長野県生協連医療部会では11月21日(月)~22日(火)の2日間、県外視察が行われ、長野医療生協、東信医療生協、上伊那医療生協、事務局から10名が参加し、けいはん医療生協を視察しました。
初日、戸田伸夫理事長と村谷千恵子専務理事から、けいはん医療生協の歴史や組織概要をお聞きしました。その後、小寺峰志常務理事よりけいはん医療生協の「地域まるごとケア」について詳しくお聞きしました。けいはん医療生協の25年の歴史やいのちの章典を大切にし、“いざというときの安心”と“元気にくらしつづけたい”を大切に、「地域の中で普通に暮らすことができる」を目指し、“いのち・地域”をキーワードに活動を進めてきたこと。「元気に暮らす」とは「病気でも介護でも、前向きに生きていること」と捉え、組合員の活動と事業活動の連携が医療生協の大きな強みと考えてきたこと。また「事業種別から事業部(地域)単位のマネジメントへの転換」を2014年度から実践してきたことを詳しくお聞きすることができました。
その後、出あい・ふれあい・支えあいの会「あいちゃん」の事務局の藤井みち子さんから、「あいちゃん」の活動についてお話を聞きました。ボランティア活動は1997年3月から19年続いている活動が基礎となり、2011年の総代会で“3あい運動推進委員会”を立ち上げ、2012年5月に出あい・ふれあい・支えあいの会「あいちゃん」の発足に至る経過や、組合員からの苦情や要求の多くが介護保険でできないことから、誕生した活動であることなど教えてもらいました。いつも、何が求められているかを考え、利用会員のニーズを拾い上げ、支援会員やコーディネーターの確保を行い、会員確保や学習会の開催、交流会の開催を行い、実践している事例を、いのちの章典とも照らし合わせて、その意義や重要性、活動を価値を共有しているなど詳しく具体的にお聞きしました。
22日には、みい事業所・みいの郷やさつき事業所・ホームさつきなどを視察見学させていただき、二日間の視察を終えました。大変参考になる充実した視察となりました。