2019年4月16日(火)10時30分よりコープながの篠ノ井本部C会議室(長野市)において、第8回理事会が開催され、理事・監事11名が出席しました。 続きを読む
「津波を目の当たりにして、もう養殖はやれないと思った」と阿部民子さんは言います。しかし家業である漁業から離れるわけにはいきません。「だったら私は自分にできることで自分の居場所をつくろう」。そう考えて阿部さんは2012年10月、南三陸町の海産物詰合せを販売する「たみこの海パック」を立ち上げました。
「南三陸の海産物をお土産に買って帰りたい」というボランティアの声をヒントに、複数の水産加工場から商品を仕入れ、独自の詰合せセットを考案。ホームページ「たみこの海パック」を開設し、オンラインストアで通信販売を始めました。
さらに女性が短時間でもイキイキと働ける場所をつくりたいと願い、子育て中の女性を一人雇いました。女性は海藻類の袋詰めを、阿部さんは販売に奔走しました。「ボランティアさんに直接、買ってくださいとお願いし、近くの道の駅やスーパーに扱ってほしいと頼みに行きました」。
販路が広がるにつれて売上も増え、翌年秋には黒字を計上できるようになりました。「震災をきっかけに事業を始めた私の生き方を理解し、応援してくれている人たちがたみこの海パックを育ててくれました。人に恵まれたと思います」。
阿部さんには「たみこの海パック」を通じて南三陸町の漁業者の取り組みや町の魅力を伝えていきたいという思いがあります。
そのため商品に浜の様子や復興の歩みを伝える「たみこの四季だより」を同封したり、ワークショップで来町した人たちに南三陸町の漁業の特徴などを描いた紙芝居を披露したりしています。
「震災直後、漁業者は収入減を覚悟の上でカキの養殖いかだを3分の1以下に減らし、環境に配慮した養殖に切り替えました。みんな不安と葛藤のなかでスタートしたのです」。おかげで日本で初めて国際認証ASC(※)を取得できたこと、栄養が行き届いてより美味しいカキが獲れるようになったこと、海藻は漁業権を持った、主に女性たちが岩場を歩いて採っていることなどなど。
「売りたい伝えたい相手は県外・関東の人たち」と阿部さんは言います。それは大きな消費地に住む人たちにこそ生産地である南三陸町の海産物を味わってほしいから、町に足を運んでほしいからだと。
「課題は“伝えること”ですね。インスタやフェイスブックなどSNSを使って発信を続けていきます」と笑顔を見せます。
※ASC認証/養殖水産物に対するエコラベル。環境に負担をかけず地域社会に配慮して操業している養殖業に対する国際的な認証制度。
たみこの海パック https://www.tamipack.jp/
4月8日(月)15時00分よりJA長野県ビル13階特別会議室にて、構成団体の役職員37名が出席して、第49回長野県協同組合連絡会通常総会が開催されました。県生協連からは上田会長理事、関専務理事、中谷事務局長の3名が参加しました。 続きを読む
4月4日(木)長野県社会福祉協議会の常務理事室(長野市)にて、県生協連が長野県社会福祉協議会と懇談をしました。今回の懇談会は初めて開催されたもので、この間の企画や取り組みで協働する機会が増えてきた中で、生活協同組合の取り組みや活動を報告し相互理解を高めるために企画されました。 続きを読む
2019年3月21日(木)信州大学国際科学イノベーションセンターにて、「第2回災害時の連携を考える長野フォーラム」が開催され、主催者と講師を含めて79名の参加がありました。今年度は県社協・県生協連・県NPOセンター・青年会議所長野ブロック協議会・県長寿社会開発C・県共同募金会・連合長野・長野県が主催しました。昨年の主催者団体の輪を広げて、7回にわたる会議を重ねて準備をして来ました。 続きを読む