講師:日生協の前田昌宏氏
講師:日生協の森口有沙氏
7月17日(木)に長野県生協連主催2025年度職員交流集会が「SDGsの概要や生協のつながり、自分自身の仕事とSDGs」をテーマに開催されました。当日は3会員生協から8名が参加し、事務局を含めて13名で行われました。
太田会長理事の開会挨拶に続き、日本生協連社会・地域活動推進部地域コミュニティーグループの前田昌宏氏、森口有沙氏を講師に「SDGsと生協の取り組み~地域から未来をつくる協働の力~」をテーマにご講演とグループワークを行いました。森口氏の講演の中では、SDGs(持続可能な開発目標)が決定された背景と経過を説明され、生協とSDGsの関連やコープSDGs行動宣言の7つの柱に沿って、全国の生協で取り組んできた活動を交えて、一つずつわかりやすく説明いただきました。次に長野県のSDGsの取り組み状況もご紹介いただき、県内の生協が日々取り組んでいるSDGsの目標達成につながる活動についても改めて確認をして、まとめとして私たち一人ひとりができることを「選ぶこと」「使う・使わないこと」「応援すること」の視点で、バックキャスティングの考え方と合わせて説明いただきました。その後国際協同組合年(IYC2025)の説明を県生協連の中谷事務局長が行いました。
後半は前田氏が講師となり「自分の仕事を見つめなおし、SDGsとの関連を考え、将来の夢を語り合おう」のテーマで2つのグループに分かれてグループワークを行いました。①私の仕事とSDGsの関係は?②2030年の社会とくらしはこうあってほしいな、③そのために今、自分にできる事、の3つのステップで個人ワークとグループワークでの交流を行いました。最後には、グループ毎に、これから私たちにできる事を模造紙にまとめて発表しました。各グループからは『環境問題を改善する取り組みがしたい!』と『今、リサイクルに取り組みたい』とまとめられ、具体的な活動が示され素晴らしい発表となりました。
参加者からは、「SDGsの言葉は知っているが、何となく知っているだけで、何の行動が何の役に立っているのか考える時間ができて良かったです」、「SDGsにつながる活動でも生協が取り組んでいるもので、自分が知らないことがあったので、今度はそれを伝えていく立場になれたらと思いました」、「生協の事業がすべてSDGsにつながっていることにとても嬉しく思いました」などの感想がだされました。後半のグループワークについては、「生協の仲間と交流でき素直に楽しかった。皆さんの考えも大変共感でき刺激にもなりました」、「~、いろいろな生協職員の方と意見を交換する機会が今後もあればと感じました」、「自分ひとりではできない気づきや発見があった。知るということは大切だと思いました」、「自分たちの常識が他の生協の方にはびっくりされることもあり、感動してもらえたことは嬉しかった。自分たちも何かのお役に立てていると実感できました。他生協の方たちとの交流は貴重でした」など、それぞれの参加者にとって自分の仕事を振り返りSDGsとの関連を考える良い機会になったと共に、他職種の方との交流のすばらしさを実感できた交流集会となりました。