2月20日(月)に長野県生協連主催のオンライン会議スキルアップ講座(ファシリテーション講座)を開催しました。青木将幸氏(青木将幸ファシリテーション事務所代表)講師にお招きして、4会員生協から講師を含めて45名の参加がありました。
冒頭、「オンライン会議の難しさ」は「何を考えているのかわからない」ことで、その解決策は、画面の中でリアクションをしてもらうことですと。リアクションをしてもらう方法はいろいろあって、「五本指での体調チェック」「リアクションボタン」「チャット記入」などを紹介されました。参加人数が多い時には「全員にチャットに記入してもらう方法」が良い。一人ずつ話すよりあっという間に全員の意見を聞くことができる。
チャット記入の練習として「好物は何?」に全員で回答をチャットに書き込みました。次に、オンライン会議で困っていることを全員にチャット記入してもらい、その困りごとを一つずつ答えていただきました。
『資料共有の仕方』⇒共有したい資料を事前に開いておく、『話すタイミングがわからない、発言の振り方がわからない』⇒名前を呼んであげること、『意見が出ない時の方法』⇒ブレイクアウトルームを活用して10分後に各グループで3つアイディアを発表してください、などいろいろな方法を学びました。またファシリテーションの準備で大切なこととしては、『問いを立てる』こと。事前に問いを準備しておくことが大切で、話し合いの始まりの問いには、全員が答えられる「問い」で、「正解がない問い」が良いとのこと。例えば、今日初めに行った「あなたの好物は何ですか?」とか。
『発言の長い人をどう切るか?』の方法としては、チャットに「現在時刻を入力する」方法や、あらかじめルールを決めておく。(例えば、赤色のものがカメラに移されると発言をまとめる、など)また、いろいろなメッセージカードの紹介もあり、「わかる~/わからん?/大賛成!/なるほど~/残り時間が気になります/ただいまみごとに脱線中/タイムオーバー/時間は気にせずどうぞ/みんなの声がききたいな/発言してもいいですか?/ミュートにしてね/チャットに書いて/ミュート解除を/ビデオをONに/質問・発言どうぞ!/今日決まったこと確認しましょ/そろそろまとめタイム/・・・・」いろいろなカードをA6版で作っておき、会議中にカメラにかざすことで会議を盛り上げたり、軌道修正したりできるこのこと。
最後には発言を可視化する方法としてスプレッドシートを活用してのグループ討議をしました。論議のテーマも6つの中から自分が話したいテーマを選択してグループを選ぶ方法で、ブレイクアウトルームに分かれて話し合うのだけれど、各グループがそれぞれスプレッドシートに発言内容を入力することで、他のグループの人も他のグループの発言内容を見ることができ、後で全体を一覧で共有することができることを体験しました。
参加者の感想としては「楽しく受講させていただきました。オンラインでも人とのコミュニケーションはとても大事で、反応を豊かめにするとか、話が長い時など、ネガティブなことほどユーモラスにお伝えするなど、実践例も含めとても勉強になりました。 zoomの基本、画面共有とかホワイトボードとか、いまさら聞けないようなことも実際にみんなでやってみることができ、実践でも使えそうだなと、ちょっと勇気が湧きました。」など、とっても楽しくてアッという間の3時間でした。
2023年2月17日(金)10時00分よりオンライン会議システムにて第5回介護福祉部会が開催され、長野医療生協、コープながの、東信医療生協、事務局より5名が参加しました。部会に先立ち豊田部会長より開会あいさつがあり、その後議事の進行を行いました。
※議事に先立ち部会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができるかを相互に確認しました。
◆会議内容
(1)VRを活用した認知症カフェについて
〇事務局から各生協で実施している感想を交流しました。また、今後のまとめ方について確認しました。
事務局より、資料に沿って介護福祉部会2022年度まとめと2023年度計画(素案)について説明・提案をし、協議を行いました。
・2022年度は介護事業にとって現場の対応(コロナ対応含む)に追われた1年だった。
・VR認知症体験研修会(認知症カフェ)の取組みは、介護福祉部会で初めて実施した方法だったが、とても良かった。部会からツールと方法の提供があり、各会員生協の条件に応じて実施・開催することで、それぞれの施設や規模、会場を計画し、普段参加できない職員も含めて、多くの職員に研修の機会を提供することができた。結果、多くの参加を得ることができた。県連企画で、各会員生協が同じ研修を経験できたことも良かった。
