7月25日(金)JA長野県ビルにおいて、第86回国際協同組合デー長野県集会・第38回長野県協同組合連絡会委員会が開催され、長野県のJA・生協・漁協・森林組合の連合会役員等29名が出席しました。
開会に際し、JA長野中央会の矢澤利夫専務が「連絡会宣言」を朗読し、満場の拍手で確認されました。続いて、大日方英雄連絡会会長(県森連会長)が主催者挨拶を行った後、議長に就任し議事進行を行いました。
第1号議案の「平成19年度事業報告並びに収支決算の承認について」から、第2号議案「平成20年度事業計画並びに収支予算の決定について」、第3号議案「平成20年度役員の選任について」まで、すべての議案が異議なく承認され、委員会の閉会挨拶を県生協連清水邦明会長理事が行いました。
その後、古田睦美長野大学准教授を講師に迎え「食料自給率向上と地産地消運動」と題して記念講演が行われました。
古田先生は、国内や世界と比較した長野県の産業・地勢や県民性の良い部分、中でも、女性・男性の社会参画率が高く、伝統農業を守る高齢者が残っている点を指摘され、地産地消は、古いものを継承し、若い感性も入れながら息の長い取り組みにしていくことが大切であると話されました。
また、山間部に残る伝統野菜や旬の野菜を町場で販売するといった協同組合の原点ともいえる、大学生たちの実験的な活動についても報告され、地産地消に関する様々な角度からの新鮮な話を聞くことができました。