長野県協同組合フェスティバル2022年度第4回実行委員会が7月21日(木)11時00分からJAビル4階4B会議室にて開催され、11団体から18名が出席しました。会議前に開催会場のセントラルスクゥエアで会場下見とレイアウト案の説明を受けて確認を行った。その後、会議室に移動をした。
定刻になり中谷事務局が開会を宣言し、実行委員会の関佳之事務局長があいさつと後、議事を進行しました。議事に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認した。
4.協議事項
事務局が前回議事録の報告を行い、全員で確認しました。
第5回実行委員会 8月24日(水)11時~12時 当日運営体制、レイアウト図、告知チラシ完成
第6回実行委員会 11月に開催予定 フェスティバルのまとめ
2022年7月20日(水)10:00よりオンラインシステムにより第2回介護福祉部会を開催し、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、高齢者生協及び事務局より7名が出席しました。豊田部会長が挨拶し、議事を進行しました。部会開始に先立ち参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認した。
◆会議内容
〇「VR認知症体験研修会」の各法人での開催について
・県生協連介護福祉部会の主催により、各法人で「VR認知症体験研修会」を開催することを確認しました。
・役職員や組合員を対象として、認知症の現状や介護事業の意味を考える機会とすることを目的とする、あるいは介護事業所の職員を対象として認知症のある方への理解を深め現場での介護の仕事に活かすための研修機会として開催する等、目的や参加対象について各法人で検討して決めることとしました。
・2018年に研修会を依頼した㈱シルバーウッドのプログラムを使用することとし、シルバーウッドとの連絡は県生協連がおこなう事としました。
・VRゴーグルとプログラムを使用するために、学習会トレーナーの養成が必要となるため、各法人内でトレーナー要請を行ったうえで研修会を開催する。
・トレーナー要請はオンラインセミナー約60分の受講が必要となり、費用は1万円。また、VRゴーグルは最大5個まで1台15000円でレンタルする。機材のレンタル期間は4泊5日となる。機材の送料などを含めて、1回の開催費用は合計で約10万円との見込み。(介護福祉部会の年間予算は73万円以内での執行とする)
・今後、県連事務局が㈱シルバーウッドと連絡をとり、各会員生協に情報提供を行うこととしました。
〇コロナ感染状況が落ち着けば、上伊那医療生協の看多機などの施設視察を行うこととしました。
〇行政との懇談機会の設定については、事務局が長野市と相談することとしました。
→長野市内での介護事業の今後の在り方。事業所閉鎖や人材不足による事業縮小等の話も聞く。行政としての今後の介護事業の継続(サービスの提供)についての考え方などを学ぶ場とする。
〇資料に沿って会員交流を行った。各法人のコロナ対応基準や状況も交流した。
4.次回会議は以下の日程を開催日
第3回部会 9月12日(月)10:00~12:00 実参加またはオンラインにて開催。
第4回部会 12月14日(水)10:00~12:00 実参加またはオンラインにて開催。
第5回部会 2月17日(金)10:00~12:00 実参加またはオンラインにて開催。
2022年7月13日(水)13時00分より、オンライン企画にて、2022年度第2回学生総合共済PJが開催され、コープながの、信州大学生協、県生協連に加え、オブザーバーとして、コープ共済連、大学生協共済連から合計10名が参加しました。冒頭、会議の参加者が一堂に会すのと同等に十分な意見交換ができるかを相互に確認しました。
県生協連の中谷事務局長が進行役となり会議を進行しました。
◆会議内容
〇コープながの共済センターの上原氏より資料に沿って報告がありました。
・組合員LPAさん達との振り返りの報告では、2021年度初めての取り組みだったがとても良い経験になりました。
・今後の活動については、新入生向けの18歳成人に向けての学習も必要ではないか?また、ビデオ講座を視聴していただいた学生さんの感想など聴きたかった。信大生協以外の大学生協に情報発信されたか質問がありました。(⇒2021年度は信州大学生協のみでした)
・2022年度の計画については、9月に学生さんとの交流会を開催し、「ニーズを聴いて今年度の準備に活かしたい。」、「卒業生向けの講座は1,2月に2回ほど学習機会を設けたい。」、「学習内容も再検討したい。」などの意見が出されました。
〇大学生協共済連の大本氏より資料に沿って報告があり、以下の意見がありました。
・動画の配信は京都生協の取り組みを参考にして、当日のみとして、参加受付や質問集約などを行い、講座配信と質問への回答で構成してはどうか。その方が参加者(視聴者)が増えると思われる。また、セミナーのアーカイブ配信は、セミナー当日に参加してくれた学生へお送りし復習用に見てもらうと良いのではないか?
