長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

ファシリテーション講座(フォローアップ編)を開催!

  • 2023/01/06

講師の鈴木まり子氏

  9月8日(木)13時00分から、「ワクワクする話し合いの場をつくる」ファシリテーション講座(フォローアップ編)がオンライン企画にて開催されました。日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さんを講師にお招きして、県生協連主催で2月に基礎編を、6月に応用編を実施したファシリテーション講座のフォローアップ編です。当日は3会員生協から講師、事務局を含めて37名が参加しました。

 6月開催の応用編の参加者の方から是非ともフォローアップ編も開催して欲しいとのリクエストに応えての開催でした。本講座は、実際の場面でファシリテーションを実践した時に感じた課題や悩みまた、成果を持ち寄り共有して、更によりよく活用するための方法をみんなで考える講座です。

今回の講座は、目標(ゴール)を『ファシリテーションを実践した時の課題を共有して、参加者同士の知恵を出し合って解決の方法と見つけ出し、その方法をやってみたくなるイメージができている』と設定して開催しました。

まず最初に短時間で基礎編から応用編までのファシリテーションとは何か?ファシリテーションのスキルとマインド、本番の準備と進め方、チェックインとチェックアウトなどを復習しました。

1回目のGWで「実践を振り返る」を行い、それぞれの参加者が仕事で、活動で、日常生活で、家庭内での実践を振り返り共有しました。次に確認をしてスタートしました。1回目のGW後は、それぞれのグループワークの内容を全大会で自由発言の「お裾分けタイム」として共有しました。

2回目のGWでは「実践してみて難しかったことは?」のテーマで、それぞれのグループで「難しかったことのベスト3」を考えました。その内容は、傾聴と介入/良い質問/可視化/発言が出ない時/空気を変える勇気/オンライン会議の進め方/発言の待ち時間/話の膨らませ方/本題に戻す方法/長話の方への介入/オンライン会議での可視化/閉じた質問/沈黙時の介入/ネガティブ発言への対応など本当に多くの難しい場面が出されました。これらの内容はZoomのチャット機能で、各グループに記入してもらい、順番に報告してもらいました。

3回目のGWは「うまくいく方法を考える」です。難しかったことのベスト3から一つを選んでその解決方法をグループで考えました。3回目のGWの内容も、Zoomのチャットに記入してもらい、今度は少し時間をとって、全員でそれぞれ読み込んでもらいました。

参加者の感想を紹介します。『全ての回の講座を受けさせていただきました。私にとっては、今まで受けた講座の中で、スキルアップのために最も実用性のある、素晴らしい講座でした。本当にありがとうございます。 習い事や集いの小規模なところから、地域や学校そして仕事に至るまで、様々なところで必要とされるスキルだなと感じます。進行していく側と参加者にも大事な役割があることを知りました。 難しい、では終わらない、何かを全員で考えていくことによって、ゴールを迎えられるような会を作り上げられたらいいと思います。 また何度でも受けたいと思います!!ありがとうございました!』、『コープ会、普段のミーティングなど、事前準備を入念にしたり、参加者側としてもできることはしていきたいと思いました。(リアクション、空気を変えるなど)また、家庭での会話にももっと積極的にファシリテートを取り入れること、命令でなく、伝え方を考えてみること、質問を開閉つかいわけできるように考えながら話すようにしたいです。』などの声が寄せられ、とても充実した時間となりました。

 2月の基礎編と6月の応用編に続き、今回のフォローアップ編も参加者からの評価の高い学習会となりました。