長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

職員交流集会を開催しました!

  • 2025/07/28

7月17日(木)に長野県生協連主催2025年度職員交流集会が「SDGsの概要や生協のつながり、自分自身の仕事とSDGs」をテーマに開催されました。当日は3会員生協から8名が参加し、事務局を含めて13名で行われました。

太田会長理事の開会挨拶に続き、日本生協連社会・地域活動推進部地域コミュニティーグループの前田昌宏氏、森口有沙氏を講師に「SDGsと生協の取り組み~地域から未来をつくる協働の力~」をテーマにご講演とグループワークを行いました。森口氏の講演の中では、SDGs(持続可能な開発目標)が決定された背景と経過を説明され、生協とSDGsの関連やコープSDGs行動宣言の7つの柱に沿って、全国の生協で取り組んできた活動を交えて、一つずつわかりやすく説明いただきました。次に長野県のSDGsの取り組み状況もご紹介いただき、県内の生協が日々取り組んでいるSDGsの目標達成につながる活動についても改めて確認をして、まとめとして私たち一人ひとりができることを「選ぶこと」「使う・使わないこと」「応援すること」の視点で、バックキャスティングの考え方と合わせて説明いただきました。その後国際協同組合年(IYC2025)の説明を県生協連の中谷事務局長が行いました。

後半は前田氏が講師となり「自分の仕事を見つめなおし、SDGsとの関連を考え、将来の夢を語り合おう」のテーマで2つのグループに分かれてグループワークを行いました。①私の仕事とSDGsの関係は?②2030年の社会とくらしはこうあってほしいな、③そのために今、自分にできる事、の3つのステップで個人ワークとグループワークでの交流を行いました。最後には、グループ毎に、これから私たちにできる事を模造紙にまとめて発表しました。各グループからは『環境問題を改善する取り組みがしたい!』と『今、リサイクルに取り組みたい』とまとめられ、具体的な活動が示され素晴らしい発表となりました。

参加者からは、「SDGsの言葉は知っているが、何となく知っているだけで、何の行動が何の役に立っているのか考える時間ができて良かったです」、「SDGsにつながる活動でも生協が取り組んでいるもので、自分が知らないことがあったので、今度はそれを伝えていく立場になれたらと思いました」、「生協の事業がすべてSDGsにつながっていることにとても嬉しく思いました」などの感想がだされました。後半のグループワークについては、「生協の仲間と交流でき素直に楽しかった。皆さんの考えも大変共感でき刺激にもなりました」、「~、いろいろな生協職員の方と意見を交換する機会が今後もあればと感じました」、「自分ひとりではできない気づきや発見があった。知るということは大切だと思いました」、「自分たちの常識が他の生協の方にはびっくりされることもあり、感動してもらえたことは嬉しかった。自分たちも何かのお役に立てていると実感できました。他生協の方たちとの交流は貴重でした」など、それぞれの参加者にとって自分の仕事を振り返りSDGsとの関連を考える良い機会になったと共に、他職種の方との交流のすばらしさを実感できた交流集会となりました。


2025年度第3回学生総合共済PJ会議 報告

  • 2025/07/23

2025年度第3回学生総合共済PJ会議 報告

◆日 時 2025年7月16日(水)14:00~15:48(ズームによるオンライン開催)

◆参加者 林克匡(コープながの)、田村侑輝(信州大学生協)上田雅晃(長野大学生協)

土屋信一中谷隆秀・窪田明宏(事務局:県生協連)

オブザーバー参加:コープ共済連の大本・大谷・雨倉・永島・城前

※冒頭、コープ共済連の雨倉氏、永島氏、城前氏を新たな参加者として紹介され、参加者もそれぞれ自己紹介を行いました。議事に先立ち、オンライン会議システムを通じて、部会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができるかを相互に確認しました。

◆会議内容

1. 前回会議の報告(6/3第2回)

〇事務局が第2回会議の報告を行い確認しました。

2. 2025年度活動計画について

〇平時のキャンパス内の広報活動について

 コープながのの林氏より7月8日(火)と7月9日(水)に信州大学生協で行った自転車点検時の学生総合共済広報活動について報告がされました。学生委員と一緒に活動することにより、多くの学生組合員が興味関心をもってもらえ、参加者も増えました。今後も学生委員と一緒に活動することを重視したいとの意見がありました。

信州大学生協の田村氏より、自転車点検イベントの開催時期について、熱中症対策のため次年度は前倒しで検討すること、また、松本キャンパス以外のキャンパスでのベジチェックや広報活動についても検討するなどの意見が出されました。