・信州大学生協以外の長野県内の大学生協にも参加を呼びかけても良いのではないか?
・3年生の就活準備セミナーの取り組みが北海道で行われており、今後の活動のモデルになるとのことで、紹介がありました。
・信州大学での就活準備セミナーを考えるなら、信州大学のキャリアセンターや学生支援課に相談することはできる。
・2022年度の活動を他大学生協にも広げる方法は今後検討してみたい。
◆9月22日(木)14時~16時 信州大学松本キャンパス 旭会館2階ライジングサンにて、地域生協と大学生協の学生委員会メンバーとの交流会を実施する。
・企画開催案内は県生協連が作成する。信州大学以外の生協からも専務か店長に参加を呼びかける。
・予行演習の場のような感じで、一度セミナーを視聴してもらい、感想やニーズをお聞きする。
・セミナーの対象学年、セミナー内容、実施方法などいろいろなイメージを提案して意見交換を行う。
・参加呼びかけ対象:長野大学生協の小谷専務、松本大学生協の橋本氏と田村氏、県立大生協の北澤氏など。
6.次回日程など
次回の会議は、2022年10月24日(月)13時~14時でオンライン開催とすることとした。
7月12日(火)に2022年度長野県生協連主催の職員交流集会が「自分の仕事を見つめなおし、SDGsとの関連を考え、将来の夢を語り合おう!」をテーマに開催されました。当日は3会員生協から9名が参加し、事務局を含めて13名で行われました。
関佳之専務理事の開会挨拶に続き、日本生協連社会・地域活動推進部の堀越優希氏を講師に「生協とSDGsを考える」のテーマでご講演をいただきました。講演の中では、SDGsとは?と、生協のSDGsとは?を整理してお話いただきました。
持続可能(サスティナブル)は、人・社会(環境)・組織(企業)の未来への約束であり、未来の人たちも豊かに暮らすことができる現代の人たちの暮らし方であると。現在の世界や日本は「人として生きられる」社会なのか?世界に10人に1人は極度の貧困、日本の子どもは7人に1人は貧困。また日本の現在の暮らしを世界中で行うと、必要な地球の個数は2.9個です。SDGsの日本の達成状況は165か国中18位。分の資源が必要になる現在の社会問題や環境問題、気候変動などの課題が、社会問題につながっていて、もう今すぐにでも社会変革に取り組まなければ取り返しがつかない状況にある中で、それぞれの課題は相互につながっていて、統合的に解決する手段が必要であり、それがSDGs「持続可能な開発目標」ですと話されました。
次に、生協はその時々の社会問題の解決(組合員のより良い暮らし)を目指して生まれた組織であり、SDGsの目標と生協の活動理念は重なり合うもので、組合員や地域を巻き込んだ全国各地で取り組まれている多くの実践事例の紹介がありました。企業ブランド調査委によると流通業界では第4位の生協ですが、上位3位との開きも大きく、環境・サステナビリティ分野でのトップ水準の組織を目指して、取り組みを強め広げていく必要があると話されました。
後半のグループワークはサステナビリティ推進グループ地域コミュニティー担当の前田氏が進行を行いました。自分の仕事の対象・課題とSDGsとの関連をお互いに交流して共有していきました。次に2030年の社会とくらしはこんな状態なら良いねと思う未来のイメージを出し合い交流しました。そして、そのために今生協や自分自身に何ができるかを考え合いました。それぞれのグループでは、「生協の持続可能な活動をもっと組合員に知らせたい」、「SDGsと言えば、生協だよねと感じてもらえるようになり、もっと組合員から選ばれる生協になりたい」、「生協内にも女性の幹部や役員を増やす」、「持続可能な生き方や暮らしを意識したい。例えばごみ減量とか、車の利用」、「共済事業でもより組合員の立場に立ったお役立ちの提案」、「地域課題や暮らしの困りごとのアンケート調査」など様々な将来に向けて自分たちにもできるイメージを交流し合いました。
参加者からは、「それぞれ違う法人からの参加でしたが、同じ生協の職員として共感でき、何とも言えない嬉しさを感じました」、「法人と職種が違い、どんな共通点があるかと不安でしたが、組合員さんとの対話やコミュニケーションを大切にしているという共通点を見つけられ、協同組合の良さを改めて気づくことができました」、「生協同士が協力すれば、いろんな可能性があると感じました」など、それぞれの参加者にとって自分の仕事を振り返りSDGsとの関連を考える良い機会になった交流集会でした。
