長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

県生協連と県民文化部長及び 関係部局と懇談をしました

長野県生協連は2018年12月13日(木)、長野県庁内県民文化部長室において、長野県生協連と県民文化部長との懇談をおこない、その後場所を移して関係部局との懇談を行いました。最初に、県民文化部との懇談では長野県から、角田道夫県民文化部長、くらし安全・消費生活課の古川浩課長、黒井秀彦企画幹、北條浩之課長補佐、那須野信介係長の5名が参加され、県生協連からは上田均会長理事、中村誠一副会長理事、関佳之専務理事、中谷隆秀事務局長が参加しました。 続きを読む


県議会会派代表との懇談会を開催しました

12月13日(木)長野県庁議会棟(長野市)理事者控室において、県議会4会派代表の7名の議員の皆さんと県生協連役職員4名による懇談会を開催しました。 続きを読む


信州まるごと健康チャレンジ2018第6回実行委員会が開催されました

2018116()1610分からJA長野県ビル4階B会議室(長野市)にて開催され、9名が参加しました。県生協連の関専務理事が開会の挨拶後、議事を進行しました。 続きを読む


長野県協同組合連絡会第5回幹事会報告

2018年12月6日13時30分から、長野県労働金庫会議室において、長野県協同組合連絡会第5回幹事会が開催され、各構成団体から13名が参加しました。 続きを読む


―復興を担う女性たち― 「復興の目撃者になってください」 ホテル・エルファロ共同事業体

 「震災で両親も旅館も失った。親の死が受け入れられず事あるごとに泣いていた。家族には涙を見せないようにしていたけど、娘たちが気付いて“お母さん泣いていいんだよ”と言ってくれたんです」。その言葉で、佐々木里子さん(ホテル・エルファロ共同事業体代表)は再び旅館を営む決意をしました。

 女川町にあった旅館や民宿の半分以上が津波で被災したなか、佐々木さんは同業者3人とともに2012年12月、トレーラーハウス40台を活用してホテルをオープンさせました。ホテル名はスペイン語で灯台という意味の「エルファロ」にし、トレーラーの外壁は「がれきの中、花畑のような心和む空間をつくりたい」とパステルカラーに彩りました。

 開業から数年、エルファロはボランティアや復旧工事関係者、視察団体などの宿泊施設として女川の復興に貢献してきました。最近は、ボランティアを機に親しくなった町民に会いに来たり、おながわ秋刀魚収穫祭などのイベントを楽しみに訪れたりするリピーターが増えたそうです。「もう、被災して悲しい町ではなく、楽しく遊びに来られる町になりつつあるんです」と佐々木さんは喜びます。

 2017年8月、エルファロは女川駅のすぐそばに移転し、新たなスタートを切りました。

 駅前にはレンガ道沿いに雑貨店や飲食店が並び、賑わいを見せています。「一歩外に出れば海があり、手作り体験のできる工房がある。さらに女川は水産業、商業、観光業の間に壁がないので、宿泊やアクティビティの企画を立てる時も“これ俺たち手伝えるよ”とすぐ応えてくれる」。

 その環境を活かし、エルファロは、温泉、バーベキュー、ダイビング、タイル絵付け、石けん作りなど、地元の事業者たちと連携した様々なプランを提供しています。「町にお客様を呼ぶには“業”を超えてつながりあうことが大切だと実感しています」。

 佐々木さんは語り部活動などでよく「復興の目撃者になってください」という話をします。「ページをめくるように町が変わっていく。その経過を見てください。遊んで帰った後、再び1年後に来ていただいて変化を感じてください。それが女川を元気にしてくれますし、支援になります」。

 復興という“光”を観に、もうじき8年になる被災地へ。エルファロは名前の通り、観光客を迎え入れる灯台となっています。

 

※ホテル・エルファロ https://hotel-elfaro.com/