・行政との懇談機会については、懇談の目的と呼びかける立場を整理して、次年度に向けて再度検討していくことが良いとの意見が出された。
・次年度の第1回介護福祉部会を5月23日(火)13時30分~とすることを確認した。
・次年度の学習・研修計画については、ファシリテーション講座の提案については、実施検討したいが開催方法や所要時間を工夫したいので、今後部会にて継続して検討していくこととした。2022年度実施したアーカイブ動画と学習会資料を部会メンバーに共有して次年度に改めて検討していくこととした。
・介護福祉部会主催の「介護施設見学と介護制度の学習会」についても実施の方向で、次年度改めて検討していく。
上記の意見がだされました。
〇東信医療生協からは、クラスター発生の教訓として、PCR検査と抗原検査の違いや取り扱いの注意について報告があった。また、次年度予算の作成について、根拠の薄い事業計画に流されると、結果的に赤字を継続することにつながりかねないことを教訓に次年度事業計画作りにとても苦労しているとの報告がありました。
2023年度第1回部会 5月23日(火)13時30分~ オンライン開催(予定)
以上
2022年2月13日(月)13時30分からから長野県生活協同組合連合会事務所(長野市)及びWEB会議システムにより第6回理事会が開催され、会長・副会長を含め理事12名、監事2名が本理事会に出席しました。
なお、議事に先立ち理事会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができることを相互に確認しました。以下の議題が承認、確認されました。
13時30分、関佳之専務理事が開会を宣言し、太田栄一会長理事が挨拶を行い、理事会規則第7条により議長に関根明副会長理事が選任され、今後の採決方法について確認をして議事に入りました。14時40分にすべての議事を終了し閉会しました
≪議決事項≫
関専務理事より信州の食を育む県民大会後援承諾の件について提案があり、協議を行いました。
協議の結果、提案の通り承認しました。
関専務理事より日本生協連通常総会代議員専任の件について説明、提案があり協議を行いました。協議の結果、提案の通り承認しました。
関専務理事より会員会費返納(第2次)に関する件について説明、提案があり、協議を行いました。協議の結果、提案の通り承認しました。
≪協議事項≫
関専務理事より、2022年度のまとめと2023年度方針(1.1次案)の提案がされました。
今後継続して協議することとしました。
関専務理事より、年間会議日程の1.2次案の案内がありました。
関専務理事より、現段階の協議内容について説明があり協議を行いました。特に意見はなく、引き続き、中期計画策定委員会での協議を経て、次回理事会にて議決事項として提案する予定との説明がありました。
関専務理事より、任意積立金の取崩基準の設定に関する件(1次案)について提案がされました。
積立目的に沿って取り崩す場合の手続きについて質問がありました。
提案文書を補強し、次回理事会にて議決事項として審議することとしました。
≪報告事項≫
以下の事項を事務局が報告し、了承しました。
1.機関会議等報告
(1)1月度決算概況
(2)第5回理事会
(3)第8、9回常任理事会
2.その他報告
(1)長野ネットニュース
(2)下期研修会アンケートのまとめ
(3)県連ニュース(第17号)
3.情報提供
(1)労協ながの法人移行総会(日本労協新聞)
(2)員外利用許可の更新に関する件(長野県)
(3)災害復興支援&防災減災ニュース(日生協)
以上をもってすべての議事を終了し、議長が14時40分に閉会を宣言しました。
2023年2月14日(火)9時00分よりオンラインにて会員活動担当者交流会を開催し、コープながの、こくみん共済coop、信州大学生協、労働金庫、パルシステム山梨、事務局より6名が出席しました。冒頭、事務局が開会挨拶を行い、その後、交流会の議事を進行しました。
なお、議事に先立ち実行委員参加者全員が一同に会するのと同等に十分な意見交換ができることを相互に確認し、議事に入りました。
◆会議内容・議題
1.前回の議事録の報告をしました。
2.2022年度の会員活動担当者交流会の振り返り
・今年度の9回の会議を振り返り、感想と課題を出し合いました。
・オンラインでの1時間の会議は参加しやすい形態で良い。年に1度ぐらいはリアル対面での開催でも良いと思う。
・多くの学習企画の実施で充実していたと思う。次年度は山梨県連との共同企画もできると良いと思う。
・ファシリテーション講座は職員にとっても組合員理事やスタッフにとっても、とても役立つ講座だった。
・単協の企画も県生協連との共催など今後も検討していきたい。
・お互いの活動交流は参考になることや刺激になることが多かった。
