長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

長野県協同組合連絡会が「長野県協同組合シンポジウム」を開催しました。

シンポジウムの会場の様子

中川雄一郎教授の後援

池田洋子理事長の報告

7月6日(月)JAアクティーホール(長野市)において、~協同組合の事業と運動の根幹を学ぶ~をテーマに「長野県協同組合シンポジウム」が開催されました。長野県協同組合連絡会の構成団体の組合員や役職員はじめ200人が出席し、県生協連からは、会員生協の組合員や役職員約30名が出席しました。

冒頭、企業組合労協ながのの青木健代表理事の開会挨拶に続いて、当連絡会副会長で長野県農業協同組合中央会・各連合会の大槻憲雄会長が主催者挨拶を行いました。 基調講演では、明治大学教授で日本協同組合学会元会長の中川雄一郎氏が『協同組合は「未来の創造者」になれるか』と題して、協同組合デーの歴史から始まり、レイドロー報告やICAブループリントの意味、シチズンシップや参加の理論と意味について学びました。

事例報告では、NPO法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんの代表理事理事長である池田陽子氏より『皆の願いを実現する地域協同の取り組み』と題して報告をいただきました。池田理事長が作詞をされた「あしたへのあんしん」という曲に合わせての体操で始まり、組合員の生活実態や要望から生まれた活動が、どんどんと広がり活発になり現在の形になった経過をお聞きしました。学習と実践を通して意識の醸成を図り、食と農の価値観を共有しながら活動を進めてきたことや、誰もが利用できる居場所づくりとして地域の27カ所に「あんしん広場」(月1回開催)や「活き活き塾」での学習と実践から人材発見・人材育成を継続してきたことなどを報告され、今後の活動の抱負をお聞きしました。

最後に、第93回国際協同組合デー・第45回長野県協同組合連絡会宣言(案)をJA共済連の関谷さゆり総務課長が朗読し、満場の拍手で採択され、続いて、長野県森林組合連合会の滝澤栄智専務理事が閉会の挨拶を行いました。