長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

いまも震災前の水準から遠く

 

「復興なんてまだまだ先」「売り上げが震災前の5割程度という企業もまだいっぱいあるよ」。宮城の水産加工業者の多くは、震災によるダメージからいまも十分に回復できていません。水産庁の調査(※)では、宮城県で生産能力が被災前の水準に戻った事業者は13%、売上げではたった8%しかありませんでした。

復興をはばむ主な要因は、販路喪失、風評被害、人手不足です。

震災で宮城の水産加工品の生産は一時ストップしました。代わりにスーパーの棚を埋めたのは他産地の商品で、生産が再開されてもそれは続きました。さらに放射能の風評問題が水産加工業を直撃しました。

「震災前より、販路が狭くなった」。塩蔵わかめなどを製造する(株)志田金は、関東以南のスーパーとの取引が震災後大幅に減少しました。いち早く工場を再開したにも関わらず風評で売れない状況が続き、その間に従来の取引先では他産地のわかめへの切り替えが定着してしまったためです。代表取締役の志田金治郎さんは「風評被害がなければ、宮城の水産加工業はもっと早く売り上げを回復できていたはず」と言います。

漬け魚などを製造する三波食品(株)の専務取締役・松本晴幸さんも「関東は売り上げが伸びているが、西日本は風評のせいで、そもそも店に置いてもらえない」と話します。

人手不足も深刻です。「募集をかけても人が集まらない。高卒者もパートも、みんな給与の高い建設土木などに行く。中国やベトナムなどの労働力に頼らざるを得ない」と松本さんは思うようにいかない現実を口にします。

施設の復旧は進んでも販路や風評、人手不足の問題が解決されなければ復興とは言えない。そんな思いが「復興はまだ先」の言葉には込められているのです。

 

※「水産加工業者における東日本大震災からの復興状況アンケート調査」(2014年4月16日、水産庁)

 

 

▲(写真1)志田金の塩蔵わかめ生産工程。

 

▲(写真2)2014年6月に新工場が完成した三波食品。


第4回長野県協同組合フェスティバル2014実行委員会を開催しました。

8月28日(木)15時00分よりJA長野県ビル11階図書資料室(長野市)において、第4回長野県協同組合フェスティバル2014実行委員会が開催され、JA長野中央会、JA長野信連、JA全農長野、JA長野厚生連、JA共済連長野、長野県生協連、労協ながの、コープながの、生活クラブ生協長野、長野医療生協、東信医療生協、県高齢者生協、㈱アド・ユニティーより28名が出席しました。

牛澤高志事務局長(県生協連)の開会挨拶に続き、議事を進行しました。

以下の議題について協議を行い、すべての事項が確認されました。

(1)第3回実行委員会報告

(2)出展企画について(ブース数・備品・参加人数・車両台数・ブース表記・実行委員会企画・ステージ企画・開会式と閉会式について)

(3)会場レイアウトについて(会場レイアウト図・ブース表示・会場内看板について)

(4)告知チラシ・当日配布のパンフレットについて

(5)当日の運営計画について(スタッフ証・駐車場・昼食・救護所・報道やトラブル対応・前日準備や当日要員・緊急連絡の確認など)

(6)次回の開催日程   9月17日(水) 13時30分~ JA長野県ビル11階図書資料室


会員生協 理事長・専務理事懇談会を開催しました。

8月22日(金)15時よりホテルメトロポリタン長野(長野市)において、会員生協理事長・専務理事懇談会を開催し、13会員生協の理事長・専務理事及び県生協連役職員24名が出席しました。

 冒頭、上田均会長理事が主催者挨拶を行い、自己紹介とそれぞれの会員生協から概要や事業状況、また、この間の主だった取り組みについて報告をいただきました。
続いて、県生協連の牛澤高志専務理事が上期の取り組みや下期の課題について報告を行いました。
その後は、会員生協状況報告として、最初に、生活クラブ生協長野の小林テル子理事長から生活クラブ生協長野が取り組んできた活動について報告いただきました。消費材の取組み、地域とともに暮らしていくことを大切にしてきた活動、協同組合の力をどう発揮するか?という視点で「クラブステーション構想」を2年間のワークショップを経て、岡谷市に第一号のクラブステーションをスタートさせた取組み、今後の活動計画などをお話いただきました。また、東信医療生協の中沢祐一専務理事から東信医療生協の概要や組合員の思いや要求に基づいて発展してきた活動の内容、現在建設中の上田生協診療所複合型施設建設の計画概要などについて報告をいだき、会員生協からの報告、県生協連及び県行政への要望等を踏まえ意見交換が行われました。また、懇談会終了後は、懇親会を開催し、会員生協間の交流を深めました。


長野県生協連 第5回理事会を開催しました。

8月22日(金)13時00分よりホテルメトロポリタン3階黒姫の間 (長野市)において、第5回理事会を開催し、理事・監事12名が出席しました。

牛澤専務理事が開会を宣言し、上田会長の開会挨拶後、議長には風間副会長理事が選任され議事に入りました。

以下の審議事項について協議を行い、すべての事項が承認されました。

(1)県生協連理事会2014年度県外生協研修・視察要領

(2)介護福祉部会の県外研修の予算外支出の承認

(3)県連就業規則類の改訂について

(4)「第67回全国人権・同和教育研修会」長野県実行委員会への加盟

続いて2014年度第4回理事会以降の機関会議、活動等報告や行政・諸団体から提供された情報が報告されました。

すべての議事をお終了し、議長が14時30分に閉会を宣言した。


2014年度第5回常任理事会を開催しました。

8月22日(金)10時30分よりホテルメトロポリタン長野3階志賀の間(長野市)において、第5回常任理事会が開催され、会長理事・副会長理事・専務理事4名全員が出席しました。

上田会長が開会を宣言するとともに、広島県内の水害被害の状況などに触れて挨拶をした後、議長に就任し、議事を進行しました。

以下の審議事項について協議を行い、第5回理事会へ提案・報告することとなりました。

(1)県生協連理事会 2014年度県外生協研修・視察要領(再)

(2)介護福祉部会の県外研修の予算外支出の承認

⇒決栽基準では会長理事決裁事項だが、金額が多いため理事会へも審議事項とすることを確認した。理事会提案では、背景がわかる補足説明を行い、外部セミナーへの参加費を県連予算で支出することの経緯も併せて説明することとした。

(3)県連就業規則類の改定(再)

⇒第5回理事会(8月22日開催)には1)正規職員就業規則とパート職員就業規則の改訂、2)労災特別補償規則の廃止、3)労災特別補償規程の新設の3つの議案として分けて提案することとした。

(4)平成26年度の消費生活協同組合指導検査

⇒第5回理事会(8月22日開催)には、報告事項とすることとした。

すべての議事を終了し、議長が12時05分に閉会を宣言した。