長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

第50回長野県消費者大会開催!

  • 2021/02/03

第50回長野県消費者大会のオンライン会場

長野県消団連 鵜飼照喜会長のあいさつ

フードバンク信州副理事長 美谷島越子氏の報告

11月27日(金)、長野市内の会場にて「第50回長野県消費者大会」が、「『ウィズコロナ』と新しい絆(きずな)づくり」をテーマに、オンラインにて開催され、107名がアクセス、県下各地にて多くの皆様にご参加(視聴)頂きました。

冒頭、鵜飼照喜会長より主催者挨拶があり、コロナ禍での社会の歪や身近にある困難の解消に取り組む各団体の活動とその目指すものを共有し私たちの課題を探る場としてほしいとのお話がありました。

第50回長野県消費者大会では4人の報告者をお迎えして開催しました。NPO法人「フードバンク信州」副理事長の美谷島越子さんからは、「フードバンクと食の安心・循環のネットワーク」と題して、フードバンクの日常の取り組みやコロナ禍で緊急支援を必要としている人が増加している現状、フードバンクの取り組みを支えるネットワークの大切さ、これからの循環型社会システムへの提案などのお話をいただきました。

長野県社会福祉協議会の山﨑博之さんからは、「緊急就労支援事業でつくるあんしん未来」と題して、コロナ禍での失業者等幅広い要支援者に対して、就労支援を行い、雇用主には2か月間の賃金の2/3の助成を行い、実際就労につながった具体的な事例を報告いただきました。特にコロナによる特例貸付事業を緊急就労支援とセットで取り組む意義を強調され、多くの方々の就職につながっている現状と多様な分野の組織団体や企業との協働で進めて来た意味をお話いただきました。

長野医療生協理事の山本佳道さんからは、「地域医療の現場から」と題して、コロナ禍での取り組みをご報告いただきました。コロナ発生から第一に働く職員の安全を最優先とし、地域住民の受療兼を守り抜くことを大切にしてきたことを話されました。働く職員へのアンケート調査や面談を実施しながら、現場を支える取り組みを感謝さん、地域住民や組合員とともに進めて来た苦労、課題をリアルにお話いただきました。

最後にNPO法人健康サポートまごの手の代表の斎藤恵理子さんから、「シトラスリボン運動の取り組み」と題して、愛媛県で始まったシトラスリボンプロジェクトの取り組みの経過や日本赤十字社長野県支部の「新型コロナウイルスの三つの顔を知ろう」の動画を使って新型コロナの3つの感染症について説明いただき、その中での「不安や恐れ」から生まれる「嫌悪・差別・偏見」を乗り越えるシトラスリボンの取り組みの大切さや県内各地での実践報告をお話いただきました。

長野県消団連副会長の徳嵩淳子(コープながの理事)より御礼とまとめの挨拶を行い閉会としました。

長野県社会福祉協議会 山﨑博之氏の報告
長野医療生活協同組合 山本佳道氏の報告
NPO法人健康サポートまごの手 代表斎藤恵理子氏の報告