9月21日(木)14時00分から、信州大学松本キャンパスにおいて、地域生協と大学生協との交流会が開催され、19名が参加しました。内訳は、コープながのからは3名の組合員LPAさんを含めて4名、生活クラブ生協長野から1名、信大生協からは7名の学生委員を含めて9名、長野大学からは1名の学生委員を含めて2名、コープ共済連2名、県生協連1名です。開会にあたり主催者を代表して県生協連の田島伸理事(信州大学生協専務理事)のあいさつがありました。
前半の部(30分)では、事務局より本日の交流会は「地域生協と大学生協の連携・協働の活動をより充実したものにするための相互理解と交流」を目的に開催した旨の説明がありました。次に、資料に沿って、コープながのからの報告があり、昨年からの取り組み状況を共有しました。
後半の部(90分)は、三つのグループに分かれて、ワークショップ形式で交流と意見交換を行いました。
ワーク1として、自己紹介と我が家の「お袋の味」、今の気持ちを共有しました。ワーク2では、仕送り額・アルバイト代・家賃について共有しながら交流しました。現在の学生生活の状況をイメージすることができました。ワーク3では、参加者のみなさんに事前に視聴してきていただいた昨年度のオンラインセミナーの動画についての感想や意見交流を行いました。「自分で知っておいた方が良いことがたくさんある」「こういう事を卒業前に知ることは大切」、「知りたいポイントを説明していた、時間の短さ、手軽さも重要」、「少しでも不安解消につながる」、「年金や投資のことをもっと知りたいと思った」、「今まで親に任せっぱなしだったと感じた」、「給与明細の説明で天引きのことが分かった」など、実際に視聴しての感想や受け止めを共有しました。ワーク4では、もっとこんな内容も、もっとこうしたら、もっと伝えるにはどうしたら良いか?をみんなで考えました。「持っている権利と責任の説明を」、「タテ型動画にする。詳しい説明はリンクを張る」、「資料の公開を希望する。ネットで調べても情報が多すぎて、宣伝も多くてわからない。新社会人向けにまとまった情報(資料)が欲しい。」、「卒業生向けだけじゃなく、進級生向けにも知らせて欲しい」、「もっと多くの人に参加してもらえる形にしてほしい」、「年金の話を入れるならライフイベントの説明もありかも」、「投資に関する内容は短時間では難しいのでは」、「社会保険の仕組み知りたい」、「保険のことも知りたい」、「年金のことが不安」、「社会人が一年間に支払う税金のシミュレーション」など、本当に沢山の意見やアイディアを交流しました。
参加者の感想としては、学生委員からは「社会人になるに当たって、まだ知らないことが沢山あるのだということが知れたとても良い機会だった」、「自分が不安に思っていることが共有でき、同じような悩みを聞いて少し安心した」、「1年生で知識不足を感じたが、刺激を得て、もっと知りたいと感じた」、「今日は自分の本音を吐露することができた。就職活動が始まり、漠然とした不安があった。自分の知らないことが多いということが不安の原因と感じた。こういう機会で社会人として大切な情報を得ることが重要なことと感じた」「大人の方の“学生にもっと大切なことを知らせたい”という気持ちが嬉しかった」。またLPAさんからは「学生さんはとても明るくて前向きで意見を多く出してくれて嬉しかった」、「若者に優しくない社会、漠然とした不安との言葉に、大人の責任を感じた」、「学生さんと直接話ができたことが一番良かった、絶対にセミナーを成功させたい」、生協職員からは「新社会人コースをどう広めるか」の前に、今日のように学生の話を聞く機会はすごく大切だと思う。学生の今を知り、本音を知り、不安を知ることが、我々の第1歩と感じた」などの声が出されました。本当にお互いにとってとても良い機会になりました。また、今後の連携・協働の活動への多くのヒントを共有することができた交流会になりました。