7月27日(木)13時00分から、「ワクワクする話し合いの場をつくる」ファシリテーション講座(応用編)がJA長野県ビル12D会議室(長野市)及びオンラインにてハイブリッド形式で開催されました。日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さんを講師にお招きして、県生協連主催で6月に実施したファシリテーション講座(基礎編)の応用編です。当日は3会員生協から講師、事務局を含めて約58名が参加しました。
大好評であった6月のファシリテーション講座(基礎編)に続く、応用編として開催しました。今回の講座は、目標(ゴール)を『ファシリテーションのスキルを深め、自分の現場でやってみる具体的なイメージができている』と確認をしてスタートしました。6月の基礎編を行い、その後、「実際にやってみてどうだったか?」を交流しました。基礎編を学んでさぁやってみよう!としても、なかなか思い通りに実践できない現実がありました。
後半には、「ファシリテーションを現場で活用しよう」というテーマで、45分間のグループワーク(以下GW)を行いました。5人一組になり、ファシリテータ―を一人決めて、話し合い実践のスタートです。前半で学んだことを全員で確認して実施しました。45分の実践後にそれぞれの議論や悩みなどを交流しました。
硬い会議になる、盛り上がらない、長くしゃべる上司をコントロールできないなどいろいろな課題があり、なかなか思い通りに実践ができない悩みが出されました。そこで、もう一度基本に戻って、その課題は、ファシリテーターの「主観による評価」ではないか、また話し合いの目的に向かっているか否かの視点で判断することなど、的確な指摘やアドバイスをいただきました。
ファシリテーションのマインドとしては主催者として【受けとめる・公平に接する・参加者を信じる】について、参加者としてできる『時間に遅れない/目的や役割を質問する/勇気をもって発言する/参加者の発言を受けとめる/参加者に質問をする/周りに目配りをする/最後に確認をするなど』を復習し確認しました。
グループワークでの話の内容も、お裾分けタイムで共有しました。その後、本日の講座を振り返り小グループでの共有を行い、全体で質疑応答を行いました。参加者それぞれが、今後実践するヒントを持ち帰ることができた講座となりました。主催者からは、9月6日にフォローアップ講座開催の案内があり、終了となりました。 3時間30分の学習会では5回のグループワークがあり、4人グループ、5人グループ、3人グループと変化もあり、椅子だけで話す場面や机を置いて話す場面など、この講座そものもがファシリテーションの実践の場になり、全員が体験できる講座になりました。
参加者からは「重い会議、話が長い、盛り上がらないなどは、すべて私の主観だと気づいた。共感する、聴く、褒める、相手に関心を持ち否定しない大事にしてみたい。ファシリテーションは組織を変える!すごいことだと思った。夫との関係まで良好になるなら・・・もっと学んでみたい(笑)。」「今年の講座は、様々な組織の方々と、多様な経験をお持ちの方と交流ができてとても新鮮です。(最後に中谷さんが言った成長の速度が速くなるという刺激を実感した。)新しい気づきや知識をたくさん得られ、とても密度の高い時間でした。・・・・」今回の応用編も参加者からの評価も高い学習会となりました。