7月5日(火)10時00分から、上期研修会『地域社会づくりに向けて~生協の役割を考える~』がオンライン企画にて開催され、7会員生協と事務局等を含めて26人が参加しました。日本生活協同組合連合会組織推進本部 社会・地域活動推進部 地域コミュニティグループの前田昌宏マネージャーを講師にお招きし、アドバイザーとしてJA長野中央会総務企画部の大久保雄一次長、長野県社会福祉協議会総務企画部企画グループの山崎博之主査、長野県NPOセンターの山室秀俊代表理事、長野県長寿社会開発センター松本支部の大塚佳織シニア活動推進コーディネータにご参加をいただいて開催しました。
冒頭、太田会長理事の主催者挨拶があり、講演に入りました。前田氏の講演では、はじめに日本の生協の2030ビジョンとコープSDGs宣言から、生協が地域社会づくりに取り組む位置づけを説明され、「地域」とは何を指しているのか?と問いかけ、地域社会づくり・地域への参加とは「生協内だけではなく、意図的にそれ以外にも開かれた関係で事業や活動を進めようとすること」と説明されました。これからの地域社会の変化や地域課題についての説明後、組合員意識調査の「不安に感じる社会問題」のトップ3「老後の備え」「震災などの自然災害」「気候変動」の紹介があり、生協が地域社会問題に取り組む大切さと地域の関係者についての紹介がありました。また、生協の地域社会づくりへの関りとして「エンパワメント(双方が元気になる関係)」になる関わり方や、ソーシャルキャピタル(関係を耕し創造的なものにする関係)につながる関わり方が鍵になる。誰もが安心してくらせる地域社会づくりに向けては、連携や協働によって豊かになれる関係性や多様な主体が強みを生かして連携することが大切ですねと話されました。長野県でも地域見守り活動や他団体との連携協定、組合員によるくらしの助け合いの活動など既に取り組んでいることが多くあるが、更に全国の生協の取り組み事例の紹介があり、幅広い多様は活動の実践が進んでいる様子を学びました。まとめとして、行政を含む関係団体との相互理解を一歩深めて気軽に相談できる関係を意識することや、自組織の強みの活用方法を考え、一歩踏み出すことが始まりになる。具体化の場面では他生協や他団体の事例を参考にして、自組織の強みを活かせる他団体との役割分担を考えるようにすると良いとのこと。これからの生協の役割として、「連携と協働」のハブでありコーディネータになることが大事であり、参考として「協働」とは、『「異種・異質の組織」が「共通の社会的な目的」を果たすために、「それぞれのリソース(資源や特製)」を持ち寄り、「対等な立場」で「協力して共に働く」こと』と話され、そのための人材育成のヒントとして「ボランティアコーディネーション力3級検定」の紹介がありました。
休憩後、各アドバイザーから助言をいただきました。JA長野中央会の大久保様からは、生協の強みは女性組合員理事の関り、生協への期待は「消費者教育」と話され、今後協同組合連絡会でも協働して進めていきましょうと話されました。長野県社協の山崎様からは、生協の強みは組合員組織と関係団体とのネットワーク、そして民間団体としての身軽さと話され、今後信州ふっころプランの推進やあんしん未来創造センターの設立と推進に向けて連携協働して行きましょうと話されました。長寿社会の大塚様からは長寿社会開発センターの紹介の後、シニア大生や卒業生とのつながりと生協の活動の連携協働について期待の言葉をいただきました。長野県NPOセンターの山室様からは、生協の2030ビジョンがNPOセンターのビジョンにも通じる内容であり、生協には地域活動や自治会活動との連携への期待の声をいただきました。その後、講演やアドバイザーの発言を受け止めグループ交流を行いました。参加者からは「全国の事例を学べた」「外部からのアドバイスはとても参考になる」「グループ交流では普段話せない方々と話せて良かった」などの声が寄せられ、有意義な研修会となりました。 上期研修会は録画してアーカイブとして参加者にも配信し、参加できなかった方の学習にも活用できるようにいたします。