会員生協の動き及び日本生協連 山下俊史会長から被災地の皆様や全国の生協の組合員、役職員の皆様宛に発信されましたメッセージをお送りいたします。
1.会員生協の動き 『3月16日~本日(3/17)の動き』
(1)コープながの
①商品に欠品が生じています。3月16日は全体で296アイテム≪冷凍品9、冷蔵品61、日配品11、ドライ品55、雑貨品160≫となっています。なお、3月17日も16日と同様のアイテムが欠品となる見込みです。
②「みやぎ生協のお見舞い活動」に参加のため、本日9時に長野を出発しました。
トラック1台に職員2名が乗り、トラックには、支援物資としてマスク、水、お米などを積み込み、みやぎ生協に向かいました。
(2)生活クラブ生協
首都圏での計画停電によりセットセンターでの商品セット作業が遅れ、その影響により入荷が遅れ、配送に支障が出ています。また、商品については、改善されてきているが、まだ欠品が生じています。
(3)上伊那医療生協
①3月14日東日本大震災対策本部を設置し、緊急に必要な支援物資の協力依頼を職員や組合員にしました。3月14日午後17時30分に第一次支援隊が仙台入りしました。第二次支援隊は、3月16日に3名が物資を乗せた車両にて出発します。第三次支援隊は、3月21日3名程度での出発を予定しています。
②「東日本大震災支援を考える緊急集会」を開催し、70名の職員が参加しました。支援隊として出発する職員からの決意表明や阪神・淡路大地震の支援活動に参加された職員や被災経験のある職員からの報告などがありました。
③病院の受付や各部署にてカンパ活動を進めています。
(4)信州大学生協
3月14日より全キャンパスの売店と一部食堂にて義援金の募集を開始しました。
卒業生への出資金返金の際に、募金に協力しやすいよう千円札などで返金し、募金の呼び掛けを行っています。義援金の目標額は100万円とのことです。
2.日本生協連の募金活動について
日本生協連が開設した口座への義援金額は、3月16日午後の時点で2,243,941円となっています。
3.日本生協連 山下俊史会長のメッセージ
今こそ助け合いの力を
2011年3月14日
日本生活協同組合連合会
会長 山下 俊史
○被災地の皆様へ
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、甚大な災害が発生しました。被災された地域の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。あわせて、救援活動のためご尽力されている関係各位の皆様に、深く敬意を表します。
未曾有の災害が発生した被災地では、励ましあい助けあって、困難に立ち向かっておられます。全国の生協は、困難な中での助けあいの心を共にし、被災地の皆様のくらしをたてなおすため全力を尽くしてまいります。
○全国の生協の組合員、役職員の皆様へ
被災地の生協は、施設に大きな被害を受けながらも、組合員・役職員一丸となって、水・食品・毛布等の提供や避難所の設置、炊き出しなど、被災者のくらしを支えるために連日懸命な努力を続けています。
全国の生協は支援物資や車両の提供、募金などにいち早く取り組んでいます。日本生協連は地震発生直後に対策本部を設置、直ちに救援物資の第1便を輸送開始しました。先遣チームがみやぎ生協の現地対策本部と合流し対策実施にあたっています。
今後も、全国各地の生協とともに、生活物資のお届け、燃料の提供、支援車両の運行、医療支援、共済金給付など、被災地支援を最優先として取り組みを続けていきます。
甚大な被害を受けた被災地のくらしと、これを支える生協の事業活動を立て直すのは容易ではなく、全国よりさらに強い支援が必要です。既に各地の生協では、被災者救援募金の取り組みが広がっており、日本生協連においても3月14日、募金口座を設置しました。
皆様の力強いご支援を引き続きお願い致します。