2021年8月20日(金)に2021年度長野県生協連主催の理事長・専務理事懇談会がオンラインで開催され、10会員生協と理事、事務局、講演講師も含めて25名の参加で開催されました。
2年ぶりの開催となった理事長・専務理事懇談会は、冒頭太田栄一会長理事の開会挨拶で始まりました。
学習講演会では長野県社会福祉協議会より竹内善彦常務理事と吉沢光規総務企画部長より「社会福祉協議会の活動と連携・協働の推進について」と題して60分間のご講演をいただきました。社会福祉協議会は戦後、社会福祉活動強化のために作られた民間団体で、すべての市区町村、都道府県、全国で組織され、それぞれが独立した運営をしています。令和3年度事業計画「みんなで取り組む 地域共生・信州」の目標を掲げ、事業計画の紹介をされ、特にコロナ禍で、生活就労支援センター「まいさぽ」での相談や貸付の業務が通常の100倍、年間2万件に増えているなどのお話もありました。また、任意事業としては食料緊急支援のための「フードバンク事業」、就労支援の「信州あんしんセーフティネット事業」、保証(入居・身元)の「長野県あんしん創造ねっと」、コロナ禍での「緊急種労支援事業」などの紹介もありました。被災者支援の取り組みでは長野県災害時支援ネットワークの活動の紹介もあり、令和元年東日本台風災害での生協とも連携協働の活動のお話がありました。今後の生協と社協との更なる連携・協働の推進に向けては、「災害時にできたつながりを平時からの取り組みに」、「本業を生かした連携を」、「新たな資源開発による狭間の課題解決へ」と3つの提案があり、今後の連携協働について大変熱いメッセージをいただきました。
休憩後、会員生協の報告と交流が行われました。信州大学生協の関根専務からコロナ禍での事業状況や新入生などの学生の状況の報告があり、今後コロナ後の学生生活のサポートも大きな課題になるとのお話がありました。今年加入されたパフシステム山梨の志村専務からは組織紹介と山梨県内で取り組んで来られた活動紹介がありました。長野医療生協の本荘専務からは60周年になる生協の歴史とコロナ禍での事業活動状況、コロナ対応の状況などご報告いただきました。コープながのの丸山専務からは災害支援活動、コロナ禍での組合員とのつながりづくりの活動、平和活動でのマツシロ地下壕ガイドやSDGsの講師依頼などの紹介がありました。
画面越しにはなりましたが、久しぶりに顔を合わせることができた今回の懇談会では、特に昨年春以降のコロナ禍での活動の悩み、運営の苦労、事業活動の対応などの苦労をお互いに交流する貴重な機会となりました。最後に関根明副会長の閉会の挨拶があり、懇談会は終了となりました。