長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

下期役職員研修会を開催しました!

  • 2022/04/02

長野県生協連は2022年1月21日(金)13時30分からオンライン企画として、2021年度下期役職員研修会を開催し、会員生協から25名が参加しました。県生協連の関佳之専務理事の司会進行で始まり、冒頭、太田栄一会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。

最初の講演は、信州大学経法学部の井上信宏教授より「フューチャー・デザインで考える未来の地域社会と生協の役割」と題して、お話いただきました。ご講演では、フューチャー・デザインとは何か、それは未来社会の人と共感し未来社会の立場に立って現代社会のあり方を考えることで、現在の私たちの「豊かな社会」は未来社会から多くの資源を奪いつくすことによって成り立っていることを受け止める。未来社会を想像してその社会をよりよくなっている社会にするために、現在の課題(環境課題・格差の課題・孤立の問題など)を受け止めて、現代社会で自分自身が何を選択肢どう行動するか?を考える時間となりました。途中「現代社会の持続可能性が問われる社会問題は何か」、「その社会問題の解決にはどうすれば良いか」をグループワークで話し合いました。格差社会と言われる現代社会の問題点は、所得格差ではなく、関係格差であり、それは社会的孤立の問題でもあるとのこと。この社会的孤立による貧困は層として表れないから連帯しづらい特徴があります。この現在の様々な課題に対して生協としてどう取り組んでいくのかが、私たちに課された大切な課題ですねと話されました。最後のテーマは時間の都合でグループワークはできませんでしたが、本日の井上先生の講演を聞いて私たち自身が今後考える宿題をいただきました。

後半の講演は、経済評論家の山崎元氏より「今後の経済展望と私たちが備えるべきこと」と題して、お話いただきました。冒頭に2022年に考えたい4つのリスクとして「新型コロナ」、「パウエルリスク」、「米国と中国」、「岸田リスク」を上げられ、それぞれに私たちの暮らしや経済活動に直結するリスクで、看過できないものと話されました。今後私たちが備えるべきこととしては、人生プランの描き方を自分自身でしっかりと考え、自分に合ったキャリアプランニングを持つこと。自分の数字で老後に備えること、平均値ではなく、一般的な2000万問題でもなく、将来の経済的自立にもつながる人的資本への投資、すなわち「能力」「経験」「時間」「人間関係」への投資を惜しまないことの重要性を話されました。資産運用はシンプルに考え、リスク資産は全世界株式のインデックスファンド1本、安全資産は、個人向け国債変動金利型10年満期とIDeco、NISA(つみたてNISA)をなるべく大きく使うこと。高齢期への備えとしては、自分自身で判断や対応が難しくなることも想定して、「財産管理等委任契約」や「任意後見契約」などの制度も視野に入れて準備をしていくことも知っておくなど具体的なアドバイスもいただきました。時間いっぱいまで分かりやすい具体的なお話で大変有意義な研修会となりました。


国際協力田支援米合同発送式が開催されました

  • 2022/04/02

2022年1月12日(水)JA長野ビル南側入り口にてJA長野中央会、食とみどり・水を守る長野県民会議の主催によるアジア・アフリカ支援米・国際協力田米合同発送式が開催されました。

国際協力田運動は国際的な食糧支援活動で、県内のJA、生産者、小学校・幼稚園、住民ボランティア、労働団体、生協等の協力も得ながら栽培・収穫したお米を毎年1月に食糧難にあえぐアフリカのマリ共和国に贈っています。2021年で24年目を迎えた長野県内での取り組みは、「食とみどり、水を守る長野県民会議」の取り組みとして3,3483kgの収穫、JAグループでは7JAと連合長野で27団体の参加があり、2,700kgの収穫となり、合計で6,048kgの支援米をマリ共和国に向けて送り出すことができました。

国際協力田運動は、お米の生産を通じて食料の多くを輸入に頼っている日本の食生活が、世界の食糧生産事情や飢餓の発生と密接に結びついている事実を考えるきっかけにもなっています。

発送式では、JA長野中央会の武重正史専務理事、食とみどり・水を守る長野県民会議の荒井武志会長より主催者挨拶がありました。また参加者代表として長野県生協連の関専務理事が挨拶をしました。

