7月13日(月)13時よりホテルメトロポリタン長野(長野市)において、防災学習会を開催しました。6会員生協・3団体から49名が参加しました。
学習会では「長野県の新しい地震災害の被害想定を学ぶこと」と「地域の防災力をアップしよう」をテーマに、長野県危機管理防災課より、講師をお招きして開催いたしました。
一つめの講演では、「地震から命やくらし、大切な人を守るために、できること」と題して、長野県危機管理防災課の本田典史係長に最新の被害想定と減災対策などについてお話を伺いました。
二つめの講演では、「地域の防災力をアップしよう」と題して、長野県危機管理防災課防災係の小松剛主任に、県民意識調査が示す防災・減災の意識の低さや具体的な備えについてお話を伺いました。地域ぐるみの取り組みとして自主防災会の重要性にも触れられ、昨年の神城断層地震時の白馬村での事例では全半壊の被害が多かったにもかかわらず、奇跡的に死者が「0人」だった事例をお話しされました。日ごろからの防災マップ作りに始まり、要支援者の所在確認や救援担当まで決められている取組みには驚かされました。
最後にグループワークを行いました。テーマは「地域の防災活動が活性化しない理由」とし、グループ内で議論して、特性要因図を作成し発表し合いました。
小松主任は、防災の取り組みには終わりはありません。いつ何が起こる分からないものです。この学習会を契機に周りの人にも防災・減災の意識を広げていきましょう、と呼び掛けられました。