■日 時 2025年9月1日(月) 9:59~11:17
■場 所 長野県婦人会館1階会議室(長野市)
■参加者 鵜飼照喜(会長 信州大学名誉教授)、※小日向茂(代理出席:小松氏)( 副会長 連合長野)、新井あゆみ(副会長 コープながの)、藤綱みどり(幹事 県労連)、※今井正子(代理出席:山浦氏)(幹事 県連合婦人会)、中村賢二(幹事 県労福協)、喜多英之(幹事 労組会議)、堰免久美(幹事 新婦人)、塚田孝雄(幹事 農民連)、土屋信一(事務局長 生協連)、
監事:※中村雅代(アイ女性会議)、※風間拓也(電機連合)
事務局:※中谷隆秀・窪田明宏(生協連)、大島好恵(コープながの) (※印:欠席者)
■幹事会 内容
定刻になり土屋事務局長が開会を宣言し、鵜飼照喜会長があいさつを行いました。幹事会に先立って長野県産業労働部労働雇用課の中嶋氏と内山氏の出席のもと「カスタマーハラスメントを許さない趣旨」の共同宣言(案)を行う主体への消団連参画の申し入れがあり、以下概要の説明と質疑がありました。
① 長野県カスタマーハラスメントに関わるこれまでの経過について説明がありました。
② 長野県カスタマーハラスメント実態調査結果概要について説明がありました。
③ 国の動き(法改正)について説明がありました。
④ 長野県の今後の取組(案)について説明があありました。
⑤ 長野県におけるカスタマーハラスメント対策共同宣言(イメージ)について説明がありました。
⑥ カスハラ対策共同宣言に向けたスケジュール(案)について説明がありました。
上記①~⑥の説明について質疑応答を行い、以下の意見が出されました。
〈質問〉
〇カスハラをしている人には、それがカスハラであるという認識がないからその行為を行っています。どのような行為がカスハラとして抵触するか、具体例を挙げてほしいです。
⇒ カスハラについて、これは良いがこれは駄目と言えるものがありません。まずは社会全体の意識や雰囲気を高める取り組みとして、行政・労働者(長野県連合会)・使用者(県経営者協会・県商工会議所連合会等)・消費者(消団連)・その他(弁護士会・社会保険労務士会)などが協力して共同宣言に取組んでいきたいと考えています。
〇人の価値観の違いにより、同じサービス(対応)がされていても、出されるクレームも異なります。クレームの内容もわからないのに、行政はどのような啓発活動を進めるのですか。
⇒ 広報ツールによる周知と啓発や労働教育講座の実施、共同宣言も含めて即効性があるとは言えませんが、まずは様々な取り組みを積み重ねていくことだと考えています。
〇小中学校の教員へのモンスターペアレンツに対する対策について教えてほしいです。
⇒ 教育現場は範疇の外のため、お答えできかねます。
〈意見〉
〇正当性があるか否かの線引きは、業種ごとや業態ごとに異なり、難しい問題だと思います。行政としても難しい課題であると思いますが、この機会に取り組んでほしいです。
〇消費者の権限として「意見が言える」ということは大切であり、それを宣言文の中にどう表現していくのか検討してほしいです。
〇組織の規模による違いなどから、学習・知識・サービス対応に差がでないように、行政としてサポートしていってほしいです。
〇宣言だけが先行するのではなく、その後の具体的な活動内容をもう少し具体化してほしいです。
質疑、応答を通して、「長野県消費者団体連絡協議会」として参画することを確認しました。
今後の連携会議出席について以下の予定で行われることを、全員で確認しました。
9月16日(火)第1回連携会議(実務者レベル)に小日向茂副会長(連合長野)が出席します(※陪席として)。
10月30日(木)第2回連携会議(トップレベル)に鵜飼照喜会長が出席します。
長野県産業労働部労働雇用課からの説明と質疑終了後、鵜飼照喜会長が第5回幹事会の議長となり、議事を進行しました。
1. 協議事項
(1)公正取引委員会主催 長野地区における有職者との懇談会への派遣について
土屋事務局長より、「公正取引委員会主催長野地区における有職者との懇談会への派遣について」 提案があり協議を行いました。協議の結果、提案通り令和7年度 長野市で開催する「公正取引委員会主催 長野地区における有職者との懇談会」へ、消団連として鵜飼会長を派遣することを確認しました。
開催日は12月3日(水)14:00~15:30 長野市生涯学習センター(予定)。
(2)第55回長野県消費者大会概要について
第55回長野県消費者大会の概要について提案があり協議を行いました。協議の結果、企画の概要を確認しました。また、各構成団体へ第55回長野県消費者大会チラシの集約を行いました。
各構成団体の参加者目標は、昨年の参加者数をもとに参加者目標を決め、全員で確認しました。
併せて、今年度は長野県人権尊重社会づくり県民支援事業補助金の交付が決定したことが報告されまし
た。
次回幹事会で、第55回消費者大会当日運営の役割等を確認することとしました。
(3)2025年度第17回市町村消費者行政アンケートまとめについて
窪田事務局より、「2025年度第17回市町村消費者行政アンケートの結果概要とポイントについて報告がさ
れました。
上記のアンケートに基づき、各地区での消費者行政懇談会を実施することを確認しました。懇談会の日程については、次回幹事会で報告することとしました。
鵜飼会長より、各幹事の皆様に懇談会へ都合をつけてて出席いただくよう要請がありました。
(4)県消団連会長候補専任に向けた専門委員会の設置について
土屋事務局長より、「県消団連会長候補専任に向けた専門委員会の設置」について提案があり協議を行いました。協議の結果、提案通り専門委員会の設置の確認をしました。
第1回専門委員会は、本幹事会終了後に行うこととし、協議事項として委員長の互選と専門委員会の獲得目標について協議することとしました。
2. 報告事項
(1)2025年度第4回幹事会まとめ
(2)長野県環境審議会廃棄物専門委員委嘱について
第2回幹事会で確認された「長野県環境審議会廃棄物専門委員委嘱」について、県からの通知書の報 告がありました。
(3)長野県地方薬事審議会委員の委嘱について
第3回幹事会で確認された「長野県地方薬事審議会委員の委嘱」について、県からの通知書の報告があ
りました。
3. 情報提供
(1) 全国消団連ニュース速報他
(2) 各団体からの情報提供
4.次回以降の日程
次回の幹事会は、2025年10月6日(月)10:30~12:00を確認しました。