長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

販路喪失と風評被害からの回復をめざして

 

宮城は日本有数の水産県で、大型漁港に水揚げされるマグロやカツオ、サンマをはじめ、浜ごとに養殖されるカキ、銀ザケ、ワカメなど多種多様な水産物を国内外に送り出しています。

大震災の発生から3年半。漁船や養殖施設の復旧に伴い、水産物の生産量は少しずつ回復しています。近海カツオ・マグロなどの水揚げは6~7割、養殖の銀ザケは約8割、ワカメは震災前の水準を超えました。ことしの初夏には、生育に3年かかるホヤが震災後初めて収穫されています。カキの生産量減少や価格低迷、復旧工事の遅れなど厳しい状況は変わらず続いていますが、海は徐々にかつての豊かさを取り戻しつつあります。

しかし最大の課題は、その水産物の販路をどう確保していくかです。「震災で宮城の水産物供給がストップしている間に、他の産地の物に取って代わられてしまった」。宮城県漁協の丹野一雄会長は、販路がなかなか回復しない現状を話してくれました。

追い打ちをかけたのが、放射性物質飛散事故でした。「特に関東以南は不安視する販売店が多く、取引を拒まれました」。宮城の水産業は、震災で多大な打撃を受けただけでなく、風評被害という負荷も背負うことになったのです。放射性物質検査で基準を超える水産物は一切流通させていないにも関わらず、「風評」はいまも続いており、「県や国の協力を得ながら解消していくしかない」のが現状です。

一方、そこで踏みとどまるよりも「これまで以上に販売力を強化していきたい」というのが丹野会長の考えです。宮城の水産物をPRするため、関西でも販売促進のイベントを予定しています。「震災だから協力してほしいという時期は過ぎた。宮城の水産物は美味しいので買ってほしい、と自信を持ってお奨めしていきます」。

※宮城県「復興の進捗状況―平成26年7月11日」「東日本大震災からの復興状況(水産業関連)―平成26年5月」


長野県労働者共済生協第59回通常総代会及び全労済長野県本部の第5回代表者会議が開催されました

  • 2014/07/31

7月30日(水)に上田東急イン(上田市)において、長野県労働者共済生活協同組合第59回通常総代会及び全労済長野県本部の第5回代表者会議が同時開催されました。

冒頭、資格審査報告が行われ、総代定数150名に対し144名(本人出席133名、書面出席0名、委任出席11名)の出席により総代会の成立要件が満たされていることが報告されました。

続いて、関正人理事長の挨拶、多くの来賓を代表し、濱村圭一県労働雇用課長、中山千広連合長野会長(県労福協理事長)より挨拶がありました。

議事では、第1号議案から第8号議案まで風間広康専務理事他の執行部が提案を行い、全議案が全員一致で承認されました。

休憩を挟んで、全労済長野県本部の第5回代表者会議が開催され、風間広康専務理事が議案提案を行い、2014年度活動計画(案)に関して、7名の代議員から意見要望が出され、各議案とも賛成多数により可決承認されました。


第3回長野県協同組合フェスティバル2014実行委員会を開催しました。

7月24日(木)13時30分より「エムウェーブ」109会議室(長野市)において第3回長野県協同組合フェスティバル2014実行委員会が開催され、JA長野中央会、JA長野信連、JA共済連長野、JA長野厚生連、長野県森連、長野県生協連、労協ながの、コープながの、生活クラブ生協長野、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、全労済長野県本部、県高齢者生協、㈱アド・ユニティーより28名が出席しました。 続きを読む


長野県協同組合連絡会は、信州大学経済学部に協力して特別講座を開設しました

長野県協同組合連絡会では、今年も信州大学経済学部と協働で社会科学特別講座「協同組合と地域・社会課題」を開設しました。7月23日には、ガイダンスと2つの講義があり、受講生や連絡会構成団体の傍聴者、20人余りが参加しました。

 講座開催にあたり、担当の金早雪(キム・チョソル)教授からガイダンスがあり、生協総研の栗本昭理事から「世界の協同組合の歴史と最近の動向」と題して、「世界の協同組合の歴史」「協同組合原則の内容と意義」「世界の協同組合の最近の動向」「国際協同組合年とブループリント」「これからの協同組合に期待されること」などについて、ご自身の研究や海外での見聞を含めて、わかりやすく解説いただきました。

 また、JA長野中央会協同活動推進部の丸山剛部長から「協同組合の歴史・特徴とJA~日本の農村協同組織(組合)の歴史と今日的課題」と題して、江戸時代にさかのぼる日本の農村協同組織の歴史から今日のJAに至る変遷、協同組合の原点とこれからのJA運動について豊富な見識をご提供いただきました。

 講座は、この後、8月6日から9日まで教室での講義と各種の協同組合の視察体験が行われます。生協連では、7日に上伊那医療生協及びコープながのの関連施設の視察を予定しています。


2014年度第4回常任理事会を開催しました。

7月14日(月)10時25分よりホテルメトロポリタン長野3階黒姫の間(長野市)において、第4回常任理事会が開催され、会長・両副会長・専務理事の4名全員が出席しました。

上田会長が開会を宣言するとともに、県内の台風被害の状況や支援活動等に触れて挨拶をした後、議長に就任し、議事を進行しました。 続きを読む