3.2023年度の活動計画、学習会企画、他団体との懇談会について
・上期の会議日程を下記のとおり確認した。開催時間はいずれも、9時~10時のオンライン開催を基本とすることとしました。
第1回4月14日(金)、第2回5月11日(木)、第3回6月13日(火)、第4回7月13日(木)
第5回9月12日(火)、第6回11月:日程未定、第7回1月:日程未定、第8回3月:日程未定
・県行政や県社協との懇談機会については、会議メンバーにも案内し参加希望のある会員生協にも参加を呼び掛けることとしました。
・2023年度の研修企画の日程や計画内容について協議を行った。今後日程が確定し次第、共有することとしました。
・リアル対面形式での研修企画も増えるが、遠距離からの参加者にも考慮して可能な限りハイブリッド形式での企画を計画してほしいとの要望も出されました。
・上期研修会7/4予定、理事長・専務理事懇談会8/18予定、下期研修会2024年1/19予定で確定したら早めに案内をすることとしました。
・ファシリテーション講座は、基礎編が6/2、応用編が7/27、フォローアップ編が9/6で確定している。詳細が決まり次第案内することとしました。
・会員生協との共同企画については、コロナ感染状況や各生協のガイドラインに沿って、各幹事生協と調整を進めることとしました。
4.会員交流~主な内容
〇大学生協:3/2のゼロカーボン戦略の学習会には学生も参加予定です。コープながのと共催で卒業生向けのお金のセミナーを開催しています。
〇県労働金庫:大学生協との協同で卒業生向けチラシ、新入生向けチラシの作成及び配布予定。
〇パルシステム山梨:茅野市との協定締結、自殺予防のための講座(傾聴や見守り)を職員向けに実施。フードドライブで1.6tの食品集まり、フードバンクに寄贈しています。
〇こくみん共済coop:交通安全の活動で県内小学校に横断旗寄付。タオルを集めて社協に寄付を今年も実施します。
自転車運転診断活動とともに、安協さんに「自転車の乗り方教室」も相談に行きたい。安全運転の教室と安全運転診断活動がセットの方がより意味があると感じています。
〇コープながの:フードドライブを店舗で実施しました。来月(3月)から、セットセンターの予備のパンを賞味期限内のものは、4つの支援団体に寄付することとなりました。次年度に向けての組合員スタッフ募集をしています。
5.その他、次回会議日程、4月14日(金)9:00~、を確認しました。
2月6日(月)JA長野県ビル12階A会議室(長野市)において、協同組合職員交流集会~SDGs自分と世界のつながりをカードゲームで体感~を開催し、35名が参加し、県生協連からは6名が参加しました。冒頭、長野県協同組合連絡会の鈴木友子会長(企業組合労協ながの理事長)が主催者挨拶を行いました。
交流集会では2030SDGsカードゲーム『ワークショップ2030SDGs』を参加者全員で3時間にわたり実施しました。講師はJA長野中央会総務企画部の青木孝美氏(2030SDGs公認ファシリテーター)の進行で進められました。カードゲームの開始に先立ち、全員で「協同組合のアイデンティティー(ICA宣言)」を読み上げて確認しました。
最初にSDGsとは何か?の説明があり、国連193か国全会一致で2015年の9月に採択した2030年までに世界で達成する「持続可能な開発目標」であり、全世界の共有の目標であることをわかりやすくお話いただきました。
その後、カードゲームの説明があり、参加者全員で16チームを編成し、チームに目標を受け取り、目標達成のためにゲームを進行する方法で進められました。ゲームの中では、世界の「経済」・「環境」・「社会」が各チームで実施されるPJの影響を受けて変化していきます。ゲームの前半が終了した時点で青木講師から、いま世界がどうなっているか?の問いかけと解説がありました。「経済」が大きく伸び、「環境」と「社会」が改善されていませんでした。また、その時点でのチーム目標達成者は16チーム中2チームだけでした。後半は世界の状況を見ながらも、各チームがチーム目標達成にこだわり、チーム目標達成を重視して最後までゲームを進行した結果、ゲーム終了時点では、前半以上に更に「経済」偏重の社会となりました。しかし、チーム目標達成数は伸長して12チームが目標を達成しました。
このゲームに正解はありません。実施するメンバーや組織の気質や風土にも影響されるものですが、今回は「経済偏重」の結果となりました。最後に各参加者はこのゲームでの気づきや発見、前半と後半の気持ちの変化などアンケートに記入して終了となりました。自分たちの行動、実施したPJ(仕事)が世界に大きな影響を与えていることを実感できる貴重な経験になりました。