長野県内の生協のさまざまな活動・事業を紹介します。

活動報告

オンライン会議スキルアップ講座報告!

  • 2023/07/26

2月20日(月)に長野県生協連主催のオンライン会議スキルアップ講座(ファシリテーション講座)を開催しました。青木将幸氏(青木将幸ファシリテーション事務所代表)講師にお招きして、4会員生協から講師を含めて45名の参加がありました。

冒頭、「オンライン会議の難しさ」は「何を考えているのかわからない」ことで、その解決策は、画面の中でリアクションをしてもらうことですと。リアクションをしてもらう方法はいろいろあって、「五本指での体調チェック」「リアクションボタン」「チャット記入」などを紹介されました。参加人数が多い時には「全員にチャットに記入してもらう方法」が良い。一人ずつ話すよりあっという間に全員の意見を聞くことができる。

チャット記入の練習として「好物は何?」に全員で回答をチャットに書き込みました。次に、オンライン会議で困っていることを全員にチャット記入してもらい、その困りごとを一つずつ答えていただきました。

『資料共有の仕方』⇒共有したい資料を事前に開いておく、『話すタイミングがわからない、発言の振り方がわからない』⇒名前を呼んであげること、『意見が出ない時の方法』⇒ブレイクアウトルームを活用して10分後に各グループで3つアイディアを発表してください、などいろいろな方法を学びました。またファシリテーションの準備で大切なこととしては、『問いを立てる』こと。事前に問いを準備しておくことが大切で、話し合いの始まりの問いには、全員が答えられる「問い」で、「正解がない問い」が良いとのこと。例えば、今日初めに行った「あなたの好物は何ですか?」とか。

『発言の長い人をどう切るか?』の方法としては、チャットに「現在時刻を入力する」方法や、あらかじめルールを決めておく。(例えば、赤色のものがカメラに移されると発言をまとめる、など)また、いろいろなメッセージカードの紹介もあり、「わかる~/わからん?/大賛成!/なるほど~/残り時間が気になります/ただいまみごとに脱線中/タイムオーバー/時間は気にせずどうぞ/みんなの声がききたいな/発言してもいいですか?/ミュートにしてね/チャットに書いて/ミュート解除を/ビデオをONに/質問・発言どうぞ!/今日決まったこと確認しましょ/そろそろまとめタイム/・・・・」いろいろなカードをA6版で作っておき、会議中にカメラにかざすことで会議を盛り上げたり、軌道修正したりできるこのこと。

最後には発言を可視化する方法としてスプレッドシートを活用してのグループ討議をしました。論議のテーマも6つの中から自分が話したいテーマを選択してグループを選ぶ方法で、ブレイクアウトルームに分かれて話し合うのだけれど、各グループがそれぞれスプレッドシートに発言内容を入力することで、他のグループの人も他のグループの発言内容を見ることができ、後で全体を一覧で共有することができることを体験しました。

参加者の感想としては「楽しく受講させていただきました。オンラインでも人とのコミュニケーションはとても大事で、反応を豊かめにするとか、話が長い時など、ネガティブなことほどユーモラスにお伝えするなど、実践例も含めとても勉強になりました。 zoomの基本、画面共有とかホワイトボードとか、いまさら聞けないようなことも実際にみんなでやってみることができ、実践でも使えそうだなと、ちょっと勇気が湧きました。」など、とっても楽しくてアッという間の3時間でした。