長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

能登半島地震被災地視察と現地サロン活動第本企画まとめ報告!

  • 2025/11/12

第1回目参加者の皆様

蛸島公民館スタッフの皆様と第2回参加者の皆様

日置公民館スタッフの皆様と第3回参加者の皆様

長野県生協連が2025年度の活動方針として実施している「能登半島地震被災地視察と現地サロン活動本企画」の第1回から第3回までの活動についてご報告いたします。
第1回企画(9月2日~3日実施)
県庁生協、生活クラブ生協長野など計6団体から12名が参加しました。プレ企画(7月開催)での意見を受け、交流時間を増やすため、初日は被災地視察とRSY浦野愛常務理事による講演・交流会、2日目は現地サロン活動という日程に変更しました。浦野氏からは穴水町における支援活動についてご講演いただき、参加者は支援継続の重要性や外部連携による活動拡張への理解を深めました。被災地視察では、広範囲にわたる被災状況や災害公営住宅で暮らす高齢者の困難を痛感しました。
2日目のサロンには27名が来場し、「信州そば打ち(切り)体験」、「健康チェック」、「司法・行政書士相談」を実施。参加者と被災者が積極的に交流し、「本物の信州そばを堪能できた」「歌で人の温もりを感じた」などの好評を得ました。生活クラブ生協長野の草野常務の挨拶で、今後も被災者に寄り添った活動継続が誓われました。
第2回企画(10月7日~8日実施)
県庁生協、生活クラブ生協長野など計5団体から12名が参加しました。初日はRSY事務局スタッフの長田富美子氏による「令和6年能登半島地震 被災者支援」をテーマとした講演・交流会を開催しました。講演では、阪神淡路大震災の経験を活かしたRSYの多岐にわたる支援活動(初期の混乱期支援、生活再建サポート、地域に根差した活動など)について詳細な報告があり、被災地の現状ときめ細やかな支援の重要性を深く認識しました。翌日のサロン会場でのチラシ配布時には「楽しみにしているよ!」「必ず行くね!」といった温かい言葉が寄せられ、期待の高さが伺えました。2日目のサロンには過去最高の38名が来場し、盛況のうちに終えることができました。信州そばが振る舞われ、活発な交流が見られ、最後の「みんなで歌おう」では感謝の言葉が寄せられました。参加者からも「被災地の皆様と交流ができ、私が元気を頂いた」といった貴重な経験が共有されました。長野医療生協の吉田廣子常務理事の挨拶で締めくくられました。
第3回企画(10月21日~22日実施)
県庁生協、長野労働金庫など計6団体から12名が参加しました。初日はRSYの浦野愛常務理事による「令和6年能登半島地震 被災者支援」をテーマとした講演・交流会を開催しました。浦野氏の長年にわたる被災者支援の実績に感銘を受けました。
特に、被災者の回復力と生活基盤の重視(衣食住の確保と人との関わり)、地域連携の重要性(地域活動家・行政との連携、社会福祉協議会との協働)、災害関連死への深い洞察(後期高齢者の疾患との関連
性、人との関わりの重要性)、能登半島地震における迅速な対応と現状(穴水町との長年の信頼関係が迅速な初動に繋がったこと)といった点が高く評価されました。サロン活動の最後の企画として、みんな
で歌おう企画を実施し、リクエストに応えながら大きな歌声を響かせました。被災者の方々からは、「お話ができて嬉しい」「遠いところから来てくれてありがとう」「楽しい時間をありがとう」といった温かいお言葉をいただきました。また、参加した役職員からは、「そば打ち体験では皆様が真剣に他の人の作業にも注目され、心から楽しまれている様子が印象的でした」「サロン活動の事前には、自分には大したことができるとは思っておりませんでしたが、被災された方々のお話に耳を傾け、触れ合うことが安心感に繋がると感じました。自分にできる支援があることを実感できた、非常に貴重な経験となりました」といった感想が寄せられました。長野県労働金庫の保科正宏推進役の挨拶で締めくくられました。*(上段から第1回、第2回、第3回参加者の皆様)