2021年7月21日(水)10時00分より長野県生活協同組合連合会事務所及びオンラインにて第2回介護福祉部会を開催し、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、コープながの、高齢者生協及び事務局より8名が出席しました。部会では、豊田部会長(長野医療生協介護部長)が挨拶の後、議事を進行し資料に沿って以下の内容を審議検討し、確認しました。
◆会議内容
〇「小規模多機能施設や看護付き小規模多機能施設についての視察と交流」について
・感染状況が落ち着けば、現地視察を企画することとしました。
・現在の感染状況でも交流はできる。上伊那医療生協の報告を中心に【看護付き小規模多機能施設】の学習交流
会を実施することとしました。対象は管理者向けとし、1回目を9月15日(水)9時30分~11時00分に実施することとし、学習交流会後に「第3回介護福祉部会」の開催を行うことを確認しました。学習交流会で特に聞きたいことを事務局が集約をして、講師の上伊那医療生協に伝えます。参加者は部会メンバー以外にも参加を可能とし、各生協で参加者を決めることとしました。また2回目を12月16日(木)の部会と合わせて企画することも今後検討することとしました。
〇介護福祉事業所のBCPの作成に関する研修会の実施について
・厚労省の手引きに沿って、日本生協連もBCP作成の手引きを作っているようです。また、県社協が災害時福祉カンタンマップのシステムを試験展開を行っており、今後のBCPの作成にはカンタンマップの活用も含まれると思われます。カンタンマップの研修会の開催を後期~年明け頃を想定して、計画します。法定義務化がされたから作成するというよりは、実際に現場で活用できるBCPにすることや、BCP策定後に組織内に浸透させていくことが重要であり、一度学習会を開催することとしました。学習対象は日生協のBCP作成の手引きと県社協の災害時福祉カンタンマップシステムについてとすることとしました。
〇科学的介護のソフトやデータ化の基準、活用方法などの学習会について
・上記2つの研修を計画していく中で、今年度中の企画実施は、一旦保留とします。今後、実施単協の実践事例を部会の中で報告していただき、交流していくこととしました。
〇その他の研修会や行政との懇談会については、情報があれば交流を継続していく事としました。
〇7月13日に開催された「キックオフ学習会」の報告がありました。
〇資料に沿って会員交流を行いました。
4.次回会議は以下の日程を開催日
第3回部会 9月15日(水)9:30~学習交流会/11:00~部会開催。
第4回部会 12月16日(木)14:00~
第5回部会 2月17日(木)14:00~ ※いずれもオンライン開催の予定
以上
長野県生協連は2021年7月13日(火)、信州まるごと健康チャレンジ学習会をオンラインのライブ配信にて実施し、オンライン参加者や集合視聴を含めて約150名の参加がありました。長野県協同組合連絡会が企画する「信州まるごと健康チャレンジ2021」のキックオフ学習会として開催しました。冒頭、太田栄一会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
最初の講演は、東京都健康長寿医療センター研究所の村山洋史氏より「『つながり』と健康格差~健康の秘訣は人とのつながり」と題して、お話いただきました。ご講演では、最初に「社会とのつながりが少ない生活」は喫煙・過度の飲酒・肥満よりも死亡リスクが高い生活であるとのお話から始まり、なぜつながりが大事なのか?個人が持つつながりと健康の影響、社会全体のつながりと健康、そしてコロナ禍でのつながりについてと分かりやすい、具体的なデータに基づいてお話いただきました。
日本人はつながっているか?OECD(経済協力開発機構)加盟国中最も社会的孤立者が多い国であり、この20年間でもつながりが薄くなっている。つながりの多い人ほど、健康寿命が長い、それは、社会的なサポートを受けやすい環境、支援の情報を得やすい環境、そしてつながりが多いことで安心して生活できる精神的な安定などが得られる。自分にとって居心地が良い関係づくりが大切ですねと話されました。
社会的なつながりと健康という点では、都道府県別に「近所の人たちはお互いを信頼していると感じる人の割合」で比較した結果、お互いに信頼関係が強い(=つながりが蜜)の地域と、お互いに信頼関係が弱い(=つながりが疎)の地域とでは、健康寿命の差がなんと0.5年もあるとのこと。この0.5年の差はとてつもない健康の格差であり、運動や食生活ばかりに目を奪われがちだが、『つながり』にこそ、もっと目を向ける必要があるとのことでした。特に現在のコロナ禍では、人と人とのつながりがますます疎になりがちだが、新しいつながり作り、何となくおしゃべりする、時々お茶のみする程度の弱いつながりを広げていく事こそ今大切なことであると、新しいつながり作りのヒントを沢山いただきました。
後半には松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子准教授より「信州まるごと健康チャレンジ2020の成果と効果的な運動実践方法」と題してご講演いただき、その後松本大学の田邉ゼミの橋場和樹さん、高山友里さん、由上つばささん、青柳亮雅さんを講師に運動教室を開催いただきました。まず、田邉先生からは日常的な運動(歩数)と医療費の差を示し、今多くの企業や行政が取り組んでいる健康経営のデータの紹介がありました。また信州まるごと健康チャレンジは2018年から2020年の三カ年の傾向を示し、高齢者の参加が増えていることや地域ごとでは中信地域の参加が少ないこと、また毎年初めて参加する人の割合が多いが、2年続けて参加すると3年目も参加する割合が高くなる。なので、今年は特に昨年の参加者への案内も大事になるとの分析結果もお話いただきました。こういうコロナ禍であるからこそ、今年の「信州まるごと健康チャレンジ」が始まるこの時期に、誰かとつながり共有することで、あなたの健康づくりを始めませんか?と呼びかけられました。
