長野県協同組合連絡会では、今年も信州大学経済学部と協働で社会科学特別講座「協同組合と地域・社会課題」を開設しました。7月23日には、ガイダンスと2つの講義があり、受講生や連絡会構成団体の傍聴者、20人余りが参加しました。
講座開催にあたり、担当の金早雪(キム・チョソル)教授からガイダンスがあり、生協総研の栗本昭理事から「世界の協同組合の歴史と最近の動向」と題して、「世界の協同組合の歴史」「協同組合原則の内容と意義」「世界の協同組合の最近の動向」「国際協同組合年とブループリント」「これからの協同組合に期待されること」などについて、ご自身の研究や海外での見聞を含めて、わかりやすく解説いただきました。
また、JA長野中央会協同活動推進部の丸山剛部長から「協同組合の歴史・特徴とJA~日本の農村協同組織(組合)の歴史と今日的課題」と題して、江戸時代にさかのぼる日本の農村協同組織の歴史から今日のJAに至る変遷、協同組合の原点とこれからのJA運動について豊富な見識をご提供いただきました。
講座は、この後、8月6日から9日まで教室での講義と各種の協同組合の視察体験が行われます。生協連では、7日に上伊那医療生協及びコープながのの関連施設の視察を予定しています。