10月27日(土)、第5回長野県協同集会が長野市勤労者女性会館「しなのき」(長野市)で開催されました。この集会は、1988年に第1回が開催され、97年に第4回を開いてから10年ぶりの開催となり、県下各地で非営利協同の活動に取り組んでいる人たち約250人が参加しました。 午前中、依田発夫実行委員長(県高齢者生協理事長)による開会挨拶の後、作家で理論社顧問の小宮山量平氏による基調講演「あたらしい友愛精神」を聴きました。小宮山氏は、日本は崩壊しつつあるとして、フランスの自由・平等・友愛の精神を例に、人間としての、兄弟としての愛=協同の精神の大切さを語られ、「回帰・話し合い・ゆっくりと」をキーワードとして今後の心構えを示唆されました。
午後は、専修大学教授の内山哲朗氏をコーディネーターに、医療、福祉、食と農、環境、仕事おこしの各分野の実践報告と参加者との意見交換がありました。生協からは、コープながのの森田澄子理事がパネラーとして出席し、「地球の命をつなぐためのくらし方」と題して、コープながのの環境活動について報告しました。