2019年10月24日(木)10時30分よりホテルメトロポリタン長野3階黒姫(長野市)において、第3回理事会が開催され、理事・監事13名が出席しました。 続きを読む
長野県協同組合フェスティバル2019は当初2019年10月12日に開催する予定でしたが、台風19号の影響を考慮して中止しました。その経過をご報告いたします。 続きを読む
2019年10月4日(金)14時00分より長野医療生協 あおぞら薬局3階会議室(長野市)にて、2019年度第2回医療部会を開催し、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、県生協連事務局を含めて5名が出席しました。 続きを読む
9月26日、27日に福島県生協連のご案内により、福島第一原子力発電所の廃炉作業を視察し、福島県の協同組合のみなさんと懇談を行いました。今回の視察は東日本・津波・原発事故大震災から8年半が経過した福島県の復興状況を学び、今後の被災地支援活動に活かすことを目的に企画し、JA長野中央会にも参加を呼びかけ実施しました。参加者は県生協連の理事・監事・事務局から11名、JA長野中央会から1名、JCA(日本協同組合連携機構)から1名の合計13名での訪問となりました。 続きを読む
日本製紙石巻硬式野球部(以下、日本製紙野球部)は創部から34年、全国大会で8強入りの実績を持つ社会人野球チームです。
2011年3月11日、日本製紙野球部は試合のため東京にいました。数日後、石巻に戻ってきた部員たちが目にしたのは津波で壊滅した工場と町の姿でした。前田直樹さん(現監督)は「工場のある辺り、町が一つ無くなっていた」と当時の惨状を語ります。
野球部は活動休止。工場のがれき撤去に従事するかたわら、安否が分からない同僚を探したり、炊き出しの手伝いに行ったりしました。前田さんたちは、そこで町の人から「工場、大丈夫か?」「野球部、頑張れよ」と声を掛けられます。誰もが自分の生活でいっぱいの状況のなか、日本製紙と野球部を心配してくれたのです。「当時は野球を続けられるかどうかさえ分からない時期でしたが、ありがとうございます、頑張りますと答えていました」。
野球部の存続が決まり、練習を再開したのは5月に入ってからでした。石巻のグランドが被災していたため旭川工場に練習の場を移し、「復興のシンボルになる」をコンセプトに再スタートを切りました。
そして震災発生から2年後の2013年、都市対抗野球の東北予選を勝ち抜いた日本製紙野球部は東京ドームで開催された全国大会に出場し、ベスト8の好成績をおさめます。
大会には石巻から約8,000人の応援団が駆けつけ、大漁旗を振って“地元石巻の野球チーム”を応援しました。「皆さん、こんなにも楽しみにしてくれていたんだと嬉しくなりました」と前田さんが話すように、それはあらためて地元の期待の大きさを感じる出来事でした。
日本製紙野球部は、シーズンオフには宮城や福島の小・中・高校生を対象に野球教室を開催し、野球の技術や楽しさを伝えます。なかには高校卒業後、日本製紙に入社した選手もいます。
シーズンオフはメンバーが入れ替わる時期でもあります。「震災を経験している選手も少なくなりました」。前田さんたちは、新しい選手が入ってきた時、必ず震災の話をするそうです。「我々は今、こういう場所で野球をやっている。だからこそ、試合で勝って“石巻ここにあり”を全国にアピールしたいと」。
被災地石巻が復興を遂げ、「野球の石巻」として名をはせる。そんな願いを胸に日本製紙野球部は2020年、再び全国大会出場を目指します。