7月18日(火)に長野県協同組合連絡会が主催する信州まるごと健康チャレンジ2023キックオフ学習会が「いつでも、どんな時でも、おいしく健康的な食卓づくりにチャレンジ」をテーマに開催されました。当日は12の構成団体から講師や運営スタッフも含めて70名の参加がありました。
長野県協同組合連絡会の太田会長理事(県生協連会長)の開会挨拶に続き、長野県立大学食健康学科の稲山貴代教授より講義を受けました。最初にこの学習会のねらいについて「災害時を含めて、いつでもどんなときでもおいしく健康な食卓で元気と笑顔を作る、そのための見方、考え方、実践の仕方を学ぶための学習会です」と話されました。まずバランスの良い食事とその意味を知ることが重要で、主食・主菜・副菜・牛乳乳製品・果物を意識した食事を1日2回はとることを意識する。食事バランスガイドにそった食習慣の人ほど死亡率が下がるデータもあり、実証されている。食品表示の見方や決まりを知ること。これからの食卓を考える健康づくりは生活戦略と政治への戦略が大事ですと話されました。
後半は稲山ゼミ4年生の早勢若菜さんの進行で二つの演習をグループで行いました。演習1では、市販食品を活用して自分自身の食品選択を確認しました。テーブルに並べてある食品写真カードを選んで自分の一食の食事を作りカロリーとタンパク質量を計算してみる。そして自分自身の必要カロリーとタンパク質量と比較してみました。普段の食事量で大丈夫なのかが分かりました。
休憩をはさんで演習2では、グループ作業で高齢女性かおじいちゃんになって、災害時でも健康でおいしい食卓を作るワークをしました。食材はすべて長期保存ができる自宅の食品庫にありそうなものから選んで一食を作ります。最後には、各班でどうしてそのメニューにしたのか、どんなところがポイントかを発表しました。それぞれの班が想定した人物の気持ちに寄り添って特徴のあるメニューを作っていました。
参加者からは、非常に良かったの声が大きく、こんご周囲の人にも広げていきたいなどの声も聞かれました。