田邉先生の講演後、田邉ゼミのゼミ生の皆さんによるコグニサイズ(脳トレと運動)の教室や体力づくりの教室を実施していただきました。頭と身体を同時に動かすコグニサイズは楽しい進行の中で笑いと笑顔の絶えない時間となりました。また体力づくりでは椅子に座りながらできるエクササイズを3つ紹介いただき、簡単そうだけれど身体に効く運動となりました。参加者からは、全体にとても分かりやすく参考になった。「つながり」がこんなに健康寿命に影響してると知り驚いた。「信州まるごと健康チャレンジ」を会社でも広げたい等の声が寄せられました。学生さんの運動実践方法はきつかったけど、あっという間の楽しい時間でした、などの感想が寄せられました。
※村山洋史先生の講演のユーチューブ動画(2022年7月までの限定公開)
URL:https://www.youtube.com/watch?v=7hHX0xD8lb0 QRコード⇒
2021年7月8日(木)10時より長野県生協連事務所及びオンラインにて会員活動担当者交流会を開催し、コープながの、東信医療生協、高齢者生協、長野県労働者共済生協、住宅生協、事務局より7名が出席しました。冒頭、関専務理事より挨拶があり、その後、交流会の議事を進行しました。
なお、議事に先立ち実行委員参加者全員が一同に会するのと同等に十分な意見交換ができることを相互に確認し、全員が自己紹介を行った後に議事に入った。
◆会議内容・議題
1.2020年度第2回会員活動担当者交流会の振り返り
事務局から第2回の交流会の報告を行い確認しました。
2.会員交流(2020年度の活動交流、covid-19への対応など)
〇コープながの:コロナ禍でも屋外企画やスタッフ研修に取り組んでいる事例として、森のがっこうの報告、第29回総代会の報告、ながの宅配事業でのYouTube動画配信と報告、小学校でのエシカル消費を中心にしたSDGs出前講座の報告がありました。
〇住宅生協:中箕輪と松本岡田松岡でのレインボータウンの分譲地の紹介がありました。
〇東信医療生協:昨年はコロナ禍で活動ができませんでした。長野独自の上田圏域の感染レベル3以上の時には活動中止を基本としました。今後の心配としては、コロナ禍での高齢者の体力低下や出不精の進行が気がかりです。
〇高齢者生協:活動がすこしずつ再開してきています。高齢者(特にご家族と同居でない方)にはワクチン接種のハードルが高い。後期高齢者の医療費窓口負担増の反対署名や日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名などに取り組んでいます。総代会にて、日本生協連への加盟を決定した。福祉有償移送の運転者講習会を予定など報告がありました。
〇こくみん共催 coop:5月末が年度末であり、総会は7月末に行われ、新年度方針は7月末に決まります。昨年中止をした小学生の作文・版画コンクールを現在準備中です。
3.BDHQの取り組みについて
事務局より、事務局からBDHQの取組みと学習会の提案があり、佐々木敏先生の説明動画を全員で視聴しました。動画の感想交流や今後の取組みについて意見交換を行い、9月以降に学習会を行う方向を確認しました。
4.その他、
〇県生協連関連の今年度の活動計画について情報提供をしました。
〇9月16日に予定している金融リテラシーの学習会の案内があり、今後会員生協に発信する旨報告がありました。
〇次回会議は2021年度2月~3月の予定で、また日程調整を行い案内することとしました。
信州まるごと健康チャレンジ2021第3回実行委員会が7月6日(火)13時30分からオンライン会議システムにて開催され、12名が参加しました。実行委員会の関事務局長(県生協連専務理事)が開会の挨拶を行い開会し議事を進行しました。
なお、会議に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。
意見交流では、チャレンジ倶楽部の説明の記載が欲しい、イラストが一新され見やすくなった、参加者の声が掲載されていて良い、SDGsのマークはNO17パートナーシップも掲載して欲しい、などの意見が出された。次年度に活かしていくこととしました。
各実行委員の登録の呼びかけがあり、確認しました。
また、メール配信の内容を考える協力者募集の発信もあり、協力できる方は事務局に連絡することとしました。
・次回実行委員会の日程を8月2日~4日の間で、1時間程度の開催を予定。今後「調整さん」で一番出席の
多い日時で調整を進めることを確認しました。
以上
7月2日(金)長野県虹の会は、書面による運営により第34回定期総会を開催しました。同会は、長野県にゆかりのあるCOOP商品の製造流通に関わるお取引先様24社と県生協連やコープながの、信州大学生協、セイコーエプソン生協の28会員で構成されています。今回の定期総会には28会員全員が出席しました。
議事では、第1号議案「2020年度活動報告」、第2号議案「2021年度活動計画」、第3号議案「役員選任の件」が議決されました。
2021年度の長野県虹の会の役員は以下の通りです。
大谷昌史会長(信越明城株式会社代表取締役社長)
太田栄一副会長(長野県生活協同組合連合会会長理事)
内田信一副会長(長野県農協直販株式会社代表取締役社長)
事務局は長野県生協連が担います。
例年の総会では研修会や懇親交流会を開催しておりましたが、本年度はcovid-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大状況を受けて、書面による運営に変更し、研修会及び懇親交流会を中止としました。