6月28日(日)13時より南箕輪村村民センターホールにて上伊那医療生活協同組合第31回総代会が開催されました。
総代会では小林理事長の挨拶、清水病院長の挨拶に続き野口専務理事より各議案の提案が行われました。野口専務はこの中で憲法改悪阻止,TPP反対などに積極的に取り組んだこと、生協総合ケアセンターいな、病院の増改築、生協総合ケアセンターいいじまの3事業の立ち上げで大きな赤字可能性もあった中ほぼ予算通りの実績となった事、出資金は9142万円増加したものの組合員の死亡などによる脱退で純増金額は3364万円にとどまった事などが報告されました。また常勤医師の確保が喫緊の課題となっているとして組合員への協力呼びかけも行いました。
事業決算としては事業収益が前年比110%、予算比100.3%。経常利益は16,643千円の黒字を確保したものの特別損益で撤去費用などが嵩み当期純利益が13,807千円の赤字となった事などが報告されました。
2015年度は引き続き命と平和、健康と人権を守る取り組みを進めると共に3事業の本格稼働で地域の結びつきを更に強化する事、第5次長期計画論議を進めることなどが提案されました。
討論は1号議案、2号議案と3~6号議案に分かれて行い、約10名の総代から発言がありました。この発言の中ではパート職員や介護職員の待遇や今後の経営見通しについて、またより積極的にボランティアを活用する必要がある、常務理事の事業担当制導入の要望などがだされ、小林理事長、野口専務理事が丁寧に回答しました。
採決は定数180名、実出席150名、書面議決21名の参加が報告される中で行われ、全ての議案が賛成多数で採択されました。その後7号議案として「戦争をする国づくりを許さず、命輝く社会実現を目指す特別決議」が賛成多数で採択され、総代会は15時45分に終了しました。その後支部の表彰なども同じ会場で行われました。