった鬼無里には京に由来する地名が多く、都人が流されていたというのもうなずける自然豊かな良いところだ。水芭蕉の咲くころにまた訪れてみたいと思う。(土屋)
アキアカネというトンボの名前だけは覚えているが、赤い色の濃さも個体差だろうと思っていた。捕まえてよくよく見たり、調べなければ赤トンボに何種類もいるなんてわからないと思う。ましてや、捕まえていたのは子どものころのこと。何かにとまっているトンボの正面で指をぐるぐる回すおなじみのやり方で捕り、指と指の間に羽を挟んで左手に4匹、右手に数匹と友達に見せびらかしたものだ。
トンボの数え方については、専門家は1頭2頭と数えるらしいが、1匹2匹も正しいとのこと。
「夕焼け小焼けの赤トンボ…」の歌い出しで有名な童謡「赤トンボ」は、三木露風が大正時代に詞を書き、山田耕筰が昭和2年に曲をつけたという。この歌が時を超えて愛され続けているのは、秋という季節にぴったりとマッチして私たちの琴線に触れるからなのだろう。(土屋)