長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

長野県社協と包括的な協定締結!

  • 2022/04/02

3月29日(火)長野上水内教育会館会議室(長野市)において、長野県生活協同組合連合会と長野県社会福祉協議会との包括的な連携に関する協定書の調印式が行われ、協定が締結されました。

調印式は長野県社協の吉沢光規総務企画部長が司会進行を行い、出席者の紹介から始まりました。続いて、吉沢部長より今回の包括的な連携に関する協定に至った経過となぜ協定を締結するのか、協定締結によって何を目指すのかの報告がありました。背景・経過としては、少子高齢化の社会構造の変化や福祉・生活課題の多様化や複合化が進み、災害やコロナ禍での困窮者の増加と社会的孤立の顕在化の中で、課題解決に向けた分野を超えた様々な団体・組織との連携や協働の必要性が高まっています。その中で、災害支援や災ボラ支援を中心に継続した連携や協働の活動が継続して進められてきた中で、相互の強みと特徴を最大限に発揮するために、協定締結にたどり着いたとご説明いただきました。

また、今後の想定される連携・協働の内容としては、①地域において住民が取り組む生活課題解決のための活動での連携、②様々な困りごとを抱えた住民に対する相談支援での協働、③災害時における被災地及び被災者の復旧・復興の支援、④その他連携・協働が必要と思われる事項との報告がありました。その後、補足の説明として長野県生協連の中谷事務局長からは県内の生協の紹介や全国での生協と社協との協定締結が広く進められている中での、5年越しの活動の末の協定締結を、今後の新しい連携・協働のスタートとしていくとの発言がありました。

その後、藤原忠彦会長と太田栄一会長理事による署名式が行われ、両会長より一言ずつご挨拶をいただきました。県生協連の太田会長理事からは、今回の調印式はとても楽しみにしていた式であり、今後県内の会員生協と県内社協とのつながりをすすめるきっかけとなる、今後引き続きご支援をお願いしたいと述べられました。また県社協の藤原武彦会長からは、地域でのくらしの課題が複雑化・多様化している中での多様な団体との連携は必然的な形であり、今回の生協との協定は大きな意味がある。令和4年12月スタート予定の長野県あんしん未来創造センターの場も活用して、更に幅広い分野での連携を進めていきましょうと話され、相互に今後の情報共有やこれからの活動に期待を高める調印式となりました。