長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)ノーベル平和賞授賞式参加報告会が開催されました

1月20日午後1時30より長野市長野教育会館3階ホールを会場に、藤森俊希さんによるICANノーベル平和賞受賞参加報告会が開催され約200名が参加しました。藤森さんの報告に先立ち、長野市篠ノ井を拠点に活動する歌声グループ「ザ・イスカンダル」によるミニ平和コンサートがありました。
藤森さんの報告が始まる前にはあらかじめ会場に用意された席では足りず、急遽イスを追加しましたが、それでも足りず、壁にもたれて聞く方、後方の扉越しに廊下で聞く方など超満員の会場になりました。
藤森さんは自らの被爆体験から語り始め、核兵器廃絶に向けた国内外の運動や、自らも国連で発言した核兵器禁止条約の経緯などについてパワーポイントを使いながら説明していきました。
12月のノーベル平和賞授賞式については現地での様子はもちろん、ノルウェイの政治状況から今回の平和賞がいかに意味のあるものであったか、また受賞式典に登壇したノーベル委員会の委員長、ICANの事務局長そして被曝者代表のサーロ節子さんが全員女性であったこと、核兵器禁止条約を進めたホワイト議長(コスタリカ国連大使)や同じく国連事務次長中満泉さんなど女性が中心になって核兵器廃絶の活動を進めていること等について語られました。
その後の意見交換でも会場から「参加を迷っていたが参加して本当によかった」、との意見や教育現場での課題、核兵器禁止条約発効の見通しなどについて活発な発言がありました。
長野県の推進連絡会代表世話人である窪島誠一郎氏(無言館館主)は無言館に来場した中学生の無言館での感想について触れながら子供たちの平和に関する感性について、清水まなぶ氏(シンガーソングライター)は県内すべての市町村で戦争体験の聞き取りを行い、本を作った体験にからめ核兵器廃絶に向けた活動の重要性について語られました。
推進連絡会からはニュースが会場で配布され、その内容について報告されました。その中で、署名は昨年12月時点で108,524筆となっている事、引き続き連絡会として署名集約を続けるがぜひ最新の報告をお願いしたいこと、家族や周りの方に署名の輪を広げてほしい事、連絡会としても「県内すべての市町村長が署名している状況」を維持するべく活動していく事、著名人にも署名を呼びかけ、今後宣伝物などで活用していく事などが話されました。
また推進連絡会の運営費用は寄付金によっていることから参加の皆さんに対して寄付金の呼びかけが行われ多くの参加者が応える姿がありました。