2023年12月14日(木)14時00分よりオンライン会議システムにて第4回介護福祉部会が開催され、長野医療生協、コープながの、東信医療生協、高齢者生協、事務局より6名が参加しました。部会に先立ち豊田部会長より開会あいさつがあり、その後議事の進行を行いました。
※議事に先立ち部会参加者全員が一堂に会するのと同等に充分な意見交換ができるかを相互に確認しました。
◆会議内容
事務局が報告を行い、内容を確認しました。
(1)VR認知症カフェ(体験研修会)の実施報告の交流
①高齢者生協 9回実施し、149名参加。職員は研修での体験を利用者さんとの対応の中で生かしていきたい。
組合員や地域包括、住民の方からは、とても反響が大きかった。参加者の満足度も高く、今後の開催希望もあ
りました。
②コープながの 8回実施し、33名参加。昨年実施できなかったプログラム(レビー小体型認知症、見当識障害
の体験)を実施。普段の利用者さんとの会話にも結び付けて、今後の仕事に活かせるとの感想もありました。
③東信医療 5回実施し、22名参加。レビー小体型認知症の体験はまるでホラー映画のような状況だ。当事者(女
性)のインタビューが大きな共感を得ました。実際には、大きな音や話し声で消えるなど実感が伝わりました。
④長野医療 17回実施し、62名参加。機会の操作や装着やVRの操作に手間取りました(高齢の組合員など)。運営委員(組合員)や医師も対象にしました。特に組合員からの評価は高くて、もっと早くこういう研修を知っていれば、介護での対応に役立ったとの声アリ。次年度の組合員活動や2年目看護師研修なども今後検討したい。
(2)行政との懇談機会について
懇談の内容や必要性について全体で協議を行いました。
来年度の介護報酬改定の準備が年度末に向けて大詰めになる。
長野県との懇談をするなら在宅介護やヘルパーを今後どう考えるか、意見を聞きたい。
今後、在宅介護に必要なヘルパーステーションを維持できるのかどうか?
(現状の共有、現状認識や意見交換を中心に懇談をしたい)
現在のヘルパーは60代後半から70代が中心。10年後の人材がいない。サ責が車の運転やスタッフの穴埋め。
事業として運営できない。淘汰される事業所が増える。在宅介護が成り立たない可能性が大きいとの危機感。
(3)福井県民生協への事前視察について
事務局より、次年度の県外視察の候補地として福井県民生協を考えており、事前の情報収集に2/8-9に行く。
現在、豊田部会長と事務局の中谷の2名。もう一名参加枠あり、希望者は事務局まで連絡することとしました。
福井県民生協は社会福祉法人や福祉の子会社もあり、幅広い活動をしているとの発言もありました。
3.会員交流
各会員生協より報告を受け、質疑応答及び意見交換を行いました。
4.その他、次回会議の確認
・次回の部会日程を2024年2月15日(木)14時~15時半(予定)