2018年1月26日(金)、ホテルメトロポリタン長野において、2017年度下期役職員研修会を開催し、会員生協や協同組合連絡会、長野県虹の会会員から37名が参加しました。
県生協連の牛澤高志専務理事の司会進行で始まり、冒頭、上田仁会長理事より主催者を代表して挨拶がありました。
最初の講演は、長野経済研究所調査部長の小澤吉則様より「長野県経済の現状と2018年の見通し~激動の世の中を生き残る「人を大切にする経営」~」と題して、お話いただきました。
ご講演の中で、新年の経済見通しや中長期的経済の見通しを話され2018年も好景気の継続が見込まれる中、2019年10月予定の消費税の10%へのアップや介護福祉業界をはじめ、人手不足の心配要因があると説明、今後の企業の成長力とは女性をはじめとした人材育成と人材活用が大切と話され、人を大切にした経営によりモチベーションを上げ、モチベーションの高い人材がファンを増やすと話されました。ファンづくりは今後10年、20年先の種をまく仕事でもあるとのことでした。
続いて、労働組合の役員や県労福協の理事のご経験もあるファイナンシャルプランナーの原泰彦様より「消費者の立場で資産運用のリスクとメリットを正しく理解する」と題して、生活者のための資産運用についてご講演をいただきました。
資産運用は特別な人のものではなく、すべての消費者が生活していくうえで関わるもので、無関係な人は一人もいないとお話を始められました。資産運用は目的をしっかりと考えることが大切で、目的達成のための手段が資産運用であること、その手段と手法の選び方、現在の税制・リスクとリターンの関係、リスク低減の方法など具体的な事例と数表からわかりやすくご説明いただきました。自分自身の価値観に正直に目的をもって行っていくことの大切さを学ぶことができました。
参加者からは、「わかりやすく楽しい講演でした。経済の見通しだけでなく、働き方改革も含めて、今後の経営に対しての提案があり、勉強になりました。」、「資産運用については、話がわかるのか?と心配でしたが、とても分かりやすいお話で、良く理解できました。」、「両方とも興味が持てる内容であったため、今後も継続してください」などの感想をいただきました。