〇2025年度の活動計画について

 県生協連事務局の中谷より、昨年の9月25日(水)に、信州大学松本キャンパスにおいて、地域生協と大学生協との交流会の開催報告がされ、今年度開催するか論議を行いました。学生の視点を大切にしながら、地域生協と大学生協が協力して活動を広げていくことの重要性を共有し確認しました。協議の結果、今年度、9月25日(木)もしくは、9月26日(金)のいずれかの日程で調整することとなりました。交流会のテーマは、「卒業生向けのセミナーをより良くするために」と「学生委員と一緒にすすめるキャンパス内活動について」とし、学生委員に交流した内容等を求めることとしました。

〇今後のすすめ方

【地域生協と大学生協との交流会】

・林氏(コープながの):8月7日(木)のLPA全体会議で9月の交流会の日程を確定します。

・田村氏(信州大学生協):9月の交流会日程を学生委員に伝え、参加の呼びかけと集約を行います。

・長野県生協連:過去のキャンパス内広報活動の報告資料と学生委員とLPAの懇談会のニュースを田村氏と林氏に送付します。

【広報活動】

・上田氏(長野大学生協):キャンパス工事完了後、自転車点検イベントの実施可能性を再検討いただきます。

・林氏:大学生協のない大学や専門学校へのアプローチについて、コープ共済連の取り組み情報を組織内で共有してコープながのの推進チームの活動につなげていきます。

・田村氏:今後のキャンパス内広報の際に、学生総合共済の未加入者向けに保障内容がわかるリーフレットやパンフレットをご用意いただきます。

・コープ共済連:大学生協のない大学への取り組みや他県での活動情報などを、推進企画部と情報連携しながら本会議に情報提供を行います。

3. コープ共済連からの情報提供など

〇コープ共済連より、「岩手大学生協のはばたけフェア」の取り組みと、「佐久大学・佐久短期大学訪問」について報告がされました。大学生協のない大学・短大へのアプローチについては、コープ共済連とコープながの共済センターで情報共有しながらすすめることが効果的との意見がありました。

4. その他

 なし

次回日程

〇次回の会議は、2025年8月26日(火)14時00分~オンライン会議とします。

                                            以上


2025年度第1回医療部会報告

  • 2025/07/23
  • 日 時 2025年7月11日(金)14:00~15:00
  • 場 所 長野県生協連事務所:WEB会議とします。
  • 参加者 井出吉人(県連監事・長野医療生協)、中村靖(県連理事・東信医療生協)、

     小山奈緒(上伊那医療生協)、土屋信一(県生協連)、事務局:中谷隆秀(県生協連) 

     窪田明宏(県生協連)<敬称略>  下線は欠席者

  • 内 容 

1)開会 

2025年度部会長の確認

 2025年度の部会長に野医療生協の井出専務を互選しました。

2)活動報告と今後の計画について確認しました。

①2024年度第3回部会報告

②2024年度介護福祉部会報告

③信州まるごと健康チャレンジ企画概要(キックオフ学習会のご案内)

・7/29(火)14:00~16:30 キックオフ学習会:会場は長野市生涯学習センター4階大学習室3

④協同組合フェスティバル2025は10月6日(日)の開催(企画概要)

⑤能登半島地震被災地視察及び被災者とのサロン活動企画へのご協力のお願い。

 ※各医療生協よりサロン活動への参加が可能なよう人選をすすめていくこととしました。

⑥県生協連の職員交流集会について

・7/17(木)13:30~16:30 長野市生涯学習センター4階大学習室3

    ⑦ファシリテーション講座 7月15日(火)13:00~16:30 

・会場:長野市生涯学習センター&WEB ハイブリッド形式

    ⑧理事長・専務理事懇談会 8月21日(木)15時00分~;懇親会17時30分~

    ・会場:ホテルメトロポリタン長野 3階黒姫の間

3)2025年度の医療部会活動計画について

①部会の開催について

2025年度の部会開催計画:年3回開催する(例年は3回開催)

日程案:第2回 2025年10月3日(金)10時~ WEB会議

  第3回 2025年 1月 日( )・会場 *第2回部会で確認します。

②県外視察について

     *経営的に厳しい中で、現時点では視察の実施について難しいとの意見があり、継続課題としました。

4)活動交流

・3つの医療生協の総代会の状況を共有した。またこの間の経営状況や経営課題について報告がありました。

5)その他、次回 第2回医療部会

  2025年10月3日(金) 10時00分~ WEB会議により

                                            以上


長野県消団連2025年度第3回幹事会まとめ

  • 2025/07/23

■日 時  2025年6月16日(月) 10:00~11:40

■場 所  長野県婦人会館1階会議室(長野市)

