2022年10月20日(木)13時30分からから長野県生活協同組合連合会事務所(長野市)及びWEB会議システムにより第4回理事会が開催され、会長・副会長を含め理事9名、監事2名が本理事会に出席しました。
なお、議事に先立ち理事会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。以下の議題が承認、確認されました。
13時30分、関佳之専務理事が開会を宣言し、太田栄一会長理事が挨拶を行い、理事会規則第7条により議長に関根明副会長理事が選任され、今後の採決方法について確認をして議事に入りました。14時35分にすべての議事を終了し閉会しました
≪議決事項≫
関専務理事より上期のまとめと下期の課題について提案があり、協議を行いました。会員生協と一体となった企画の検討についての意見が出された。協議の結果、提案の通り承認しました。
関専務理事より会員生協の減資に関する件について説明、提案があり協議を行いました。協議の結果、提案の通り承認しました。
関専務理事より食品安全学習会の共催に関する件について説明、提案があり、協議を行った。協議の結果、提案の通り承認しました。
≪協議事項≫
≪報告事項≫
以下の事項を事務局が報告し、了承しました。
1.機関会議等報告
(1)第3回理事会
(2)第4回・第5回常任理事会
(3)9月決算概況
2.その他報告
(1) 第3回介護福祉部会
(2)第2回医療部会
(3)第4回・第5回組合員活動担当者会議
(4)第6回検証団連幹事会
(5)県政要請事項(県労福協)に関する件
(6)沖縄県生協連役員視察研修受け入れの件
⇒沖縄県連視察受け入れに伴って、長野県連の視察の検討について意見が出されました。
(7)自宅療養者の生活物資調達・支援の中間報告
(8)コープおおいた災害インタビューへの協力の件
(9)ボランティアコーディネーション力3級検定
(10)県生協連ニュース
3.情報提供
(1)「信州ふっころフェスティバル2022」開催案内
(2)「コープデジタルフォーラム」開催案内
(3)「生活困窮者支援推進セミナー」開催案内
以上をもってすべての議事を終了し、議長が14時35分に閉会を宣言しました。
2022年10月13日(木)9時00分よりオンラインにて会員活動担当者交流会を開催し、コープながの、長野医療生協、上伊那医療生協、住宅生協、パルシステム山梨、事務局より6名が出席しました。冒頭、事務局が開会挨拶を行い、その後、交流会の議事を進行しました。
なお、議事に先立ち実行委員参加者全員が一同に会するのと同等に十分な意見交換ができることを相互に確認し、全員が自己紹介を行った後に議事に入りました。
◆会議内容・議題
1.前回の議事録の報告をしました。
2.2022年度の下期の研修会・学習会・交流会企画について
<下期研修会について>
・下期役職員研修会開催計画の協議について
「「⑤長野県次期総合 5 か年計画について」の講師依頼について、県も広井教授も無理との報告ののち、「②地域共生社会づくりに向けた県内の多様な団体との協働連携」・「労働者協同組合法の学習と地域での実践事例」をテーマに今後講師選定と準備を進めることとしました。
<オンラインを活用した会議運営のスキルアップ講座>
今後オンラインを活用した会議運営は続くことが想定される。特にズームを使用しての会議運営の工夫やズームの機能などについては、学習会のニーズがあることから、今後講師の選定を行い学習会を計画することとしました。
<12/8ボランティアコーディネーション力3級検定>
長野県社協との共催にて開催する検定について、生協連価格にて受験できることや申し込み後の流れなどについて報告があり、確認しました。
<情報提供>
・現在確定している下期の学習研修機会について、また関連団体のイベント企画について情報を共有しました。
・2022/10下旬~11月県内市町村の消費者行政窓口と消費者団体との懇談会を開催(県消団連)/11/12(土)信州ふっころフェスティバル須坂メセナホール+WEB企画(県社協)/11/16地域共生フォーラム(県社協主催トップセミナー)※生協連参加対象OK/11/25長野県消費者大会(県消団連)/12/3~4まちづくりボランティアフォーラム(県社協)/12/8ボランティアコーディネーション力3級検定試験/1/20 県生協連下期研修会と賀詞交歓会
2.会員交流~主な内容
〇コープながの:食の安全学習会11/28(県連共催)、未使用文具回収11/21~1/20など
〇上伊那医療生協:10/29上伊那健康チャレンジセミナー、SOSネットワークでの連携でJAからお米支援
〇長野県住宅生協:11/26~27 上田ろうきんで住宅不動産フェアー 情報:こども未来住宅支援制度の紹介
〇長野医療:10月~11月生協強化月間、担い手増やし、機関紙配布者増やし、災害復興住宅調査が信毎トップ記事に掲載
