長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

長野県協同組合連絡会主催 職員交流集会を開催しました!

1月22日(火)10時30分よりJA長野県ビル12階A会議室(長野市)において、協同組合職員交流集会~協同組合の強みと弱みを考える~が開催されました。各構成団体より25人、事務局を含め38人が参加しました。冒頭、司会の長野県森林組合連合会の林信一次長が進行し、長野県協同組合連絡会の上田均会長(長野県生協連会長理事)が主催者挨拶を行いました。 続きを読む


2018年度第3回医療部会報告を開催しました

2019年1月24日(木)13:00より、信州大学生協あづみホール食堂(松本市)にて、2018年度第3回医療部会が開催され、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協及び長野県生協連事務局の4名が出席しました。 続きを読む


下期役職員研修会を開催しました!

長野県生協連は2019年1月25日(金)、ホテルメトロポリタン長野において、2018年度下期役職員研修会を開催し、会員生協や協同組合連絡会、長野県虹の会会員から60名が参加しました。県生協連の関佳之専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田均会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。 続きを読む


2019年賀詞交歓会を開催しました

1月25日(金)17時00分よりホテルメトロポリタン長野(長野市)3階・浅間の間において、2019年長野県生協連賀詞交歓会が開催されました。長野県副知事、国会・県議会議員・秘書、友誼団体、報道各社、長野県虹の会(お取引先様)、会員生協の役職員を合わせ83名が和やかに交流を深め、大変有意義な賀詞交歓会となりました。 続きを読む


「希少なパステル染めを、気仙沼の人の手で育てていきたい」 株式会社インディゴ気仙沼

インディゴ気仙沼は、天然インド藍を使った染色サービスとオリジナル商品を制作販売する会社です。始まりは、2015年に代表の藤村さやかさんが子育てサークルの友人2人と「子連れで働ける職場を」と立ち上げた染色工房でした。「インディゴ(※)は気仙沼の海の青をイメージさせる。染色の作業なら乳飲み子をおんぶし、空いた手でできる。そう話し合ってスタートしたんです」。
しかし染色は全員未経験。先達に教えを請いながら、自分たちが作りたい染めを探す毎日。最初は徳島産の藍に人工的な触媒を加える“化学建て”を試みましたが、1年後にインド藍の“天然建て”に切り替えます。その間もストールやTシャツを染めて販売し、徐々に従業員に給料を出せるようになりました。
さらに「子どもに着せて安心な商品を作ろう。そのためには自分たちの目で確認した原材料を使いたい」と、日本で藍染めに主に使われるタデ藍の栽培にも取り組みます。しかし夏の短い気仙沼では思うように育たず、藤村さんたちは寒い地方でも育つインディゴ植物を探します。そうして、気仙沼の気候に適した作物として着目したのが、現在、フランスのトゥールーズ付近の狭い範囲のみで生産されているパステルでした。
藤村さんたちはさっそく種を取り寄せて植え、発芽、葉の収穫と一つずつ作業を進めながら、パステルが気仙沼の気候に合っていることを確かめました。「染めるなら気仙沼で育てた植物で染めたい」と考えての挑戦でした。
一方でパステル染めによる商品の販売先も確保しました。「いま、収益の大部分はインド藍の事業によるものですが、これをパステルの事業で成り立つようにしたいし、海外にも販路を開きたい」と意欲を見せます。
3人で始めた工房は現在、パステル栽培を担う農家を含め9人に増えました。「自分の事業だと思ったことはない。気仙沼のパステル染めを、ワインのように気仙沼の風土を体現した商品に育て、いずれは地場産業としてまちの皆さまにお渡ししていければ」。
震災発生から8年。「新しい建物が増え、まちに色彩が戻ってきた」と藤村さんは喜びます。インディゴ気仙沼が染める青や水色も気仙沼のまちを彩る色の一つ。その魅力が国内外に広まることを願って、インディゴ気仙沼の挑戦は続きます。

※インディゴ/鮮やかな藍色を作り出す染料

●株式会社インディゴ気仙沼 https://www.indigo-ksn.com/