11月28日(水)信州大学経済学部第3講義室(松本市)において、IYC長野県実行委員会と信州大学経済学部の協働による『2012国際協同組合年記念-社会科学特講「協同組合の現在と未来」』が開講し、当日は経済学部生及び一般参加者40名あまりが受講しました。
最初に、講座担当の金早雪(きむ・ちょそる)教授がガイダンスを行い、JA長野中央会教育部長の丸山剛氏が「協同組合の歴史・特徴とJA」という演題で基調講演を行いました。金教授は「国際協同組合年を記念し、協同組合について実践的に学ぶことを目的に、IYC長野県実行委員会の協力により開講することになった」と開講の趣旨を述べられました。丸山氏からは、協同組合発生の歴史的背景、協同組合の萌芽、ロッチデール原則以来の協同組合原則の変遷、1995年のICA声明の内容、JAの組織・運営・事業などについてわかりやすく解説をしていただきました。受講生からは「JAの准組合員が正組合員より多くなった要因」「非営利なのになぜ剰余金があるのか」「剰余金は地域社会に還元して、地域でお金が回るようにしたらどうか」などの質問や意見が出されました。
講座は12月26日と1月3日を除く毎週水曜日午後1:10~4:30に、信大経済学部で開催されます。受講料は無料、受講を希望される方は、県生協連(TEL026-224-3161)までご連絡ください。