■参加者  鵜飼照喜(会長 信州大学名誉教授)、小日向茂(副会長 連合長野)、新井あゆみ(副会長 コープながの)、藤綱みどり(幹事 県労連)、今井正子(幹事 県連合婦人会)、保科正宏(幹事 県労福協)、喜多英之(幹事 労組会議)、堰免久美(幹事 新婦人)、塚田孝雄(幹事 農民連)、土屋信一(事務局長 生協連)、陪席:中村賢二(県労福協)

監事:中村雅代(アイ女性会議)、風間拓也(電機連合)

事務局:中谷隆秀・窪田明宏(生協連)、大島好恵(コープながの)  (下線:欠席者)

■幹事会 内容

定刻になり土屋事務局長が開会を宣言しました。冒頭、長野県連合婦人会の幹事の変更の報告があり、今井正子会長が消団連幹事として参加される旨報告があり、全員で確認しました。その後、鵜飼照喜会長のあいさつ後、鵜飼照喜会長が議長となり議事を進行しました。冒頭、幹事会に先立って「長野県くらし安全・消費生活課の事業計画・長野県消費生活基本計画等」について懇談を行いました。

懇談テーマ①第3次長野県消費生活基本計画について、各目標の達成状況について報告がありました。

懇談テーマ②消費者行政の状況について、2024年度の各事業実績等について報告がありました。

懇談テーマ③令和6年度消費生活相談の状況について報告がありました。

懇談テーマ④令和6年度の特殊詐欺発生状況について報告がありました。

懇談テーマ⑤令和7年度施策体系について報告がありました。

上記①~⑤の報告について、質疑応答・意見交換を行い、以下のような意見が出されました。

〇消費生活基本計画の各目標に対する実績数値については、「未定」の数値については、確認できた時点で報告をしてほしい。

〇出前講座等の実績数値には何が含まれていますか?消費者大学の参加者は何人ですか? ⇒ 実績数値では講師派遣も含まれています。消費者大学の参加者は188人です。

〇消費生活サポーターの活動人数や県内の各地域ごとの活動人数のバランス状況を知りたいです。

〇公民館の分館活動に関わっているがそのような活動も実績に含まれていますか? ⇒ 市の活動は含まれません。

〇エシカル消費の啓発活動で、デリシアのポイント制度の50%が長野県に寄付されている(約140万円)とのことですが、その寄付金の使用目的はどのようなものですか? ⇒ エシカル消費広報のためのチラシやシール作成で使用しています。

〇消費生活審議会では若者向けの教材開発・作成を進めるとの発言がありましたが、教材作成に使用されていないのですか? ⇒ 学校で使用できる教材開発は行っていません。

〇事務局からは、今年度の消費者行政アンケートの質問項目に、いくつか長野県からの要望も受けた内容を入れています。広域連携による消費生活センター設置に関する行政間の情報共有の状況や、各市町村での消費生活サポーターの認知人数その他、今後もアンケートの情報を共有し、秋の消費者行政懇談会の開催に向けても例年通りと協力をお願いしたい旨、発言がありました。約1時間でくらし安全・消費生活課との懇談会を終了しました。

1.協議事項

(1)幹事の変更の件

 土屋事務局長より長野県連合婦人会の会長の今井正子氏が紹介され、連合婦人会の幹事として確認しました。

(2)長野県セルプセンター協議会 長野県共同受注窓口情報交換会への参加の件

土屋事務局長より提案があり、協議を行いました。協議の結果提案の通り、長野県共同受注窓口情報交換会に参加すること、登録は県消団連事務局長:土屋信一とすることを確認しました。

(3)男女共同参画県民会議の報告

 長野県男女共同参画県民会議に委員として参加している新井あゆみ副会長から会議の報告がありました。ここ数年活動が停止状態になっている男女共同参画県民会議を発展的解消することを今年度の総会で図ることとしました。

長野県では現在、「私のアクション!未来のNAGANO創造県民会議」を今年4月に立ち上げたことを受けて、解散の提案があったとの報告がありました。今後「未来のNAGANO創造県民会議」に県消団連が参加するかどうかは、事務局が関係資料を入手して、幹事会に報告・提案することとしました。

(4)長野県地方薬事審議会公募委員募集について

 土屋事務局長より、長野県より薬事審議会公募委員への委員推薦の依頼があり、藤綱幹事を推薦することが提案されました。協議の結果、藤綱幹事を推薦することとしました。今回は公募委員であることから、藤綱幹事には必要書類の作成をお願いし、事務局が県に提出することとしました。

