2021年10月15日(金)10時00分より長野県生協連事務所(長野市)及びオンラインシステムにより第1回学生総合共済PJ会議を開催し、コープながの、信州大生協、県連事務局及びコープ共済連、大学生協共済連より7名が出席しました。議事に先立ち部会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができるかを相互に確認しました。(大本氏は音声参加不可でチャットにて参加しました)
◆学生総合共済PJ会議の目的について
意見交換会(9/24)を受けて、県生協連では「外征総合共済PJ会議」を設置し、その目的を確認しました。
〇大学生協と地域生協の情報共有、連携・協働による共済の推進計画の協議と相談の機会。
〇学生総合共済の加入時や在学中・満期時(卒業時)の推進計画の協議の機会。また、組合員への学習企画や健康支援
企画の連携・協働の推進を図る機会。
〇今後の継続した大学生協と地域生協の協力関係構築の機会。
◆会議内容
事務局が9月24日の意見交換会の報告ニュースを紹介し、確認しました。
大学生協共済連の宍戸氏が京滋奈良エリアでの大学・地域連携企画について説明紹介をしました。また、岩手県での卒業予定者向けセミナー(案)などについて説明紹介をして、質疑応答を行いました。
〇大学生協の卒業生向けの取り組みについて、信大生協の関根専務より説明を受け質疑応答を行いました。
・卒業生向けのDM「信州のたより」を12月第2週~第3週頃に発送する。2000人以上へ郵送します。
・卒業生向けの案内は最後のチャンスであり、卒業生の年末帰省のタイミングで、保護者と一緒に見てもらう
想定で案内を作成しています。
・卒業生向けのDMの郵送は、県内6大学生協はどこも同様な取り組みを行っています。
・そのDMに同封する形で、卒業生向けの共済案内や新社会人向けセミナーの案内も可能です。
・新社会人向けセミナーの内容は卒業生のニーズに合ったものにし、開催時期としては3月上旬が良いと思います。
〇地域生協(コープながの)の大学生協との共催連携について、コープながの共済センターの上原センター長よ
り説明があり質疑応答を行いました。
・大学生(保護者)の学生総合共済加入者への満期案内は11/16の満期予告、1月下旬の満期帳票、3月上旬
のリマインドハガキの3回があります。
・満期者からの資料請求への対応の流れについて
・2022年3月卒業予定者向けの案内について→12月に大学生協が郵送するDMへの同封が可能
信大生協の関根専務より、資料最終ページのチラシ原案がとても分かりやすいので、これを同封したいとの
リクエストがありました。
・大学内での「新社会人コースへの移行案内」の掲示について→各大学生協にて掲示案内可能
・学生向け保障セミナーの実施計画について→3月上旬が妥当。開催案内は12月のDMに同封可能
・卒業生向けのセミナーではどんな内容が期待されているのか?→就職への不安や悩み、奨学金の返済など。
・今後の具体的なスケジュールについては、上記資料の報告と質疑の中でほぼ整理できた。今後は、お互いの
根間の活動スケジュールを共有する中で、新たに連携・協働できることを考えていく事としました。
・今後も継続してPJ会議を開催することとしました。
・この会議の内容は県内でコープ共済を取り扱っている生協にも共有することを確認しました。
・次回の会議を11月17日(水)10時30分~ オンラインにて開催することとしました。
以上
2021年10月12日(火)14時00分長野県生協連事務所(長野市)及び会員生協からはWeb会議システムにより医療部会に出席して第2回医療部会が開催されました。長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、県生協連事務局を含めて4名が出席しました。
※会議に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。
冒頭、今年度の部会長根本賢一専務理事(上伊那医療生協)より挨拶があり、根本部会長が議事を進行しました。
(1)2021年度第1回医療部会報告
(2)2021年度第3回介護福祉部会報告、小多機・看多機オンライン学習会報告
(3)信州まるごと健康チャレンジ2021実行委員会報告、学習会開催報告
(4)その他、BDHQ学習会の開催報告
・事務局より資料に沿って報告を行い確認しました。
(1)2021年度の活動計画について
・県外視察に代わる研修会などの企画ついて協議を行いました。協議の結果、「近藤克則先生」の学習会の開催について検討を行い、是非とも2022年度の健康チャレンジのキックオフ学習会での講師候補としてはどうかとの意見が出されました。
