長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします

第57回2018年5月5日

手仕事を事業として続ける難しさ

乗り越えるため新しいことに挑む喜び

 

東松島ステッチガールズがデンマーク刺繍のクロスステッチの製造販売を始めて、ことしで4年になります。きっかけは震災後、刺繍の先生でもあるタレントの岡田美里さんの呼びかけで始まったワークショップです。手仕事は女性たちの収入になり、心の励みになりました。活動を支えていた東松島みらいとし機構は2014年、刺繍を仕事として続けていきたいという女性たちの賛同を得て事業化を図りました。現在、作り手は25人。東松島市はもちろん石巻市からも参加があります。

事業を続けるには経営の安定が求められます。不安はないかという問いに、事務局の東松島みらいとし機構の芳賀朋子さんは「今、まさに不安です」と答えます。

「復興支援で買っていただく時期は終わりました。また刺繍は工業製品のように大量生産ができない。労働力と価格のバランスが取りにくい製品の価値を、分かった上で購入していただくことの難しさを実感しています」。 続きを読む


2017年度 第11回常任理事会を開催しました

2018年4月3日(火)10時30分より、長野県生協連事務所(長野市)において第11回常任理事会が開催され、常任理事4名が出席しました。上田会長理事が開会を宣言した後、議長に就任し、議事を進行しました。以下の審議事項について協議を行い、12時10分に閉会しました。 続きを読む


第48回長野県協同組合連絡会 通常総会が開催されました

4月4日(火)15時30分よりJA長野県ビル13階特別会議室にて、構成団体の役職員29名が出席して、第48回長野県協同組合連絡会通常総会が開催されました。 続きを読む


3.11を忘れない  みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします 

第56回2018年4月5日

被災地で起業して7年

「事業体としてもっと強くならなければならない」

 

7年前、被災地で起業による地域再生を目指した人たちがいます。農水産物の六次化、コミュニティ形成といったそれらの事業は、震災で浮彫りになった過疎化や高齢化、経済縮小など地域の喫緊の課題と深く関わるものばかりでした。

震災前から女川町のまちづくりに関わっていた湯浅輝樹さんは、被災後の女川の惨状を見て絶句しました。「働く場所を失った漁業者はこの先どうなるのだろう。何か、新たな仕事をつくり出さなければならないと思った」と当時をふり返ります。

4月、湯浅さんは仙台の木工クリエイターと一緒に、女川で「小さな復興プロジェクト」を立ち上げました。借りた倉庫に木工機械と原材料を持ち込んで地元の人を雇用し、魚の形の木工品「onagawa fish(女川フィッシュ)」を作って販売したのです。震災直後の起業は明るい話題としてメディアに採り上げられ、商品は飛ぶように売れました。作り手は被災した人たち。「買ってもらうと勇気が湧く」と喜び合ったそうです。

被災地で生まれた復興商品の多くはいま、“支援”から“ニーズ”へと局面が変わりつつあります。「一部の方々は現在も応援の気持ちで購入してくださっているが、一方でどんなに良いモノを作ってもニーズが無ければ商品は売れない。いまそこで苦労している」と話します。

人々から震災の記憶が薄れ、復興が進むにつれて、厳しい状況に直面することも増えました。「女川町のまちづくりに覚悟を持ってのぞんでいる」という湯浅さん。社名「株式会社onagawa factory(女川ファクトリー)」には、木工品・革製品・食品のものづくりで新しい女川の文化を発信していくとの思いが込められています。「厳しい状況は続くが、このまちに事業を残していくには、事業体としてもっと強くならなければならない」と決意を新たにしています。

◎(株)onagawafactoryの商品は「とうほくてしごとカタログFUCCO」vol2(P13-14)でご紹介しています。

http://www.miyagi.coop/support/shien/handmade/


第2回 食堂・売店部会を開催しました。

2018年3月26日(月)14時より長野県生協連事務所(長野市)にて、第2回食堂・売店部会を開催し、セイコーエプソン生協、県連事務局、日生協より4名が出席しました。冒頭、神定部会長より挨拶があり、進行を行いました。

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