長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

職員交流集会を開催しました!

  • 2023/07/29

会場の様子

講師の日生協の原田恵実氏

7月13日(木)に2023年度長野県生協連主催の職員交流集会が「生活協同組合の歴史、アイデンティティ、SDGsについて学び、未来について語り合おう」をテーマに開催されました。当日は6会員生協から13名が参加し、事務局を含めて17名で行われました。

太田会長理事の開会挨拶に続き、日本生協連渉外広報本部の原田恵実氏を講師に「SDGsと生協について」のテーマでご講演をいただきました。講演の中では、SDGsとは?、くらしの変化✕持続可能な社会の実現であり、未来世代への責任でもあると話されました。現在の日本の達成状況や生協の現状と課題について説明いただきました。生協の2030ビジョンや事業はSDGsの目標達成と大きく密接にかかわりがあること、生協の各分野の事業活動はほとんどがSDGsの17の目標のどれかと重なっており、世界の共通言語であるSDGsの目標達成のためにも非常に大切な意味を持つことを改めてみんなで確認できました。

前半の講演の後、ケーキセットでのティータイムを挟み、後半は「SDGsの枠組みから協同組合の可能性を考える」のテーマでグループワークを行いました。3つのグループでまず個人作業として自生協で取り組んでいることを3つ付箋に記入して、SDGsの目標と関連付けて模造紙に貼る。その後、記入した付箋をチーム内で共有する。次のステップではチームメンバーの生協の取り組みを聞いて、他のチームにも伝えたい、自生協でも取り入れたり、連携したりしたいと思えるものをチーム内でまとめました。3チームからそれぞれ協議した内容を発表して全体で共有しました。全体共有をした後で、各チーム内で他チームの発表内容も含めてどんな思いを持ったか?これからやってみたい事は何か?などを最後に話し合いました。

最後に日本協同組合連携機構(JCA)が作成した『協同組合のアイデンティティに関するICA声明について考える』(16分)の動画視聴を行い、説明を受けました。 参加者からは、「SDGsについて知っているようで案外わかっていないことがたくさんあるなと認識しました。相乗効果がある、目指していくという点に関しては目標どうしでも可能ですが、各生協同士でもトライしてみても面白いのではないかと思いました」、「大学生協としてSDGsと関連付けて考える良い機会となりました。日本の達成率の低さを知り、個人や生協として目指すべき世界像への貢献をできればと感じました」など、後半のグループワークについては、「生活協同組合同士、資源や食の問題でともに行動できる事は多くあると思います。自身の生協活動にとらわれず、広い視野で課題解決に向けた行動ができればと思い、良い刺激を受けました」、「幅広い取り組み事例を共有することで、改めて自分の組織の良い所や他の組織の良い所に気づくことができました。仕事内容は異なりますが、協力・協働できることは多くあるのだと、これからの可能性を強く感じました」、「ジビエメニューの取り組みや地域見守り活動などの他生協での事例、組合員貢献が特に印象的でした」など、それぞれの参加者にとって自分の仕事を振り返りSDGsとの関連を考える良い機会になった交流集会でした。