長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

監事・理事研修会を開催!

  • 2023/07/29

会場の様子

講師の日生協法務部監事監査支援担当の井藤康治氏

グループ交流

7月11日(火)13時00分からホテルメトロポリタン長野の3階飯縄の間(長野市)において、監事・理事研修会が開催されました。講師には日本生活協同組合連合会渉外広報本部法務部監事監査支援担当の井藤康治氏をお迎えして、4会員生協と事務局を含めて14名が参加しました。

今回の研修会は監事監査について1から学びたい人を対象に、生協法に規定されている監事の職務及び権限などについて理解し、監事監査の基本事項を学ぶ研修会として開催し、監事監査の全般(職務、権限、義務、基本スタンス)を学ぶ内容です。

前半は2時間の講義です。1.監事の職務の基本(生協法を意識して)、2.業務監査の基本、3.会計監査の基本、4.監査報告書の作成、5.関連資料の紹介の内容です。2007年に約60年ぶりの生協法の改正により、生協の機関運営の強化と明確化が図られ、その中で監事は理事の職務執行を監査する機関として位置づけられています。監事としての基本的な義務について、監事の善管注意義務について、監事監査の目的について話されました。

 業務監査では、理事が善管注意義務を尽くして職務執行しているか、及び法令・定款・総代会決議を順守して職務執行しているかが監査の対象です。監査報告に求められる記載事項や業務監査の内容の説明がありました。

 また理事会などの重要な会議への出席に関しては、出席する前の調査、会議の場における監査、理事会後の調査の説明があり、監査体制の整備や理事や職員から報告受領などが重要であることなどの話がありました。

 会計監査の基本では、まず監事の会計監査の目的の説明があり、理事が作成する報告書の信頼性を担保するものとして、監事の監査があり、独立した監事の監査を受けた報告書だから総代も承認してよいかどうかの判断材料になると説明されました。監事の監査について1年間の流れの説明があり、監査計画と監査報告書の作成についての説明がありました。

 参加者の声としては、「監事の役割の全体が理解できた」、「監事の基本的な役割、やるべきことが学べました。重要でやりがいのあるポジション、仕組みだと思いました。グループ交流でも他生協の取り組みを知ることができて有意義でした」、「生協法の振り返りができて良かった」、「新任の頃に同じような内容の学習をして、あまり理解できなかったのですが、今回の講演をお聞きして、だいぶ理解できたのが嬉しかった」、「監査方法をわかりやすくお話いただけて良かった」、「監査の業務、責任などよく理解でき、頭の整理が少しできた」、「理事にも学んでほしい」などが出された。