〇パルシステム山梨:10月は食品ロス削減月間、推進サポーターになった。生協間連携にて、生協事業での残余食品を山梨大学生協に寄付して、安価での食事提供する企画。
4.その他、次回会議日程
〇11/14(14時~)、12/15(9時~)、1/13(10時~)、2/14(9時~)、日程を確認しました。
7月28日(木)に長野県生協連主催の信州まるごと健康チャレンジ2022キックオフ学習会が開催され、110名以上の参加がありました。
学習会は3部構成で開催されお二人の講師の講演と松本大学の田辺ゼミのみなさんによる運動実践教室が行われました。第1部では広田直子氏(松本大学大学院健康科学研究科/人間兼工学部健康栄養学科教授)を講師にお迎えし、「長野県の健康長寿を延伸させるために~食の課題解決に向けて考えたいこと~」のテーマでご講演いただきました。まず初めに目指すべきは長寿ではなく、健康長寿であると、また健康は手段であり、未来に向かって頑張るための基礎条件であると話され、その健康づくりのカギとなる食の課題を考える大切さがテーマです。栄養不良の二重負荷=『働き盛りの生活習慣病予防と過剰栄養対策』+『高齢期で問題となるフレイル・低栄養対策』という現状があり、長寿県である長野県での食は適切な食事モデルになりうるが、次世代に受け継がれていないことが問題と思われ、松川村での男性の80代と中学生を対象とした調査でその原因が推察される。「沖縄26ショック」という言葉で表現される経済政策の変化による脂質摂取量の変化が、後に成人期の生活習慣病リスクの増大となり平均余命の伸びの低下につながる。長野県でもじわじわと同様の変化が表れている。一方、長野県の特徴として野菜摂取量の日本1位の実績が県民の健康に大きく貢献している事実がある。地物野菜をご近所に配る「お裾分け文化」は健康づくりや地域づくりに大きく寄与しているかもしれない。偉大なるおせっかいは重要なソーシャルキャピタル(社会資源)と言える。健康長寿にむすびついた食事を考える時に、「食事の形」を伝えることが大切だと言える。健康づくりの推進には蜘蛛の巣のような地域のつながりが重要でそのためにはつなぎ役が必要です。地域の資源やつながりに目を向け、これからも大切にしていくことが必要ですと話されました。
第2部では、中島潤子氏(なかじま歯科医院院長/歯学博士/MBA)を講師にお迎えし、「Withコロナ時代の簡単健康法~口呼吸対策に有効な『あいうべ体操とマウステーピング』」のテーマでご講演いただきました。口呼吸と鼻呼吸の違いからご説明いただき、鼻呼吸の効果と大切さそして、日本人の10人に8人は口呼吸を寝ている間にしていると話されました。口呼吸を鼻呼吸に変える方法として、「あいうべ体操」と「マウステーピング」をなかじま歯科医院ではご紹介しているということでした。その患者さんをはじめ、マウステーピングを実践している多くの方々からの事例をご紹介いただき、多くの病気の症状が改善されているとのことでした。花粉症・いびき、無呼吸症候群・夜間頻尿などその他多くの疾患での改善事例があり、マウステーピングは市販のサージカルテープで誰でも簡単に実践できるので、一度関心のある方は試してみてはどうかとのことでした。あいうべ体操やマウステープの実践で健康な人がもっと増えることを願っていますとお話いただきました。
松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子ゼミの3年生ゼミ生8名が担当してくれました。いろいろと検討して「認知症予防のコグニサイズ」「筋トレ講座」そして、「ストレッチング」を内容も全部自分たちで考えて実践してくれました。授業の関係もあり、事前にビデオ撮影した動画による運動教室でしたが、それぞれの講座内容は立っている人、座っている人、後ろ向きの人など見ていてもとても分かりやすく、参加者が画面越しで講義を受けながら全員が体を動かして楽しく実施することができました。
参加者からは、「長野県の県民性からひも解く分析が興味深かったです。そして、やはり各家族で過ごしている私にとっては、今後の課題として「食事の形」を子どものために改めて意識していこうと思いました。また、調理作業や会食の機会も意識して実行回数を増やしていきたいと思いました。」「口呼吸での弊害や病状について詳しく知ることができたのは非常に参考になりました。早速今晩から取り組んでみたいと思います。良い結果が出るように継続する努力をしてみます!」「学生さんたちの動画のおかげで、とてもわかりやすく、アングルが前と横があって見やすかったです。デスクワーク多いですが、少しでも体を動かせてよかった。」など、多くの感想が寄せられ、有意義な学習会となりました。
7月22日(金)に長野県生協連主催の憲法学習会が開催され、70名以上の参加がありました。学習会は共催団体として生活協同組合コープながの・長野県消費者団体連絡協議会・NPO法人ながの消費者支援ネットワークの協力を得て開催されました。講師には神奈川県弁護士会所属で湘南合同法律事務所の太田啓子弁護士をお迎えして、テーマ:「憲法とわたしたちの暮らし」でご講演いただきました。
