10月20日(土)、「より良き消費生活条例の制定を目指して」と題して長野県弁護士会のシンポジウムがバスターミナル会館(長野市)で開催されました。このシンポジウムは、県が08年の6月議会へ提出予定の「長野県消費生活条例(仮称)」のあるべき姿について議論を深める目的で開かれたものです。
基調報告では山崎弁護士が条例の役割や検討状況について、小林県長野消費生活センター所長が県内消費者の生活相談の状況などをわかりやすく報告されました。続いて行われたパネルディスカッションでは、パネリストに前長野消費生活センター所長の高橋加代子さん、県消団連小松事務局長、元日弁連消費者問題対策委員長の石戸谷豊弁護士が登壇し、長野県が発表した消費生活条例(仮称)骨子案に対して、盛り込むべき諸点を明確にしながら話し合いました。また、シンポジウムでは消費者の権利をさらに厚く盛り込んだ意見書(原案)を県に求めていくことも発表されました。