・今年度内の研修会・学習会開催についての意見や提案があれば、随時県生協連事務局に連絡することとしました。
4.活動交流
・各会員生協より、2021年度の上期の状況を交流しました。
班会などの地域での活動再開に向けて、各生協が準備を進めているなど報告がありました。
次回部会日程 2022年 1 月 7日(金)14:00~ オンライン開催にて実施予定。
なお、会議に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。
メルマガ第2号と第3号及びそれぞれのメルマガミニアンケートの結果について、事務局が報告して意見交換を行いました。9/30現在、304名の申し込み、61名の登録未完了、243名の登録完了との報告を確認しました。この間のメルマガの内容については、おおむね好評であり、内容についても良いとの評価を確認しました。文章量は少し多めであり、もう少し文章量が少なくても良い。発行頻度はもう少し多い方が良いとの意見がありました。
メルマガ登録者の抽選及び景品のオリジナルタオル発送についても、レジュメの記載の通り確認しました。
松本大学の田邉先生から論文としてまとめることと、結果報告者への5項目のアンケートの実施について提案があり、今年度はテスト調査として、メルマガ登録者へ5項目アンケートを行うことを確認しました。
各構成団体より現在の取り組み状況や今後の結果報告(ハガキ)集約について交流しました。
例年通り、結果報告ハガキのデータ入力をアドユニティーに委託をする。データ入力完了後、松本大学の田邉先生に集計及び分析とまとめを委託する。景品の抽選及び景品の発送についても昨年通りPO印刷に委託することとしました。
結果報告学習会の開催について、県生協連(医療部会)で検討している講師による講演と合わせて、実施する方向で検討します。開催候補日としては、2022年2月8日(火)午後を第一候補、2月15日(火)午前を第二候補として具体化を進めることとしました。
第6回実行委員会 11月30日(火)13時30分~ オンライン会議。
以上
「マネーの正解」~実践編、最初の一歩を知る~
長野県消費者団体連絡協議会は10月7日(木)に、お金の知識を身につける学習会「マネーの正解」~実践編、最初の一歩を知る~をオンライン企画として開催し、長野県内外から15名の参加がありました。講師に長野県労働金庫の営業統括部次長の原田亮氏をお迎えして、前回の第1回目の学習会の続編として、「実践編、最初の一歩を知る」と題してご講演いただきました。前回の「マネーの正解」学習会では講師の方からは、証券会社や金融機関の窓口や、営業の担当者には相談しない方が良いというアドバイスでしたが、今回は働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関である「労働金庫」の原田様に講師をお願いして、お話を伺うこととしました。
「資産運用」ってどんなイメージがありますか?それは、「幸せになるために!」考えることの一つです。30年前は定期預金の金利が6%で定期預金の貯金は11年間で約2倍になる時代でしたが、現在は定期預金の金利は0.002%の時代で、100万円の利息は1年で20円の時代です。時代が大きく変化しているが、投資についての教育を一切受けていない今の時代の人には、資産運用についてマイナスのイメージが多いのが現実です。しかし、iDeCoの加入者は3年間で2.3倍、つみたてNISAの口座数は4年で7倍に増加している時代ですから、実は世間では投資がどんどん身近なものになってきているのです。
初めての投資を考える時のキーワードとして、【積立・長期・分散投資】を紹介いただきました。「積立」とは毎月積み立てながら投資をしていく方法で、価格の変動に強いと言える。毎月定額を積み立てるということは、価格が下落した時には多く購入できるし、価格が高い時には下落した時に購入したものが大きな利益を生み出すことになる。また、過去20年の価格の変動を見た時、毎月一定額を積み立ててきた場合には、日経平均株価の変動での運用をしたと考えると、ほぼ2倍になっていることになります。投資を考える時には、「長期」の積立投資を基本に考えるのが良いとのお話です。初めての投資を考える時には、まず余裕資金での投資でなければ「長期投資」ができないので、最低でも生活費6か月分の余裕をもって始めること。いつ始めればよいかというと、早ければ早いほど良いということ、初めての投資の時には「投資信託」が向いているということでした。「投資信託」は簡単に言うと「福袋」であり、その運用はプロが行っているので、比較的安心できるという特徴があります。
