長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

信州まるごと健康チャレンジ2025キックオフ学習会を開催!

  • 2025/08/06

藤原協同組合連絡会会長

県健康福祉部健康増進課 大澤友輝さん

県長寿社会開発センター 齊藤むつみさん

7月29日(火)14時00分より、長野市生涯学習センター4階大学習室2・3(長野市)にて、長野県協同組合連絡会主催の「信州まるごと健康チャレンジ2025キックオフ学習会」が開催されました。本学習会は2部構成で行われ、第1部では「長野県 人生100年時代シニア活躍推進事業」について講演と報告が行われ、第2部では「みんなで歌おう!うたごえ広場」と題して参加者一同で歌を楽しみました。会場には生協・森連・長寿・シニア大学・労協・個人など、様々な地域の活動に携わっている方々にご参加いただき、講師と運営スタッフを含め総勢78名の参加となりました。冒頭、藤原忠彦協同組合連絡会会長(長野県森林組合連合会 代表理事会長)の主催者挨拶があり、土屋信一協同組合連絡会幹事長(県生協連専務理事)の司会進行で行われました。

第1部の講演では、長野県健康福祉部健康増進課 主事の大澤友輝さんをお招きし、「人生100年時代シニア活躍推進事業について」ご講演いただきました。本事業は、シニア世代が培った知識や経験を活かし、生涯にわたって活躍できる社会を目指す取り組みであると伺いました。具体的には、シニアの社会参加や就労を促進し、地域を担う人材として活躍できるような支援を行うとのことでした。昨年度の取り組みとして、人生100年時代シニア活躍推進県民会議では、「人生100年時代における共生社会」をテーマにトークセッションや、ワークショップ、さらには「現役世代への普及啓発」の取り組みとして、シニア活動推進コーディネーターによる企業での研修や公民館等との連携による啓発活動が紹介されました。

続いて、公益財団法人 長野県長寿社会開発センター 主任シニア活動推進コーディネーターの齊藤むつみさんをお招きし、「人生100年時代シニア世代の活躍推進」についてご報告いただきました。長寿社会開発センターにおけるシニア世代の活躍推進は、健康寿命の延伸と高齢者の社会参加を促し、地域を支える担い手として生涯にわたって生きがいを持って活躍できる社会を目指すものであると伺いました。また、当開発センターが発行されている「信州版 人生ニモウサク劇場 第2章(当日の手元資料)」を用い、「できることを(趣味・特技を生かす)」「自分らしく(キャリアを活かす・学びを活かす)」「無理なく(無理なく)」をキーワードとした、具体的なつながりを作るお手伝い事例と具体的な取り組み事例が報告されました。

第2部の「みんなで歌おう!うたごえ広場」では、うたごえコーディネーターの神谷ありこさんをお招きして、参加者全員で歌を楽しみました。神谷ありこさんは、うたごえ広場(うたごえ喫茶のステージの司会伴奏)の道40年のベテランで、「歌って、笑って、健康長寿を目指しましょう!」という神谷さんの明るい言葉でうたごえ広場がスタートしました。歌い終わった後の拍手はせず、全員で「イエイッ!」と両手を上げるというユニークなグラウンドルールが設けられ、会場は一体感に包まれました。神谷さんの明瞭な発声と、シナリオにとらわれないアドリブを交えた臨機応変な進行は非常に印象的で、予期せぬ事態にも対応されるプロフェッショナリズムを感じました。途中、参加者の中から男性陣がステージに駆り立てられ、「ラジオ体操の歌」を女性陣の前で歌う場面や、ハワイの花飾りである「レイ」を皆で首にかけ、踊りながら歌うなど、ユーモアあふれる内容で参加者の皆様を最後まで飽きさせることなく、全11曲を歌い切りました。

うたごえコーディネーター 神谷ありこさん

8月1日より「信州まるごと健康チャレンジ2025」がスタートします。今回のキックオフ学習会では、第1部で「人生100年時代」におけるシニア世代の活躍推進に関する事業や実践事例を学び、第2部では歌を通じて誰もが笑顔になれる体験を共有し、参加者全員で健康の大切さを改めて考える機会となりました。このキックオフ学習会を機に、参加者の皆様はもちろん、多くの県民の皆様にご参加いただき、健康増進に向けたチャレンジとなることを心より願っております。

うたごえ広場の様子(会場)