7月10日(火)長野ホテル犀北館において、2012国際協同組合年長野県協同シンポジウムが開催されました。構成団体の組合員・役職員、賛同団体や一般参加者を含め約500人が出席しました。県生協連からは、会員生協の組合員・役職員をはじめお取引先様や関係団体より70名が出席しました。
冒頭、2012国際協同組合年長野県実行委員会の兼丸良一氏(長野県労働者福祉協議会常務理事)の開会挨拶に続いて、実行委員長の大槻憲雄氏(長野県農業協同組合中央会・各連合会会長)が挨拶を行いました。
基調講演では、内橋克人氏(経済評論家・2012国際協同組合年全国実行委員会代表)が「日本の未来と協同組合の役割~国際協同組合年に寄せて」と題し、東日本大震災がもたらした影響と協同組合が果たした役割、国連が国際協同組合年に託した思い、日本経済の展望と食物(food)、エネルギー福祉(care)のFEC自給圏形成の重要性、新しい協同組合思想を構築する必要性など様々なことがらについて話されました。
また、その後行われたパネルディスカッションでは、ラジオパーソナリティ・フリーキャスターの武田徹氏がコーディネーターを務め、パネラーには、JA松本ハイランドの島田貴美子理事、コープながのの才川理恵組合員理事、長野県労働者福祉協議会の中山千弘理事長、企業組合労協ながのの吉原一典理事の4名がパネラーとなり、「協同のわ(和・輪)を地域に広げよう ~心豊かなくらしと地域社会づくりに向けて~」と題し、パネルディスカッションが行われ、各組織における協同の取り組みが紹介されました。
最後に、2012国際協同組合年「長野県協同宣言」を企業組合労協ながのの宮澤純子理事が朗読し、満場の拍手で採択され、長野県信用農業協同組合連合会の花岡佳市理事長が閉会の挨拶を行いました。
長野県協同シンポジウムに先立ち、第90回国際協同組合デー長野県集会・第42回長野県協同組合連絡会委員会が開催され、第1号議案「平成23年度活動報告並びに収支決算の承認」、第2号議案「平成24年度事業計画並びに収支予算の決定」、第3号議案「長野県協同組合連絡会構成組織の拡充」、第4号議案「平成24年度役員の選任」について提案され、すべての議案が異議なく満場一致の拍手で可決承認されました。平成24年度の連絡会会長には県漁業協同組合連合会の近藤政雄会長が選任されました。その後、県漁業協同組合連合会の藤澤孝男事務局長が「連絡会宣言」を朗読し、拍手で確認されました。
上左:内橋克人氏の講演 上右:パネルディスカッションの様子
下左:第90回国際協同組合デー長野県集会・第42回長野県協同組合連絡会委員会の様子