12月19日(水)信州大学経済学部第3講義室(松本市)において、IYC長野県実行委員会と信州大学経済学部の協働による『2012国際協同組合年記念-社会科学特講「協同組合の現在と未来」』の第4回目の講座が開催され、経済学部の学生及び一般の参加者を含め55名が受講しました。
今回の講座は県生協連が担当し、「長野県における生活協同組合の歴史とその役割」と題して県生協連 清水邦明名誉会長が講義を行い、後半は生活協同組合コープながの・長野医療生活協同組合・全労済長野県本部の3生協による各生協の紹介、事業や活動について報告しました。
清水名誉会長からは、世界や日本における生協誕生の経緯、長野県における生協のはじまりや生協の今日的役割、今後生協を広げるために必要な視点などについて解説をいただきました。また、後半は、3生協からのリレー報告が行われ、コープながのの両澤増枝理事からはコープながのの社会的責任報告書に基づき2011年度の取り組みなどについて、長野医療生協の谷口亮一専務理事からは医療生協が目指すものや生協の特徴、主要な活動(健康づくり、まちづくり、組織づくり)などについて、全労済長野県本部の風間広康専務執行役員からは全労済の設立の経緯、事業や活動、共済制度の理念などについて報告をいただきました。
講義及び報告終了後には、参加の学生に対し、「消費者あるいは生活者の視点で、毎日のくらしの中で生協として取り組むべき、あるいは取り組んでほしいこと」、3生協の報告を通して「評価できること、また、疑問に思うこと」などについて課題が出され、それらの課題に対し、受講した学生からレポートが提出されることとなっています。
◆この講座は12月26日と1月3日を除く毎週水曜日13:10~16:30に、信州大学経済学部で1月23日まで開催されます。
受講料は無料です。受講を希望される方は、県生協連(TEL 026-224-3161)までご連絡ください。