長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

 長野県危機管理防災課と懇談しました!

  • 2024/06/28

4月25日(木)長野県庁西庁舎災害対策本部室(長野市)にて、県生協連が長野県危機管理部危機管理防災課と懇談をしました。危機管理防災課との懇談は毎年春に開催しています。この間、元日に発生した能登半島地震の被災地支援活動での緊急消防援助隊の食品の手配協力や長野県災害時支援ネットワークとの協働の活動など、多くの場面で連携・協力の機会が増えてきた中で、生活協同組合の取り組みや活動をご報告し相互理解を高めるために企画されました。

懇談会には長野県危機管理部より渡邉雅道危機管理防災課長、野本和弘企画幹兼課長補佐、小豆畑逸郎防災係長、高橋真美主任の4名が、県生協連からは関佳之専務と中谷隆秀事務局長が出席しました。冒頭、関専務より懇談開催の御礼と懇談の主旨をお伝えし、渡邉課長からのあいさつをいただき、関専務の進行で進めました。

県生協連からの報告では①県内の生協の紹介・市町村別世帯組織率、②県生協連災害対策協議会、③県内市町村との災害協定・見守り協定・見守り事例の紹介、④緊急時物資支援の協定に基づく物資手配の報告、⑤県総合防災訓練への参加、⑥長野県災害時支援ネットワークの活動報告などを行いました。

長野県危機管理防災課からは長野県が進めている『逃げ遅れゼロプロジェクトについて』として、令和6年度に予定している実施事業の説明があり、特に信州防災アプリの広報(情報リテラシー向上)、機能追加の説明、『ARで実現する防災意識改革事業』ではAR(拡張現実)の活用で浸水や火災を体験して「自分の身は自分で守る」意識の向上、『令和元年東日本台風災害から5年報告会』を長野市芸術館で10月12日に開催する、元日の能登半島地震を教訓とした『地震防災対策強化アクションプラン』の策定など説明いただき、特に広く県民に対する広報にかんする協力や、協同組合フェスティバルの機会での広報など、具体的な意見交換を行いました。

今後の長野県で将来の災害への備えとして、広く県民に発信していきたいこととして、備蓄の重要性、ローリングストックの具体例、家庭内での家具家電の転倒防止措置、耐震ブレーカーの広報など今からできる家庭内での防災減災の活動を、県民にどのように広く伝えていくのかなど行政としての課題や生協への期待を含めて話し合いを行いました。生協からの要望としては、緊急時の物資支援については、正式決定の前にできる限り早くご連絡をいただきたい旨、お伝えしました。物資の手配には数多くのプロセスがあり、少しでも早く情報を伝えて、準備にも相応の時間がかかることをお伝えして、ご協力をお願いしました。今後も、継続した情報交換を行い、相互理解を深め、連携・協働していくことを確認して実りの多い懇談会となりました。