2.報告事項

  • 2025年度第2回幹事会まとめ

3.情報提供

  • 国民生活5月号
  • 全国消団連ニュース速報他
  • 各団体からの情報提供

〇保科幹事より、「フードバンクの食料支援月間」の案内と、県労福協が主催している「くらし・なんでも相談 ほっとダイヤル」の紹介がありました。

  • その他情報提供

〇長野県よりくらしマル得情報夏号

〇ながの消費者支援ネットワークのパンフレットの配布と加入の呼びかけがありました。

4.次回以降の日程

次回の幹事会は、2025年7月28日(月)10:30~12:00を確認しました。


能登半島地震被災地視察現地サロン活動プレ企画報告!

  • 2025/07/17

長野県生協連では、2025年度の活動方針である「能登半島地震被災地の復旧の取り組みに貢献します」を具体化するため、年間計画に基づき9月から10月にかけて計3回の「被災地視察と被災地でのサロン活動」を予定しています。これまで4月と5月に2回にわたり能登の被災地を訪問し、現地の状況確認と関係者との綿密な打ち合わせを重ねてきました。

訪問先を珠洲市としたのは、同市が能登地震の震源地であり、震度6強の揺れと最大4.7メートルの津波により、市内全域で6000棟以上の家屋が倒壊し、死者102名を出す壊滅的な被害を受けたためです。また、能登半島の北端に位置する珠洲市は、他の地域に比べて支援が行き届きにくい状況にあり、震災前と比較してコープいしかわの宅配利用組合員数が約76%に留まっていることも、珠洲市を支援対象とした理由の一つです。

この度、具体的な実施の目途が立ちましたので、本企画の成功に向けた準備として、7月7日(月)から7月8日(火)にかけて「能登半島地震被災地視察と現地サロン活動のプレ企画」を実施いたしました。

今回のプレ企画では、以下の3つの目的を掲げて活動を行いました。

1. 「被災者との交流を通じて被災地とのつながりを構築すること」

2. 「被災者の方々に楽しみ、喜び、そして少しでも元気になっていただくこと」

3. 「交流を通して被災地での生活や状況を学び、長野県からできる被災地支援や復興支援を考える機会とすること」

初日の7月7日(月)は各会員生協の役職員と県連役職員の合計10名で、珠洲市へと出発しました。

初日の現地サロン活動内容は、太田会長理事の挨拶の後、以下の5つの企画を行いました。(サロン活動会場:石川県珠洲市 宝立公民館)

1. 「そば打ち(切り)体験」      長野県庁生協 西原専務理事 生活クラブ生協 草野常務理事

2. 「長野県の郷土料理“おやき”づくり体験」コープながの 牧野課長・平坂課長

3. 「健康チェック(血圧測定・体組成測定)」長野医療生協 有賀副部長・新津理事

4. 「七夕飾りを一緒に作り、飾りましょう」 珠洲ささえ愛センター職員・県連職員

5. 「みんなで一緒に歌いましょう」     県生協連合会(県連) 土屋専務理事

現地スタッフとして「珠洲市ささえ愛センター」から2名の職員の方にもご協力いただけました。会場には27名の方にご来場いただき、それぞれの活動を通じて笑顔につなげることができました。

健康チェックの様子

2日目の7月8日(火)は、早朝から被災地視察「松波地区、白丸地区(いずれも地震と津波)」を行いながら、次の目的地である鳳珠郡穴水町へと向かいました。「NPO法人レスキューストックヤード(通称:RSY)」が拠点を置く「穴水町陸上競技場」にて、同法人の浦野 愛常務理事による「令和6年能登半島地震 穴水町における支援活動」について講演をいただきました。冒頭、浦野理事よりRSYは「2019年の台風19号災害」における長野市豊野町で生活支援活動の経験が、今回の穴水町の支援活動にもつながっていると話されました。続いてR6能登半島地震災害関連死の要因の内訳や特徴、震災から1年半経つ穴水町の現状の説明を受けました。またRSYによる支援は発災後2日で現地入り(穴水町)し、支援の方策をゼロベースからどのようにくみ上げてきたのか、その詳細にわたっての貴重な過程の話がありました。それはRSYがこれまでの災害支援に関する独自のノウハウを活用し、行政や社協、民間の団体、延いては被災者自身とのつながりを持ちながら解決してきたことでした。今回実施された「被災地視察と被災地でのサロン活動プレ企画」での経験を活かし、9月以降に予定している本企画へと繋げていきます。

みんなで飾った七夕飾り