冒頭、「護憲」より「改憲」より「知憲」が大事と述べられ、今後憲法改正の議論が進む中で、「国民投票」が行われた時に、自分の考えをしっかりと持って投票できることが大切。憲法を尊重し擁護する義務は、天皇・大臣・国会議員・裁判官に課せられた義務であり、国民に課せられた義務ではない。国民は国家に憲法を守らせる側の人間であり、法律は国民が守るべき義務であるから、そもそも、憲法と法律は全く別の物である。
かもがわ出版の「檻の中のライオン」という本の紹介から、憲法は国家権力の濫用を防ぐための社会契約であり、立憲主義の根幹となる。自由権と社会権について、自由権は個人の私的領域への国家権力の介入を排除し、個人の自由を保障するための人権で国家からの自由を表す。社会権は社会的・経済的弱者を保護し、それによって自由な人権主体を維持するための人権で国家による自由を表す。国が自助を促すこと自体、社会権を守る義務を放棄することを示す言葉と言えます。この二つの権利はとても大切な権利ですと話されました。
個人としての尊重と人としての尊重の違いについては、政治家の説明の危険な裏側の意味を示して解説いただき、「個人の尊重」と全体主義の象徴である「戦争」とは相反するものであると話されました。自衛隊と自衛権は必要最小限の防衛力であり、自衛隊は必要最小限度を超えていないので合憲。憲法前文では平和的生存権が歌われている重要な文章だが、憲法改正草案ではこの前文削除が示されている。「敵基地攻撃能力」ってそもそも現実的に可能なのか?憲法9条にも国際法上も違憲であるという事実。「もし外国から攻められたらどうするのか?」という論理は矛盾しており、そもそも、ミサイル攻撃を防げる手立ても、攻撃を防げる原発もないのが現実である。緊急事態条項の創設論議を分かりやすく解説すると、緊急事態には檻から飛び出して「檻の中のライオン」が自分で檻の内側から鍵を開けられるような檻に作り替える動きである。憲法を正しく知ることと憲法を国に守らせることは、国民の義務であり、憲法第十二条では「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と規定されており、私たちが主権者として自覚を持ち、檻の中のライオンの動きに関心を持つことが大切であると話されました。
参加者からは、「ずっと、「勉強しなきゃ!」という意識はあったのですが、なかなか実行できずじまいでした。ライオンの例えがとてもわかりやすかったです。基本のキの部分を学ぶことができたので、今後は自分で深めていこうと思います。憲法と法律の役割分担を把握することの大切さを感じました。」、「日常の中で憲法を意識する事も少なく、こういった学習に参加することの機会が無かったので、「知憲」の大切さが解りました。太田先生の説明もとても分かりやすく、自分の住んでいる国なのに知らなすぎたと学習に参加して痛感しました。」、「大事な憲法について、私は全く知らない!と危機感を覚えました。憲法の義務は政府などに向けられた矢印の方向すら分かっていませんでした。 国家権力の濫用を抑えるための檻の役割が憲法。それを熟知している国民は少ないのではないかと焦ります。また、メディア操作なのか政府の意図か国民の無知かは分かりませんが、9条についての正しい知識を持っていない上での論争が多いように思います。そして、それを鵜呑みにしていた自分もいます。」などの感想が寄せられ、大変有意義な学習会となりました。
2022年10月11日(火)14時00分、オンライン会議システムにより第2回医療部会が開催されました。長野医療生協、上伊那医療生協、県生協連事務局を含めて4名が出席しました。
※会議に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。
冒頭、部会長の根本賢一専務理事(上伊那医療生協)より挨拶があり、根本部会長が議事を進行しました。
(1)2022年度第1回医療部会報告
(2)2022年度健康チャレンジ実行委員会報告・協同組合フェスティバル2022報告・湯浅誠氏講演会報告
・事務局より資料に沿って報告を行い確認しました。
(1)2022年度の活動計画について
・2022年度下期の部会活動計画について協議を行いました。現在の各生協の状況を共有し、検討の結果、県外視察の計画については相手もあることなので準備を進めることとしました。今後の新型コロナ感染状況を確認しながら実施についての判断を行うこととしました。今後は本荘部会長と事務局にて相談調整を進めることとしました。
4.活動交流
・各会員生協より、2022年度の上期の状況を交流しました。
経営状況・活動内容・活動制限などの状況について交流しました。
次回部会日程 2023年 1 月 10日(火)14:00~ オンラインまたは実参加で開催。