長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

第47回2017年7月5日

牡鹿半島で温かい交流をつくる-おらほの家プロジェクト

牡鹿半島はほぼ全域が山地で、漁港や集落の多くはリアス式海岸の入り江にあります。

震災は半島で暮らす人たちの生活を一変させました。人口は約4,300人から約2,500人に減少(※)。「過疎化が一気に進んだ」と、牡鹿半島でお茶っこや食事会の送迎サービス付きサロン活動を実施している「おらほの家プロジェクト」代表管理人の本庄年さんは言います。

長い避難生活のなか、若い世代は街に移住し高齢者は故郷に戻る形で世帯分離が進みました。集落も、家が残ってそのまま住み続けている人と家を失って高台に移転する人に分かれました。さらに世帯減少と独居高齢者の増加で、住民の交流が以前より少なくなりました。復興は進んでいますが、坂道が多く、バスも不便で、隣りの集落に行くにも通院にも、車を運転できる人の助けが要ります。

サロンの日、本庄さんたちは参加者のいる集落を送迎車で回り、清水田浜の「おらほの家」に案内します。お茶っこではお喋りや手芸に興じ、食事会では調理・食事・片付けを全員で行ないます。「一人暮らしだからみんなとお喋りできるのが嬉しい」「この辺りは気晴らしに出かける所が少ないのでサロンが楽しみ」と、参加者は満足して帰っていきます。

本庄さんたちはいま、ボランティアの減少や高台移転による集落再編に対応し、少人数スタッフでの運営、集落ごとの小規模お茶っこなど、サロン活動の見直しを図っています。

課題はやはり人手と送迎です。「高齢者の体調を見ながらの活動でもあるので、もう少しボランティアの手を借りたい。集落ごとのお茶っこは地域住民の手で行なうのが理想ですが、送迎がないと参加者が限られる。そのフォローも考えていかなければなりません」。

地元に温かい交流が残っているから、住み続ける、移住しても時おり帰ってくるという人は少なくありません。おらほの家プロジェクトのように、人と人の温かい交流をつくる取り組みが、これからも望まれています。

●「おらほの家プロジェクト」 https://oraho-oshika.jimdo.com/

 

※「平成27年国勢調査による石巻市の人口・世帯数」(石巻市)


2017年度第2回常任理事会を開催しました

7月11日(火)10時30分よりホテルメトロポリタン長野(長野市)において第2回常任理事会が開催され、常任理事4名が出席しました。上田均会長理事が開会を宣言し、挨拶の後議長に就任し議事を進行しました。

以下の審議事項について協議を行い、11時30分に閉会しました。

1.OB会総会の開催計画

2.長野県労福協県政要請(一次案)

3.九州北部大雨災害緊急支援募金について

牛澤高志専務より、九州北部大雨災害緊急支援募金について説明・提案があり、協議の結果、5万円の募金を行うことを確認し、募金受付期間との関係で次回理事会にて報告することとしました。

その他事務局より、第1回理事会等会議、活動等について報告を行い了承し、閉会しました。


2017年度第2回介護福祉部会が開催されました

2017年7月6日(木)10:00より長野医療生協 グループホームれんげそう(長野市南長池)にて第2回介護福祉部会を開催し、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、高齢者生協及び事務局より6名が出席しました。 続きを読む


介護福祉交流会を開催しました

介護福祉部会は7月6日(木)、長野医療生協グループホームれんげそう(長野市)において介護福祉交流会を開催し、5会員生協の介護事業所からサービス提供責任者、ホームヘルパーなど22名が参加しました。 続きを読む


2017年核兵器廃絶国民平和大行進が行われました

2017年核兵器廃絶国民平和大行進が「核兵器のない世界」の実現、憲法9条と「非核三原則」の輝く日本の実現を目指して実施されています。 続きを読む