次に、投資先の検討では、国内と海外のバランスなども検討し、「インデックスファンド」、「世界への投資」、「株式」を運用の一部に組み入れることを検討してみてはどうかとのことでした。過去20年間の実績で考えると、定期預金では年平均金利0.1%、国内の株や債券では年平均金利1.9%、国内及び先進国や新興国の株や債券に各1/6ずつの投資では年平均金利4.0%となります。そういう意味でも、分散しての投資を考えることを基本とすると良いとのお話でした。
「投資」とは自己資産を社会に役立てる活動であり、新しい価値を生み出すための力でもあります。労働により得たお金も、投資で得たお金も価値は同じであり、幸せな人生のための投資を考えてみませんか?初心者の方ならまず、つみたて投資の「つみたてNISA」から始めるのがベスト、購入手数料も0.3~0.4%未満で安心して始められます。「労働金庫」でなら安心して説明を聞くことができます。もちろんネット証券などもご自分で決められる方には向いていますとのことでした。とても具体的で分かりやすく、初めて資産運用を考える初心者が、安心して自分の幸せのための一歩を考えるきっかけになりました。
2021年9月30日(木)13時00分からオンラインにて、BDHQ学習会『「食べるをはかる」はすべての始まり』を開催し、コープながの、長野医療生協、生活クラブ生協、住宅生協が参加し、講師と県生協連事務局長を含めて、25名が参加しました。県生協連の会員活動担当者交流会議にて話題となり、組合員の健康づくりの一つであるBDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票)について、体験及び学習を行い、今後の各生協での活動に活かしていく事を目的に開催されました。
講師には東京大学にて佐々木敏教授の研究室でBDHQの開発に関わってこられた児林聡美先生をお願いして、約90分の講演をしていただきました。学習会では1.栄養学を取り巻く状況を知る、2.食事アセスメントを知る、3.食事改善に使えるツールを知る、の三つのステップで進められました。
元に栄養学を取り巻く現状として、「食塩」と「低糖質」と「食事指導」についてお話されました。そもそも日本では食塩摂取量の測定方法に甘さがあり、蓄尿検査での食塩摂取量では昔から13g/日とのデータがあり、基準値の大幅超過状況がずっと続いているため、非常に危険な状況であるとのことです。イギリスでの食パンの減塩政策で、心筋梗塞も脳卒中も減少している事例の紹介もありました。低糖質の評価も実施するその人の状況によりプラスに作用する面とマイナスに作用する面があり、一概に良いとは評価できない。そして、食事指導は一般論としての指導が多く、一人ひとりの生活に根差した指摘にならないため、自分にとってのあとどのくらい頑張れば良いかが分からない。
食事アセスメント方法の現状ではいろいろな食事調査法があるが、誤差と費用と労力から見ると食事歴訪調査票(BDHQ)が最も妥当な方法との説明があり、納得できる話だった。質問票法は記録法に比べると精度が劣るが、長期間の食習慣が分かり、対象者の負担も少なく低コストで大勢の人数を対象にできる点で優れています。
個々の参加者が事前の体験し実施した結果診断票を元に、解説と説明をお聞きしました。何人かのグループで実施する場合には、個々の参加者の結果を確認しながら、周囲の人との違いを感じてもらうと同時に、自分が「赤色」の項目が「青色」だった人に、その人の食事の工夫やこだわりを聞いて交流することで、自分自身の食事改善のヒントが得られる場合があると教えてもらいました。BDHQを知ること、この方法のメリットとデメリットを正しく理解し、多くの人と一緒に実施していくことで、自分自身の食生活の見直しにつながる取り組みを広げていきましょうとお話を締めくくられました。
質疑応答の時間には、カルシウム不足を気にしすぎるため、牛乳の飲みすぎと診断されてしまう時に対処方法や、長野県民は「塩分摂取は多いか多くないか?」などの質問も出され、交流を行いました。また県外生協の活動事例もご紹介いただき、今後県内の生協が取り組む時の参考になるお話を沢山お聞きすることができ、有意義な学習会となりました。
この学習会は講師の児林先生の許可をいただき、後日YouTube視聴をすることができますので、各参加者にもご案内することとしました。
【YouTube視聴用URLは以下よりどうぞ】https://youtu.be/DFF2JlYqrso (右記のQRコードからご視聴いただけ