2023年9月25日(月)9時30分より、コープながの本部1階E会議室及びオンライン会議システムにより、2023年度第2回長野県生協災害対策協議会が開催されました。コープながの、生活クラブ生協長野、こくみん共済coop、長野医療生協、上伊那医療生協、セイコーエプソン生協、信州大学生協、長野県高齢者生協、パルシステム山梨の9会員生協にて構成し、当日は、5会員生協と県生協連事務局の7名が参加しました。
定刻になり、事務局が開会を宣言し、木下盛幸委員長(コープながの管理部部長)が議事を進行しました。
◆内容
(1)2023年度第1回災害対策協議会報告を文書報告にて行いました。
(2)各会員生協の災害対応マニュアルまたは事業継続計画(BCP)の書道行動の交流
〇こくみん共済coop 職員安否確認、加入者への給付対応や訪問活動を実施。
〇コープながの 震度6弱以上で対策本部設置と事業継続計画(BCP)発動。幹部や所属長は職場に集
合し、各職場で自衛消防隊の指導の下避難誘導などを行う。安否確認システムにて安否確認実施。
〇長野医療生協 災害、サイバー攻撃、感染症によりBCPを作成。震度5弱以上で対策本部設置。
30分以内に対策本部確立、被害状況の把握、被災地域に職員を派遣し、組合員の被災状況の把握。
〇生活クラブ生協 安否確認を実施する。被災状況や道路状況を確認し、班配達からポイント班配達への
切り替え準備を行い、組合員への連絡を実施後、ポイント班配達に切り替える。
〇パルシステム山梨 10月㏠より山梨 長野に名称変更。来年度より諏訪センター稼働。震度5弱で安否
確認を実施。(平時から年間4回実施している)震度6弱で対策本部設置。緊急車両の登録を基本トラッ
クは全車両(40台)を登録している。今後、長野でも登録をする予定。
※ここまで、木下委員長出席、以降事務局が進行
(3)大規模災害発生時に考えられる対応と意見交換~今後の図上訓練に向けて
〇前半は講演:資料に沿って、講師の古越武彦氏より講演をお聞きして学習をしました。
〇後半はワークショップ
<想定>過去に例を見ない大規模災害の発生後8日目。各生協の理事長・理事会は「被災者・被災地支援
を生協の組織を挙げて取り組む」との宣言を発出し、「被災者支援・災害関連死0(ゼロ)チーム」を立ち
上げました。この会議は全県の会員生協が連携して、被災者支援・災害関連死0(ゼロ)チームの緊急ミ
ーティングとの想定でワークショップを実施しました。
◆ワーク1:今後想定される課題は何か?
⇒衛生面、健康面、情報不足、被災家屋の片付け、避難所や在宅避難の環境改善、食事の改善など
◆ワーク2:課題から優先順位を考え、対策を考える「課題」の絞り込み
⇒健康面と食と栄養問題を選定
◆ワーク3:具体的な解決のためのアクションプランを考える。
⇒全部で30枚以上のアクションプランの付箋があつまりました。
全体の時間が少ない中で、3つのワークを通して、県内生協の連携や協働により被災者の災害関連死0(ゼ
ロ)を目指す取り組みは非常に多様な取り組みが考えられることが実感できたワークショップとなりまし
た。今回初めてい実施したワークショップでしたが、こういう訓練を平時に繰り返しておくことが、今後
想定される大規模災害への備えになるのだと感じました。また、最後に講師からの講評をいただき、生協
連には多様な生協が集まっており、それぞれの生協の強みや連携による被災者支援の力がとても大きいこ
とが明らかになった。この支援力は今後、行政や社協、その他の民間団体との連携によりさらに大きな力
として発揮することができる。そのための役割を発揮できるように長野県災害時支援ネットワーク(N―
NET)取り組んでいきますと締めくくられました。
5.その他
〇次回第3回の災害対策協議会は2024年3月8日を確認しました。 以 上