9月6日(水)13時00分から、「ワクワクする話し合いの場をつくる」ファシリテーション講座(フォローアップ編)がJA長野県ビル12B会議室(長野市)とオンラインにて開催されました。日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まり子さんを講師にお招きして、県生協連主催で6月に基礎編を、7月に応用編を実施したファシリテーション講座のフォローアップ編です。当日は会場参加21名、オンライン参加18名、講師と事務局を合わせて44名が参加しました。
今回の講座は、目標(ゴール)を『ファシリテーションを実践した時の課題を共有して、参加者同士の知恵を出し合って解決の方法と見つけ出し、その方法をやってみたくなるイメージができている』と設定して開催しました。
最初に6月の基礎編、7月の応用編を振り返りました。ファシリテーションとは何か?ファシリテーションのスキルとマインド、本番の準備と進め方、チェックインとチェックアウトなどを復習しました。
1回目のグループワークで「実践を振り返る」を行い、参加者がファシリテーションを実践した成果や課題、難しかったことを出し合いました。グループワーク後には、全体で会場参加者もオンライン参加者も一緒に共有しました。
2回目のグループワークでは「実践してみて難しかった」、「やってみることができなかった」ファシリテーション」の解決策を話し合いました。各グループでファシリテーター役、可視化(記録)役、タイムキーパー役などの役割分担を事前に決めて、30分間話し合いました。グループワーク後には、全体で共有しました。各グループから発表し共有しました。『沈黙になった時の対応として「待つ」こと、応えやすい質問に置き換える、一人で考える時間を作り後で発表してもらうなど。』、『活発な話し合いにならない時、やっぱり準備が大事だ、目的の共有、関係資料や情報の収集、スケジュールを考えるなど』、『意見を出しやすい雰囲気づくりとは、チェックインでコミュニケーションをとる。会場づくり(参加者の距離)、付箋の活用で意見を出し合う。事前準備、議題の確認と共有』、『議題が多く時間内に終わらない時どうする?チェックインで話しやすくする、リアクションを大きくして話しやすい雰囲気を作るなど』、『話が長い人(上司等)をどうする?事前に上司にも時間配分を知らせておく、予定よりも5分押してますが・・・を全体に伝える』『沈黙が怖い時どうする?笑いをとる、発言のハードルを下げる発言をする、意見を言いたそうな人を見つける』など、いろいろな解決方法をみんなで考えました。最後のチェックアウトとして、任意の3人グループで、本日の講座の感想を共有しました。
参加者の感想を紹介します。『3回とも、研修を受けた後に「今度の会議で勇気を出してやってみよう」と思える研修でした。1回目の研修直後の会議で実際に挑戦して失敗してしまいましたが、その反省と、2回目の研修で学んだことを活かして再チャレンジし、その日の会議はゴールにたどり着くことが出来ました。今日の研修ではさらに具体的に使える手法をたくさん学ぶことが出来ました。この研修に参加させていただいて本当に良かったです。ありがとうございました。』、『3回の講義を通してファシリテーションは単なるテクニックだけでなく、コミュニケーションを行う上でのマインド・心構えであることを痛感しました。』などの声が寄せられ、とても充実した時間となりました。
基礎編と応用編同様、フォローアップ編も参加者の評価の高い学習会となりました。