例年発送式に参加している若穂幼稚園の園児さんや協力してくれた学校からはマリ共和国へのメッセージのポスターが紹介されました。日本各地から集められた支援米をマリ共和国へ届ける役割を担うNPO「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」代表の村上章子氏からのメッセージが披露され、取組に参加した皆さんのメッセージ書き込みの後、記念撮影を行い、トラックに積み込みをして支援米を送り出しました。

運送トラックを見送り、発送式の終了後には、取り組み団体の活動交流会が開催されました。


2021年度第3回医療部会が開催されました

  • 2022/04/02

2022年1月7日(金)14時00分より長野県生協連事務所(長野市)及び会員生協からはWeb会議システムにより医療部会に出席して第3回医療部会が開催されました。長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、県生協連事務局を含めて5名が出席しました。

※会議に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。

冒頭、根本賢一部会長が挨拶を行い、議事を進行しました。

~15:50

1.動報告

①2021年第2回部会報告

事務局が第2回部会報告を行い、確認しました。

②関連会議報告

事務局が以下の会議・学習会の報告を行い、確認しました。

・第4回介護福祉部会報告

・小多機看多機学習会報告

・健康チャレンジ実行委員会報告

・感染防止play!学習会報告

・監事交流会報告

2.協議事項

①2021年度まとめと2022年度の活動計画について

・2021年度の活動まとめについ協議を行いました。協議の結果、まとめ文書を確認しました。

・2022年度の部会開催計画は、第1回を6/28(火)第2回を10月に、第3回を2023年1月に開催する事と

しました。

  ・県外視察計画は、2022年度の第1回部会にて改めて協議することとしました。SDGsをテーマにした組合員活動や鳥取県での活動視察などの意見も出されました。

  ・健康チャレンジの取組は、2022年も今年度同様に協同組合連絡会として実施できるよう県生協連としても努

力していく方向を確認しました。

  ・キックオフ学習会(7月)の講師の候補としては、参加対象を考えて選定することが重要。若い世代の方に

も参加を広げたい気持ちもあるが、現状では中高年の活動を中心的に担っている方々が対象となる。講師候

補としては、子ども白書に執筆している医師、松本大のインターバル速歩の根本先生、諏訪中央病院の高木

宏明先生、民医連の小児科の先生など意見が出され、今後事務局で情報収取して、健康チャレンジ実行委員

会にて決定していく事としました。

  ・地域ごとの協同組合間連携や他団体との連携の取り組みについては意見交換を行い、2022年度計画には現時

点で入れないこととしました。個別に連携や協働ができることがあれば、情報交換を行う程度とすることとしました。

  4)活動交流

 ・資料に沿って各生協より報告し、2021年度の経営乗降や活動状況等について交流しました。

  5)その他

・1月以降の学習会やフォーラムの案内がありました。

・次回部会日程: 2022年6月28日(火)14:00~ 会場:オンライン開催を基本とすることとしました。


長野県協同組合連絡会第2回幹事会が開催されました

  • 2021/12/30

2021年12月21日(火)13時30分より長野県JAビル12階F会議室(長野市)及びオンラインにて、長野県協同組合連絡会第2回幹事会が9団体12名の参加で開催されました。定刻になり、金田事務局の開会宣言の後、中谷幹事が議長を務め議事を進行した。

  • 会議内容
  • 報告事項
    • 幹事の変更について

・事務局より新たに労働金庫の幹事になった石田彩佳氏が紹介され、全員で確認しました。

  • 県産花き一人一束運動の取り組み報告について

・事務局より資料に沿って、8月に取り組んだ県内産カーネーションの取り組みの報告があり、62束(1550本)の協力があったことが報告されました。各参加者からはとても良い取り組みで、今後も必要に応じて継続していきたいとの発言がありました。

  • 協同組合連絡会役員等の担当表確認について

  ・事務局より令和4年の役員選出組織の一覧表の説明があり、全員で確認しました。

  • 信州まるごと健康チャレンジ2021について

  ・事務局より資料にそってこの間の実行委員会の開催報告があり、内容を全員で確認しました。また健康チャレンジ実行委員会の事務局の県生協連より今年度の取り組みの特徴や現在の結果報告ハガキの集約状況などの補足説明がありました。JA中央会からは、JAグループのウォーキング大会の分析報告がありました。

2.協議事項

(1)協同組合職員交流集会の開催について

・事務局より協同組合職員交流集会の開催計画(日程と内容)について説明・提案があり協議を行いました。協議の結果、内容を確認し、新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては中止の判断もやむを得ないことも合わせて確認しました。(※後日、変異株の拡大傾向のため、中止の連絡あり)

(2)次年度予算について

  ・事務局より次年度予算(案)について2案の提案があり、協議を行いました。継続して協議を行うこととして、次回の幹事会にて、次年度年間活動計画と合わせて改めて協議することとしました。

3.その他、次回の会議について

(1)労働者協同組合法について

・企業組合労協ながのの原山専務より、2020年12月の法律の成立を受けて、県内市町村への説明や訪問活動を行っていることや多くの行政から期待と問い合わせがあることなどが報告されました。また、次年度の協同組合連絡会の取り組みの一つとして、労働者協同組合法や活動についての学習会の提案があり、全員で確認しました。また、2022年1月22日(土)13時30分から「信州協働労働推進ネットワーク設立記念フォーラム」の案内があり、当日の参加及び広報への協力依頼がありました。

(2)国産材利用拡大事業による木製品の寄贈について

  ・事務局より森連からの情報提供があり、木製品の寄贈先の候補先の募集につて説明がありました。各構成団体及び起草先の情報があれば、森連に連絡することとしました。

 ・次回会議を1~2月に開催することとし、日時については後日事務局より調整の上案内することとしました。

                                             以上


2021年度第4回介護福祉部会 報告

  • 2021/12/30

2021年12月16日(木)14時00分より長野県生協連事務所及びWEB会議システムにて、第4回介護福祉部会が開催され、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、事務局より5名が参加しました。豊田部会長が挨拶し議事を進行しました。

  • 第3回介護福祉部会報告、9/15小多機・看多機についての学習会報告の確認

事務局より、第3回介護福祉部会報告・学習会報告を受け、確認しました。

  • 小多機・看多機についての学習会(その2)の振り返り

「介護計画作成が重要と改めて感じた」、「現場の声をお聞きでき、とても共感できた」、「予算や計画作りや人員体制の苦労など理解できた」などの感想を交流しました。

環境が許せば、一度現地を視察したいとの意見が出されました。

  • 災害福祉カンタンマップの学習会について

前回の部会で話題にしていた「災害福祉カンタンマップの学習会」を次回の2月17日(木)の部会の中で開催することとし、講師は長野県社協に依頼することとしました。

  • 今後の介護福祉部会の活動について

今後の介護福祉部会の活動について、意見交換を行い以下の意見が出されました。

・以前の県外視察でアオイケアの視察は良かった。今も参加した職員のモチベーションになっている。コロナが収束したら県外視察には行けると良い。

・高口光子(老健星のしずく 看・介護長)(2007年に医療法人財団「百葉の会」にヘッドハンティング。老健「ききょうの郷」のケア改革老健「鶴舞乃城」「星のしずく」の立ち上げに関わる)のセミナー・講演会・介護リーダー論

・介護事業部長に求められることの研修会。生協の介護事業って何なのか?現在、法人でヘルパーを募集しても集まらない。会員生協と県生協連で協力して初任者研修を実施するか。

・現在、法人内では介護事業を拡大する方向では考えられない、そうやって収支を改善させるかが課題になっている。

・生協としての強みを発揮できる介護事業とは何か?明確な方向が見つけられない。

・県生協連として、長野県の介護事業課との相談や懇談ができないか?現状を打開するために。

・日生協の方針「福祉事業中長期戦略検討委員会の中間まとめ」について、コープながのの山口介護部長より報告があり、共有した。今後医療生協でも説明会などの予定がある。

  • 会員交流

各会員生協から資料に基づき報告が行われ交流しました。

  • 次回以降の日程の確認

第5回:2月17日(木)14時00分~16時00分 オンライン開催

※状況を見ながら、今後の部会の開催方法も、次回部会の中で検討していく

※災害福祉カンタンマップの学習会14:00~、その後部会を開催します。